7月に公演させていただきました、HIH国際塾での動画を御紹介致します。

HIH国際塾よりご依頼頂き、7月に行いました公開演武と講義の様子を御紹介します。

この動画を見れば、日本刀のことや士(さむらい)のことがよくおわかりいただけるかと思います。

56分程の動画になりますが、どうぞ始めから最後まで御覧ください。

特に『士』と『侍』の違いや、当時の武士がどのようにして戦っていたのか等、今広く誤認されている常識が覆るかと思います。

下記画像をクリックすると動画をご覧になれます。

短刀 (菊紋)河内守源廣信

8/18に開催した第一回「刀剣取扱作法講習会並びに刀剣鑑賞会」にご参加下さった方からのお手紙

8月18日(日)に刀心大阪にて開催致しました、第一回「刀剣取扱作法講習会並びに刀剣鑑賞会」にご参加下さった方からのお手紙を御紹介させていただきます。
とても嬉しいご感想を書き綴って下さいました。私を含め、スタッフ一同励みになります。ありがとうございます。

 

 

美術刀剣 刀心 町井さま 皆様

ご多忙中失礼致します。
本日、講習会に参加させて頂きましたAと申します。
本日は誠に有難うございました。
町井先生の全てに理由をつけて教えてくださるご教示、丁寧な図解や一つ一つのお言葉、皆様のご経験に基づくお話、拝見・触れさせて頂いた個性豊かな刀剣から、今まで知らなかった多くの事柄を学ばせて頂きました。
手入作法講習用にご用意頂いた脇指は、こんなにも鞘からの抜き差し、柄の脱着が固い白鞘があること、洋鉄故の整った様子を体現する姿、その装いで彫られた銘と、数々の衝撃を受けた一振りになりました。
波平行安の「実戦刀の姿」も圧巻でした。映りの棟側の強度を上げているという機能の一助も伺えたように感じます。今後は傷を見たら周辺も注意深く観察してみようと思います。
直秀は帽子の中の刃文が白熱灯にかざさなくても判然と見えること、そしてよく研がれた刀を触れるというかけがえの無い体験をさせて頂きましたこと、感動しました。
それらを拝見した後の島田義助で、肌立つ地鉄に沸立つ刃文と、相州伝の介在物あり玉鋼の特徴を実感できた気がします。個人的に相州伝の肌が好きなので、拝見できて嬉しい気持ちもありました。
鎌倉・末相州・江戸・洋鉄の肌目を一挙に比較できた経験も印象に残りました。「介在物が少なくなる、なくなること」でどのような変化が起きるかの一端を体感させて頂けました。
私の愛刀の目釘に関しまして、ご査収並びにご指導を頂き誠に有難うございました。
ズレていた故の硬さ、そのズレを直す方法をご教示頂けて本当に助かり、勉強になりました。
お陰様で、帰宅後に目釘を抜き、茎を見ること、および刀身全体の手入れ、そしてその後、元通りに戻す(組む)工程を行うことができました。
本当に有難うございます。
この一振りは(鞘の抜き差しや柄の脱着に)力を込める必要はございませんでしたが、ご教示頂きました抜き方も実践してみました。また、ついに茎の手入れができたので、手に付着した油での手入れも行ってみました。
ついに茎と、根本の刃文や肌を見られて感無量でした。銘に裏の腰樋痕、根本の小さな金筋や板目、刃文の立ち上がりを見て、また、全身を手入れして、よりこの一振りの魅力に触れ、より一層好きになりました。
改めまして、お譲り頂きましたことにもお礼申し上げます。
刀心さんにご縁を頂けましたこと、改めて大変幸いに思いました。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
尚、ご多忙の折、お返事に関しましてはお気遣いなさらないで頂けましたら幸いです。
長々と大変申し訳ございません。

第一回、刀剣取扱作法講習会、鑑賞会の様子

本日掲載の刀剣

 

新規追加刀剣

美術刀剣 刀心の販売条件付きについて ~刀を想う気持ちでつながりたい~

刀剣商が集う市場や古物商が集う市場を長年見てきました。
刀剣や刀装具、甲冑等、古い文化財としても価値ある美術品が傷んだり、損壊してしまう原因は、各刀剣商や古物商による行商にも原因があると感じます。
北から南。刀剣や刀装具を各地の市場に持参して商売をするわけですが、数多の刀剣を一つの箱に梱包しての郵送や、十数本入るような専用のバッグに刀剣を詰め込んでの移動等々。そこで鞘同士で凹んでしまったり、金具同士が擦れて傷んでしまうのです。

刀が大好きで仕方ない私は、どうすれば一振でも多くの刀剣を損なわず残していけるのかを考えた結果、お客様と私との間でしか刀剣が行き来しないシステムを作れば良いと思いついた次第です。

また、私個人では在庫刀剣全ての諸工作を行うことなど資金的にも不可能ですが、私がお客様へ販売する際に、極力利幅を乗せずお譲りすることで、お客様は諸工作に出しやすくなる。それも下手な職方に預けるのではなく、私監修の下での見た目にもスッキリとした諸工作を行うことで、高いクオリティで刀剣を蘇らせ維持することができるわけです。

上記のような熱い想いから、販売条件を以下のように大きく三つ設けます。

・他店への売却及び下取りを行わない。
・諸工作等は全て美術刀剣 刀心(町井)を介して行う。
・刀剣を所有していることを御家族に内緒にせず、ご自身の身に何かあった場合は、速やかに美術刀剣 刀心(町井)へ相談の電話を入れるよう情報を家族で共有すること。

その他にも色々とお客様に対して要望が出るかもしれませんが、今はとりあえず上記のような感じで宜しくお願い致します。
美術価値の高低にかからわず、長い時代を生きてきた品々だからこそ、ベストコンディションを維持させ次代に残していきましょう。
宜しくお願い致します。

 

さて、本日新たに掲載しました品々はこちらです。
上記販売条件付きとなります。刀剣を蘇らせ、次の次代に残していく活動にご協力を宜しくお願い致します。
https://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/tantou/307/00.html

 

脇指 濃州関住兼辻

濃州関住兼辻
– Noshu Seki ju Kanetsuji –
https://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/wakizashi/829/00.html

短刀 兼元(二十七代)

兼元(二十七代)
– Kanemoto(27 Gen) –
https://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/tantou/306/00.html

刀装具5点追加しました

刀装具追加しました! 是非御覧ください。

https://nihontou.jp/choice03/tousougu/menuki/list.htm

 

https://nihontou.jp/choice03/tousougu/fuchikashira/list.htm