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無銘
刀 無銘(兼先)
刀 無銘(兼先)
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/569/00.html
古刀の兼先と極められた大磨上無銘のこの刀は、緻密に練られた杢目鍛えの地鉄に白気映りが立って肌立ち、尖り刃交じりの明るく冴えた互ノ目乱れを焼いています。元の方は地鉄に絡んで砂流が顕著に見られ、先の方では互ノ目の焼き頭を二等するが如く足や葉が入り、地刃共に健全で反り姿が美しく、末関の兼先らしい出来口を示しています。
うぶ買い付けの蔵出し刀で、これまでに市場に出た事が無い完全うぶ出しの良刀。自信をもってお薦めす致します。
現状古研ぎ。所々に変色程度の薄錆が見られますが地刃の観賞は可能。良く鍛えられた一刀ですので、是非とも再研磨され、優れた地刃を存分にお楽しみください。
裸身重量752グラム。
刀 大磨上無銘(金房) 内外共に鑑定書付き
大磨上無銘(金房)http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/529/00.html
金房派は大和五派(尻懸、千手院、当麻、手掻、保昌)のいずれとも関係が明らかではないものの、手掻派の末とも言われる室町末期に奈良に隆盛をみた一派です。
作風には伝統的な大和伝は鑑られず、身幅の広い先反りのついた末備前、末関などと共通する打刀姿であり、刃文も互ノ目調の大乱れで匂口が沈んだ感じの物が多く見られます。
本刀は無疵無欠点にして、直刃調子に小乱れの大変古雅な出来で、帽子の深い返りなどに注目せずに粗見すると、鎌倉期の山城物に見紛う出来口で、附属の拵は切羽のすり替えもなく、製作当時のまま伝えられています。内外共に保存状態が良く、後世に大切に遺し伝えて頂きたい一刀で、健全なる古雅な直刃調小乱れの古名刀をお探しの方や刀剣趣味玄人の方に自信をもってお薦めする逸品です。
裸身重量825グラム。 拵に納めて鞘を払った重量1,129グラム。