刀 無銘(越前下坂)

刀 無銘(越前下坂)

刀 無銘(越前下坂)

http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/582/00.html

 

下坂派は安土桃山時代の天正頃(1573年頃)の近江の西坂本下坂に住んでいた、「下坂八郎左衛門」が祖と言われており、同工は越前康継の父又は兄と伝えられています。「下坂」を銘する刀工は全国に散在していますが、源流はすべて近江の下坂に発しています。

破綻無く美しく纏められた地鉄が見事な一刀で、直刃調に小さく湾れ、互ノ目を交えています。元の研磨レベル並びに現状の研磨状態も良く、お手を煩わせる事無く、下坂派の優品を存分にお楽しみいただけます。

5月3日までは消費税を当店が負担致します。お得な期間中にお求め下さい。

裸身重量885グラム。

脇指 越前住相模守藤原国綱

脇指 越前住藤原国綱

脇指 越前住相模守藤原國綱

http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/wakizashi/338/00.html

 

越前国相模守国綱は家康に仕えた康継によってその名を知られる越前下坂一派の刀匠で初代兼植の門人。俗名を多兵衛尉と云い、江戸での作刀もあり越前新刀の良工として、また、師の兼植と共に業物としても有名です。

下坂派の祖は安土桃山時代の天正頃(1573年頃)の近江の西坂本下坂に住んでいた、「下坂八郎左衛門」と言われ、越前康継の父または兄とされています。 「下坂」を銘する刀工は、江戸時代には江戸のみならず各地に移住してその技術を展開していますが、源流はすべて近江の下坂に発しています。

この脇指は身幅が広く、刃中の出来もなかなかのものですが、残念ながら帽子フクラの部分の匂口が駆け出しており焼刃がありません。
上記のような欠点はございますが、横手より下はしっかりとしておりますし、身幅も広いので、脇指での斬り稽古や武用脇指としてお求め頂ければと思います。
附属する拵の鐔には鉄骨が見られ、花筏の目貫も仕事が良い品ですので、錆を除去し、丹念に手入をされれば良き目貫になることでしょう。
※地刃観賞できますが、指紋痕がございます。

裸身重量396グラム。 拵に納めて鞘を払った重量618グラム。

 

刀 越州住下坂當國(初代) 附 保存刀剣鑑定書

刀 越州住下坂當國(初代)
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/533/00.html
刀 越州住下坂當國(初代)

江戸前期の寛文頃、罪人の死体を用いて日本刀の刃味を試すことが盛んに行われました。様々な時代の刀を試す中で、辿り着いたのが反りの浅い寛文新刀体配です。
反りが浅いことから、日本刀らしい反りを求める愛好家からは敬遠されがちですが、実は日本刀としての斬味を発揮するのはこの反り浅い姿。刀剣書籍にある「町道場が流行り、突き技に適した反り浅い姿が誕生」と言うのは刀剣学者による机上の空論であるにもかかわらず、未だ根強く信仰されています。

この刀はそんな寛文頃に活躍した初代當國の手による作で、中心には堂々と大きな銘が切られ、小板目柾がかった地鉄に小沸本位の匂口は、刃縁から刃先に向けてふわっと煙り込み、刃中の柾鍛えに沿って砂流や足が看取され、康継に代表される下坂一派の力量を示す出来口の一刀です。

裸身重量695グラム。