無銘
– Mumei –
元先の幅差程好く開いて中切先。杢目肌よく練れて少しく肌立ち、地景入った綺麗な地鉄に、匂口明るい尖りごころの互ノ目を焼き上げ、刃中には金筋や砂流が看取され、鋩子は現状では判然としないものの、直ぐに丸く返っているようです。
附属の拵は在りし日の大日本帝国海軍の威光を今尚輝かしく放つ太刀型軍刀拵で、ご覧の通り未使用と称しても過言ではない保存状態の良さ。旭日を連想させる大切羽は二色仕上げで気品漂い、刀緒の状態も頗る良い。
時代物の刀身を軍刀として仕込んでいることからも、高級将校の所有であったことが窺え、鞘を払って構えてみると、手元重心でバランスが良く、当然のことながら柄には一切のがたつきがありません。
京都の旧家からのうぶ出しの名品!! これだけ保存状態が良い高級海軍刀はそうそうお目にかかることはありません。見つけた今が御購入のチャンスです!!
裸身重量675グラム。 拵に納めて鞘を払った重量1,098グラム。