短刀  備州長船清光 天文二年二月日

短刀  備州長船清光 天文二年二月日

短刀  備州長船清光 天文二年二月日

http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/tantou/151/00.html

 

祐定と共に末備前を代表する清光の天文二年の年紀入りの短刀です。
地鉄にはほのかに映りごころも現れており、焼刃はしっかりとあって、刃中の働きも楽しめる出来口ではありますが、惜しいことに鍛錬疵が目立ちます。
当店にてうぶで買い付け、登録の手続きから研磨まで全ての作業を行いました。安い研磨ではありますが、コストは相当にかかっているものの、美観を損なう疵があることから赤字覚悟の低価格で御案内致します。末備前と清光の参考品として御所持頂ければと思います。
※埋鉄を施し、もう少し良い研磨を施すことで、かなり見た目が変わるかと思います。ご興味ある方は御相談下さい。

裸身重量223グラム。

伝 備州長船清光 ~町井勲監修 本造り武用拵新調済み~

伝 備州長船清光

刀 無銘(伝 備州長船清光)

http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/560/00.html

 

室町時代後期の備前長船の刀工、及びその作刀を総称して末備前と呼称します。中でも清光を名乗る刀工は数多く、五郎左衛門尉・孫右衛門尉・与三左衛門尉・彦兵衛尉・孫兵衛尉などの俗名を冠する刀工の存在が確認されており、祐定、勝光、忠光と共に末備前を代表する刀工の一人として著名で、比較的直刃の作刀が多く残されています。

柄は散逸し、古い塗鞘のみが残されていた本刀を、当店々主町井勲監修の下、気が利いた現代金具を用い、真面目な武用拵を誂えました。
柄は親鮫をぐるっと一枚に腹合着せとし、銀はばきを新調。既製品の安価な切羽が用いられることが多い昨今において、本刀に合わせて手造りした銀切羽を誂えましたので、しっかりと納まり見た目にも清々しい拵に仕上がっています。

古研ぎ身につき、細かいヒケや変色程度の錆が部分的に見られますが、現状でも地刃はご観賞頂けます。居合の形稽古等、存分にお使い頂きいた上で、改めて再研磨を施し、観賞用とされても良いでしょう。手持ちバランスも良いお薦めの一刀です。

裸身重量714グラム。  拵に納め、鞘を払った重量961グラム。