無銘(玉心斎正蔭) ~山浦一門鈴木正雄門~

無銘(玉心斎正蔭) ~山浦一門鈴木正雄門~
無銘(玉心斎正蔭)
– Mumei(Gyokushinsai Masakage) –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/684/00.html

正蔭は名を五島鯉介と言い、越中国富山に生まれ玉心斎と号し、はじめ鈴木正雄の門人となり、後に水心子正次の下で作刀を学びました。越後国高田に住し、山浦一門らしい互の目乱れを得意する刀工です。

この刀はフクラ枯れごころの鋭い造り込みで、小板目肌柾流れの地鉄に映りが立ち、匂口明るく冴えた焼刃を逆互ノ目で焼き上げ、刃中よく足が入り、地鉄に絡んで砂流が随所に見られ、互ノ目を分断するかの如き沸の強い太い金筋や、互ノ目に噛み合わんばかりの湯走を伴うなど、山浦一門らしい覇気溢れんばかりの出来口を誇っており、附属する拵は源平合戦図の金具で統一された気品ある上拵で、本刀の価値を更に高めています。
恐らくは在銘であったと思われますが、山浦一門というだけあって、清麿等に化かさんとして悔しいかな無銘にされたものと推測され、現状は斑状に一部薄錆が見られますが、特筆すべき疵欠点は無く、然るべき研磨を施し後世に伝え残して頂きたい逸品です。
刀剣愛好家垂涎の山浦清麿一門の上拵入り覇気に満ちた上作を、是非この機会にお求め下さい。

裸身重量695グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,000グラム。

菊池住惟忠 昭和六十年一月吉日 ~清麿写しの剛刀~

菊池住惟忠 昭和六十年一月吉日 ~清麿写しの剛刀~
菊池住惟忠 昭和六十年一月吉日
– Kikuchi ju Koretada –
 
本名大塚惟忠。熊本県菊池市在住。全日本刀匠会会員で、優秀賞等多数の受賞歴があり、地刃冴えた出来口が人気の現代名工の一人です。師は大塚盛竜。
 
本刀は反りやや高く、切先延びた豪壮な姿で、清麿を範とした作品。自家製鋼による地鉄に定評ある惟忠ですが、本刀もそれに洩れず非常に良い地鉄を呈しており、匂口明るく冴えた焼刃は見事で、随所に砂流が見られ、変化に富んだ刃中の働きを楽しむことができます。
 
日頃の御愛顧にお応えし、8月31日までの期間限定特価で御案内致します。この期間を過ぎますと通常価格となりますので、出来優れた実用兼美の現代刀をお探しの方、一点物ですので急ぎお申し込み下さい。
 
裸身重量898グラム。