刀剣趣味をこれから始められる方、お財布に優しい価格で室町時代の脇指を御紹介致します。

無銘
無銘
– Mumei –
 
室町時代後期に鍛えられた大磨上無銘の脇指です。
杢目鍛えに地景入り、肌立った地鉄に丁子交じりの互ノ目を焼いた作品。小疵がありますが古い時代の作品にはまま見られるものですからさほど気にはならないでしょう。研磨状態も良好で手をかけることなくお楽しみ頂けます。
これから刀剣趣味を始められる方で、まずは一振勉強用にと思われておられる方にうってつけの作柄と価格。立派な白鞘に銀二重はばきが装着されており、これだけでも価値あり!
一点物ですからお申し込みはお早めにどうぞ。
 
裸身重量533グラム。

無銘 ~町井勲監修、黒蝋塗鞘打刀拵新調済み 身幅広い剛刀~

無銘 ~町井勲監修黒蝋塗鞘打刀拵新調済み 身幅広い剛刀~
無銘
– Mumei –
 
奉書紙を割いたかの如き匂口が特徴的な近代刀です。匂口明るく冴え、身幅は広く、重ねもしっかりしており、手にするとずっしりとした重量感があります。造り込みは鎬幅狭めで鎬高く、いかにも斬撃の抜けが良さそうな雰囲気を漂わせています。
 
現状古研ぎで部分的に薄錆が見られますが、特筆すべき疵欠点無く、剛刀と称すべき武用刀、試斬稽古刀をお探しの方にうってつけの一刀です。先重り重心なので、土壇斬りや多本数斬りでは刃味を発揮してくれそうです。
※畳表試斬にお使いの場合は、寝刃合わせされてからお使いになられると尚良いでしょう。
 
附属する黒蝋塗鞘打刀拵は、居合術家として海外にもその名を知られる刀心店主、町井勲監修によるもので、微塵の狂いもないしっかりとした拵を新調しました。拵新調にあたっては、はばきの台尻の角度で使い勝手も変わって来ることから、町井のこだわりで新たに銀牡丹祐乗はばきを新調。切羽は安価な既製品ではなく、職人による手作りの本銀切羽を誂え、柄は親鮫を贅沢に腹合着せ(一枚巻き)にし、牛裏革にてしっかりと巻き上げました。勿論鞘はこの刀に合わせて鞘師が手造りした本拵で、巷に見る模擬刀鞘の使い回しとは異なります。
旧銀はばきはつなぎの方におつけしていますので、刀身を白鞘に納める際には旧銀はばきを装着下さい。
 
身幅広い豪壮なる試斬稽古刀をお探しの方、居合に於いても豪壮なる刀をご使用になられる方に、絶対の自信をもってお薦めいたします一刀です。
研磨ご希望の方、10万円(税別)にて綺麗に致します。お気軽にご用命下さい。
 
裸身重量1,022グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,303グラム。

無銘

無銘

無銘
– Mumei –
 
製作年代を広く室町と表記しましたが、樋先が小鎬際にある点や柔らかそうな匂口などから、然るべき研磨を施して仔細に鑑れば、もう少し時代が遡るかもしれません。
附属の仕込杖拵は後世に合わされたもので、その際にはばきの台尻も短く詰められ、白鞘に納めますと少し隙間が空きます。
研磨後が期待できそうな脇指ですので、ぞんざいに扱わず、当店にて研磨をかけてくださり保存刀剣審査をご受審くださる方にのみ、お求め易い安価にて御紹介致します。
 
裸身重量330グラム。  拵に納め鞘を払った重量404グラム。