番宣 ABCテレビ 『エキセントリックパパ』~スンゲー父ちゃんと家族たち~

8月31日(土) 15:00~

ABCテレビ(関西ローカル)

『エキセントリックパパ』 ~スンゲー父ちゃんと家族たち~

に出演致します。

 

居合術家としてではない私の素顔が紹介されます。

尚、番組は関東方面でも後日放送されるようです。

 

宗重(藝州) ~広島を代表する大山鍛冶~

宗重(藝州)
宗重(藝州)
– Muneshige(Geishu) –
 
宗重は稀少な安芸国の大山鍛冶で、現在の東広島市大山峠で鍛刀していました。
両隣りの備後鍛冶と周防鍛冶は古くから作刀が盛んでしたが、古刀期の安芸国に刀匠は極僅かで、入西と左文字系の九州鍛冶が来住したと云われ、その中で最も名の知れた宗重は広島県の重要文化財にも指定されています。
銘鑑を繙くと、宗重は三代確認されていますが、いずれも現存する作品は極めて少なく貴重です。
 
この刀は身幅尋常で反り格好良く、帽子延びた鋭い造り込みで、鎬の卸は急であり、如何にも斬り込んだ際の抜けの良さを感じさせます。地鉄はよく練れた板目肌が詰むも少しく肌立ち、鎬地は柾気が強く現れ、匂口締まり、沈みごころの直刃調小乱れは、古刀らしい古雅な味わいがあり、刃縁には締まった二重刃や飛焼が見られ、観賞刀としても申し分ない出来口を示しています。
うぶ在銘の貴重な大山宗重。広島を代表する郷土刀をお探しの方に是非ともご所持頂きたい名品です。
 
裸身重量815グラム。

武蔵守藤原清貞

武蔵守藤原清貞

武蔵守藤原清貞
– Musashinokami Fujiwara Kiyosada –
 
新刀期の美濃を代表工である清貞は、初代から三代迄続いており、本刀は代別までは鑑定書に記載されていないものの、体配から初代辺りの作と鑑せられます。
姿は細身で優しく優雅であり、切先はやや延びごころで鋭さを感じさせ、杢目肌よく練れた地鉄に、匂口明るく冴えた互ノ目丁子乱れを焼き上げ、刃縁には大粒の沸が煌めき、飛焼風の刃を交え、砂流かかる等、見所多き出来口を示す一刀です。
 
附属の拵は近年新たに誂えられたもので傷み無く、手持ちバランスも非常に良い一刀故に、美術鑑賞刀のみならず、居合等の片手操作にも適しており、二尺四寸を超える刃長も魅力的です。
 
裸身重量614グラム。  拵に納めて鞘を払った重量931グラム。

豊後住本荘鉄心士國行作 昭和六十年九月日

豊後住本荘鉄心士國行作 昭和六十年九月日
豊後住本荘鉄心士國行作 昭和六十年九月日
– Bungo ju Honjo Tesshinshi Kuniyuki saku –
 
本名本荘鉄男。大分県日田市三芳小淵町で作刀。戦時中には陸軍奨励賞を受賞した経歴を持つ名工です。
大板目肌が柾流れ、総体的に柾気が強く、肌立った地鉄に、匂口明るく冴えた直刃を焼き、刃縁には解れ風の刃や湯走、打除等が見られ、金筋を交えるなど、総じて大和色濃い作品です。
 
裸身重量801グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,115グラム。

刀とは?

武術に於いて、刀とは相手を斬るための道具だと思っている方が多いと思います。

確かに刃物として用いるわけですが、修心流居合術兵法では刃物としてではなく、主に相手の軸、バランスを崩すための道具という認識が強いです。

どういうことかと言いますと、文字にするよりは私が掲載している動画の数々を御覧になられるのが手っ取り早いかと思いますので、御興味ある方は是非御覧下さい。