若狭住冬廣作 永禄四年八月日 ~内外共に価値ある一刀~

若狭住冬廣作 永禄四年八月日
– Wakasa ju Fuyuhiro saku –
 
板目肌杢まじりの地鉄に地景が入り、匂口明るく冴えた尖りごころの互ノ目乱れを焼き、湯走が見られ、足入り、細かな砂流がかかるなど、見所多く、美術刀剣として飽きを感じさせない一刀です。銘に関しては首肯致しかねますので、上拵に納められた無銘脇指としてお求めください。
 
附属の拵は製作当時の姿をそのまま現在に伝える肥後系の名拵で、切羽一枚に至るまですり替わることなく伝来してきたオリジナル。
菊花図を巧みに刻した銀一作の縁頭と鐺の仕事は見事で、江戸初期頃まで遡るであろう肥後鐔が装着されており、柄糸の間から顔を覗かせる猪と牡丹を手に跪く人物の目貫もまた粋であり、経年による小さな鞘の凹みはあるものの、総体に保存状態は良く、拵だけでも独り歩きできる逸品です。
 
店主 町井勲からの一言。
製作当時のまま現在に残る拵は大変貴重です。金具の仕事も見事ながら、全体のシルエットも申し分なく、明るく冴えた疵気が無い刀身も魅力的。今後も現状をのままに後世に伝えていくべく、御購入の後には是非とも保存刀装審査を御受審下さい。刀身も銘さえ潰せば保存刀剣審査に合格致しますのでご検討下さい。無銘への加工承ります。
 
裸身重量432グラム。  拵に納めて鞘を払った重量613グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

 

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