陸軍旧九四式軍刀拵(鉄鞘)

陸軍旧九四式軍刀拵(鉄鞘)
– Former type 94 Japanese army koshirae –
 
 
昭和9年(1934)2月14日、皇室令第三號で大元帥陛下の新御佩刀と、勅令二十六號で陸軍の一般将校用新軍刀が制定され、西洋サーベル型式から日本の太刀を模した新たな外装へと転換され、九四式軍刀が誕生しました。
この拵は着脱式の第二佩鐶が失われた九四式軍刀で、柄頭には『山元』とあり、金具通番号は『499』揃いの完品。若干の使用感はあるものの保存状態は良好。
 
この軍刀拵を腰にこの国のために戦って下さった英霊に感謝すると共に、大東亜戦争を生き抜いた歴史遺産として大切に御愛蔵頂きたい鉄鞘の陸軍旧九四式軍刀拵です。
 
 
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兼先

兼先
– Kanesaki –
 
 
元先の幅差開いた優しい姿に、延びごころの切先が鋭さを感じさせます。地鉄は杢目肌よく練れて詰み、刃文は湾れ調子に互ノ目を焼き、刃中に砂流かかる。鋩子は直ぐに丸く返る。
手持ちバランスは手元重心で軽く感じられ、居合等の片手操作に適しています。
 
附属の拵は店主町井勲監修の下製作した武用拵ですので、柄に捻じれ無く、刀身と柄の芯合わせも完璧です。写真には写っておりませんが、柄と同色の下緒が附属しています。
 
研磨前の今だからこの価格! お見逃し無く!!
 
裸身重量829グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,059グラム。
 
 
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石堂光信(花押)

石堂光信(花押)
– Ishido Mitsunobu –
 
 
石堂光信は陸軍受命刀匠であった石堂輝秀同人で、海軍受命刀匠として鍛刀した作品に光信と銘を切っていたようです。彼は八代石堂是一の長男で、本名を菊池清一と言い、渋谷区恵比寿に住していました。
江戸時代の名門、石堂是一の名籍を継ぐ、互ノ目を巧みに焼いた利刀を鍛え上げる名工として知られますが、戦後は作刀していません。
これは明治以降鉋鍛冶に転向した石堂一派が、現在でも石堂輝秀鉋製作所の名で鉋のトップブランドとして知られる程大成していることから、光信(輝秀)も戦後は鉋造りに従事したためと考えられます。
 
この刀は尺計算すると二尺を切るため、大別すると脇指となりますが、短寸の刀として鍛えられたものです。元先の幅差頃好く開いて中切先に結んだ上品な姿に、よく練れて詰んだ精美なる小板目肌。刃文は匂口締りごころの互ノ目乱れで、元の方は丸みを帯び、一部互ノ目丁字を交え、先の方では箱がかった互ノ目となっています。鋩子は表裏共に乱れ込み、先丸く返る。
特筆すべき疵欠点が現在のところ見られませんので、研磨後の仕上がりが楽しみな一刀です。
 
附属の海軍太刀型軍刀拵は藍鮫の研ぎ出し鞘で、鐺(石突金具)の桜花葉も摩耗が無くしっかりと残っています。相対的に保存状態が良い拵ですので、旧軍資料としても価値高い逸品です。
 
裸身重量663グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,088グラム。
 
 
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無銘

無銘
– Mumei –
 
 
元先の幅差程好く切先延び、反りが浅い鋭さを感じさせる体配。地鉄は小板目杢交じりでよく練れて詰み、細かな地景入る。刃文は中直刃仕立てで僅かに広狭を持たせて緩やかな湾れごころを交え、刃縁に大粒の沸が付き、二重刃や食違い風の刃、芋蔓の如き金筋等が看守される。鋩子は表裏共に直ぐに先掃掛て大きく丸く返る。総じて沸が強い出来口である。中々見所多い一刀ですので、ご購入後には是非とも保存刀剣鑑定を御受審下さい。
※横手すぐ上に刃毀れ在り。
 
附属の陸軍九八式軍刀拵はアルミ鞘で、凹みや塗装の剥離が無く、鐺(石突金具)の桜花葉も健全であることから、外地ではなく内地勤務の軍人が所有していた物でしょう。未使用に近い保存状態の良さです。
 
裸身重量616グラム。  拵に納めて鞘を払った重量967グラム。
 
 
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無銘 ~ほぼ未使用の元九四式軍刀超絶美品~

無銘 ~ほぼ未使用の元九四式軍刀超絶美品~
無銘
– Mumei –
 
元先の幅差頃好く開き、先の方で反り強くついた体配。陸軍九八式軍刀拵(元九四式)。地鉄は小板目肌よく練れて詰み少しく肌立つ。刃文は中直刃で所々に湾れごころを交え、足や葉入り、鋩子は直ぐに掃掛て丸く返る。
 
附属の拵は元々陸軍九四式軍刀拵であった物。駐爪釦の位置から初期型に分類される。鞘には凹み第二佩鐶が逸失されていることが惜しまれるも、ほぼ未使用で粗見するとレプリカではないかと疑ってしまう程の超美品。保存状態頗る良く、在りし日の大日本帝国を物語る好資料と言える。大変貴重な存在です。
 
裸身重量699グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,075グラム。