美しき鐔の世界

本日以下の鐔を掲載致しました。
是非御覧ください。
https://nihontou.jp/choice03/tousougu/tuba/list.htm

刀1524 (菊紋)一 河内守祐定 備前國長船住宝永二歳乙酉二月吉日

刀1524 (菊紋)一 河内守祐定 備前國長船住宝永二歳乙酉二月吉日

(菊紋)一 河内守祐定 備前國長船住宝永二歳乙酉二月吉日
– Kawachi no kami Sukesada –
https://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/1524/00.html

元幅35.7ミリ、元重ね8ミリの身幅広い豪壮な一刀ながら手持ちバランスは良く、重心は手元に近く扱い易さを感じる。
地鉄は小板目杢交じりで良く練れて詰み、匂口は明るく冴え、湾れ調子に互ノ目乱れを焼き上げ、足、葉入り、横手よりやや下の表裏に飛焼を交え、帽子は表裏共に直ぐに焼き詰めとなる。

未鑑定並びに委託品につき、銘の真贋保証はございません。身幅広い豪壮な一刀ながら、お求め易い価格で御案内致しますので、幅広の試斬稽古刀をお探しの方にお薦めです。特筆すべき鍛錬疵はございませんので、観賞刀としてもお楽しみ頂けます。

裸身重量991グラム。

刀1523 無銘 ~研磨仕上がり楽しみな一振~

無銘

無銘
– Mumei –
https://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/1523/00.html

小板目肌良く練れて詰み、映り立つ。刃文は直刃仕立てで所々に極僅かに小湾れを交える。
目釘穴の位置から鑑て、元は小太刀外装に納められていたものと推測され、後に目釘穴を上方に開け、打刀として用いられたのでしょう。
特段これと言った鍛錬疵も見られず、研ぎ上がりが楽しみな一刀です。研磨諸工作代を考慮したお求め易い価格で御案内致します。研磨後は是非とも保存刀剣鑑定を御受審下さい。

裸身重量465グラム。

刀1522 無銘 二尺三寸近い変わり形の造り込みが目を惹く優品!!

無銘 二尺三寸近い変わり形の造り込みが目を惹く優品!!

無銘
– Mumei –
https://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/1522/00.html

指表は切刃造りで指裏は横手が無い鎬造りという長物にはあまり見かけられない珍しい造り込みが目を惹く。棟は丸棟で、指表には三鈷柄付剣を刻し、指裏には刀樋を掻いていおり、無銘ながらも格の高さを感じる。
地鉄は小板目肌が良く練れて詰み、地沸付いて地景入る。刃文は匂口明るい互ノ目乱れで、角張る感じや尖りごころの刃が交じり、互ノ目の焼頭に足が入って焼頭を二分し、丁子風の刃をも交える。帽子は表裏共に直ぐに丸く、返りは長め。

附属の拵は一般的な鮫皮巻きの柄ではなく、何の動物の皮なのか不勉強故に判りかねるも一風変わった物が使われている。鞘に割れは見られませんが、塗りに皹が見られ、柄にがたつきもあります。どちらも有償にて補修可能ですのでお気軽に御希望の方は御相談下さい。

裸身重量790グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1112グラム。

刀1521 備州長船(以下切)

備州長船(以下切)

備州長船(以下切)
– Bishu Osafune (cutted below) –
https://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/1521/00.html

元は二尺二寸から二尺五寸程で片手打体配の打刀と推測されます。元先の差はさほど開かず、切先が延びた豪壮且つ鋭い造り込みが印象的で、地鉄は杢目肌良く練れて詰み、少しく肌立って映り立ち、刃文は匂口明るい直刃調の浅い湾れに、小足が入って小乱れを成し、小さな互ノ目を交え、刃縁に砂流かかり、金筋入る。帽子は直調に僅かに乱れごころを見せ先丸く返る。
実戦によるものであろうか、物打に僅かに小さな刃毀れが残されたまま研磨されており、他には指表、横手位置の棟角に切込傷。指裏中程より上の棟角にも切込傷が見られ、同じく指裏物打の鎬地に撓えが見られます。
うぶ買付刀につき、現状では地刃の鑑賞に支障がない程の薄錆が所々に見られますが、急ぎ研磨する必要は感じられません。出来が良い一刀ですので、余力ある方は仕上直し研磨を施して保存刀剣鑑定を御受審頂きたく思います。
鍛錬疵や地の荒れがよく散見される末備前刀に於いて、本刀は疵が殆ど無く、地鉄も精良で見応えある優品です。

裸身重量595グラム。

直心子正弘 万延元年八月日(稚児刀)

直心子正弘 万延元年八月日

直心子正弘 万延元年八月日
– Jikishinshi Masahiro –
https://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/wakizashi/775/00.html

復古刀理論で日本刀史に大きな足跡を遺した水心子正秀の技術と作刀理論は、息子貞秀(二代正秀)、孫である水心子正次、さらにその子である川部儀八郎秀勝(三代正秀)と受け継がれました。この直心子正弘は三代正秀の門人で、奥州二本松藩士であり、姓を田子といい、功あって駿河守を任官。更には師より直心子の号を下賜され、水心子一門の陸奥介弘元が仕えた陸奥国二本松藩に抱えられ、万延、文久、慶応の年紀作を遺しています。

この刀は刃長こそ脇指寸法ですが、写真でもお判り頂けるように刀をそのまま子供用の縮尺した物で、俗に稚児指または元服指等と呼ばれる刀です。
地鉄は鎬地を細かな柾、広く取られた平地を小杢目肌に鍛え、刃文は互ノ目乱れを焼き上げ、鋩子は表は直ぐに裏は横手で互ノ目を焼いて先直ぐに丸く返っています。
※白鞘指裏の鳩目欠。

裸身重量241グラム。

播磨大掾藤原忠國

播磨大掾藤原忠國

播磨大掾藤原忠國
– Harima Daijo Fujiwara Tadakuni –
https://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/wakizashi/774/00.html

忠國は初代忠吉の弟である吉家の子で、名を橋本六郎左衛門と言いました。初名は廣則。寛永11年に播磨大掾を受領し、忠國と改名します。はじめ播磨大掾の磨を摩と刻銘します。寛永頃から寛文にかけて作品が残されています。老後は播磨入道休鉄と称しました。播磨大掾藤原忠國、肥前住播磨大掾藤原忠國、肥前住播磨入道藤原休鉄などと銘切りしました。彼は肥前国の脇肥前と呼称される一派の中でも特に抜きん出た存在であり、虻の目と言われる独特の互の目刃を焼くことで有名な刀工です。

この脇指は身幅重ね尋常で元先の幅差程好く開いて切先延びごころ。地鉄は小板目極めて精緻に詰み地沸付いて小糠肌となり、細かな地景微塵について元の方には淡く映りが立ち、刃文は匂口明るい直刃を焼き上げ、小沸出来で匂深く、刃先に向かって匂口が煙込まずプツリと切れたような様は、あたかも肥前忠吉や忠廣を見るが如くで、刃縁には繊細なる働きが顕著に見られます。鋩子は表裏共に先焼きたっぷりと丸く返っています。

裸身重量575グラム。

粟田口一竿子忠綱 元禄十三年二月日

粟田口一竿子忠綱 元禄十三年二月日

粟田口一竿子忠綱 元禄十三年二月日
– Awataguchi Ikkanshi Tadatsuna –
https://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/wakizashi/773/00.html

委託販売預かり品につき、忠綱銘に関しましては真贋保証ございません。個人的には偽銘と考えます。しかしながら作域は非常に面白く、皆焼で珠追い龍を表す斬新な発想が大変興味深い作品ですので、無銘の変わり出来珍品脇指としての評価額を提示させていただきました。
随所に見える皆焼の飛焼は龍の鱗を表しており、指表の元の方に宝珠。その上刀身の中ほどより下辺りに龍の足と爪。指裏の元の方に宝珠。同じくその上刀身の中ほどより下辺りに宝珠に爪を伸ばす龍の顔が看てとれます。

裸身重量614グラム。

無銘稚児刀

無銘稚児刀

無銘
– Mumei –
https://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/tantou/291/00.html

鎬造りの愛らしい短刀です。地鉄は小板目少しく肌立ち、刃文は直刃。鋩子は直ぐに丸く返っています。体配的に稚児指の大小刀の小として鍛えられた物でしょう。
これから刀剣趣味を始められる方や、お子様の御守刀をお探しの方にお薦めの一刀です。

裸身重量55グラム。

土佐吉光

銘不明(土佐吉光)

銘不明(土佐吉光)
– Unknown(Tosa Yoshimitsu) –
https://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/tantou/290/00.html

土佐の刀工の中で最も古いと言われる土佐吉光。初代は鎌倉後期の徳治(1306)から、室町中期の永正、大永頃まで七代に渡り続いており、初代は山城の粟田口正光門とも大和の千手院または手掻派とも言われています。
細身で重ねが厚い造り込みでよく知られ、遺作は短刀が多く経眼されます。

この短刀は上記の如く、重ねが極めて厚く、身幅が狭い刺突に特化した姿。棟は三ツ棟として中央部の棟幅広く、刃文は匂口締まった直刃を焼き上げ、如何にも土佐吉光だと、ためらい無く個銘極めが許される出来口を示しています。

写真では光線の加減でヒケが目立って見えますが、実際に手に取り眺める分には写真程目立ちません。化粧直しまたは再研磨を施して御所持頂きたく、研磨代を考慮した価格で御案内致します。

裸身重量119グラム。  拵に納めて鞘を払った重量160グラム。