大阪住川野水竜子源貞重作之 昭和庚戊年二月吉日 応需榎木皓一氏

大阪住川野水竜子源貞重作之 昭和庚戊年二月吉日 応需榎木皓一氏
– Osaka ju Kawano Suiryushi Minamoto Sadashige –
 
 
本名、川野重太郎。明治45年3月16日生まれ。月山貞勝の門人で故人間国宝月山貞一とは兄弟々子の間柄です。
昭和10年第1回日本刀展覧会入賞、名誉銀杯を賜る。昭和40年10月7日作刀認可。同41~45年新作名刀展入選。師の貞勝は天皇陛下や皇族方の御誕生記念打や高級将校の需めに応えて式刀を製作しており、貞重らはその向槌を勤め、師の名声を陰で支えた功労者でもあります。
 
この刀は元先の幅差が程好く開いた優雅な姿で、地鉄は小板目よく練れて柾がかり、地沸ついて少しく肌立ちごころに精美。刃文は匂口明るく冴えた互ノ目丁字乱れで、足が頻りに入り、刃肌に絡んで総体に大振りで美しい砂流が見られ、精良な川のせせらぎを見るが如し。帽子は表裏直ぐに先丸く上品に返っており、月山系だけあって、茎の茎仕立には眼を見張るものがあり、これだけでも美術的価値が高い。需銘があることから精魂込められた注文打の一振であることが窺えます。
 
附属の拵は黒を基調にした変わり篠塗。金具は全て時代物が用いられており、全ての纏まりが良い。研磨は下地研磨からして入念に研がれた美術観賞用上研磨で、今はヒケも見られるも、凛とした切先の仕立てには惚れ惚れします。
鞘から抜いて構えてみると、刀身中央から手元重心で重さの割にバランスが良く、柄にはがたつきも無く良好です。
※鯉口刃方の塗りに筋が見られますが、経年劣化によるものであり、鯉口に割れはございません。
 
裸身重量920グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,214グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

無銘

無銘
– Mumei –
 
 
元先の幅差程好く開き、帽子は延びごころで鋭さを感じさせる。地鉄は杢目肌よく練れて少しく肌立ち、地景入る。刃文は直刃調に僅かな高低を持たせ、刃縁に繊細なる働きが見られ、帽子は直ぐに丸く、深く焼き下げています。
 
附属の半太刀拵は、当時としては贅を尽くした総銀無垢の一作金具で、銀杏葉を図案化した表紋と裏紋の二種が据え置かれ、鞘は青貝微塵散らし塗りに赤と黒で縁取られた唐草文様が描かれ、金具にもあしらわれている家紋が散らされています。相当裕福で力を持っていた士の指料であったことが窺え、栗形やや下の棟方には、帯刀の際に脇指によって塗りが剥げた部分が見られることから、本刀には同様の脇指拵が存在し、平常指として常に腰に帯びられていたことが窺えます。
 
鞘から抜いて構えてみると、手元重心でバランスが良く、昭和26年大名登録刀であることからも、伝来の良さを感じさせる一刀です。
研磨代を考慮した価格設定に致しましたので、是非当店に研磨を御用命下さい。
※刀身中程を中心に前後三分の二くらいを刃引きしてあります。
 
裸身重量790グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,134グラム。
 
 
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肥前國忠次一吉合作 昭和巳酉仲春

肥前國忠次一吉合作 昭和巳酉仲春
– Hizen no kuni Tadatsugu Kazuyoshi –
 
 
忠次は、明治43年5月1日生。本名を中尾三治郎と言い、堀井信秀、桜井正次に作刀を学び、海軍受命刀工としても活躍。終戦後は作刀技術発表会、新作名刀展において多々の受賞を果たしました。地鉄の鍛えの上手さに定評があり、よく詰んだ杢目肌に匂い出来の互の目刃文、備前伝の逆丁子乱れ、山城伝の直刃、肥前忠吉に倣った作品を手がけています。その子である一吉は、名を中尾一吉と言い、昭和14年11月7日生。昭和30頃より父忠次の下で作刀を学び、新作刀展では優秀賞受賞を初めとし、奨励賞に続いて、努力賞等、たて続けに入賞を果たし才能を発揮していきます。
 
この刀は、忠次、一吉の親子合作刀で、元先の差が程好く開き、帽子は延びごころでややフクラ枯れた感じで鋭く、小板目肌よく練れて詰んだ地鉄は精美で、刃文は匂口明るい逆がかった互ノ目を焼き、足頻りに入り、葉や蛇の目刃交じり、所々に角ばった馬の歯風の刃を交えています。帽子は焼きたっぷりと焼き詰め風。
 
附属の拵は店主町井勲監修の下製作致しました武用拵です。柄と刀身の芯合せ等、実用刀として絶対に譲ることができない要点を、しっかりと吟味して誂えておりますので、何の懸念も無く安心して居合や試斬のお稽古にも御使用頂けます。
 
裸身重量960グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,204グラム。
 
 
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高羽弘宗作 平成十年六月吉日

高羽弘宗作 平成十年六月吉日
– Takaba Hiromune –
 
 
本名、高羽弘。昭和29年10月5日生まれ。父、高羽誠より作刀を学び、新作名刀展では昭和53年に初出品で入選して以降、特賞1回、優秀賞2回、努力賞4回を受賞している現在の関鍛冶を代表する実力派の刀匠です。
 
この刀は元先の幅差が目立っては開かず、先幅広めの豪壮な造り込み。表裏に刀樋を掻き、表には腰樋を添えている。地鉄は小板目肌よく練れて詰み、地景入り、地沸付いて精美。刃文は湾れ調子に互ノ目と丁字を交えた乱れ刃で、刃中足入り、刃肌に絡んだ複雑な変化に富んだ働きを見せ、金筋、稲妻入り、砂流かかり、物打より先では飛焼も交えた賑やかな出来口を示し、帽子は砂流顕著にかかりつつ乱れ込丸く返っています。バランスは中程から手元重心で手持ちが良い。
※弘宗刀コレクター旧蔵品。美術観賞用として鍛えられた出来良い作品です。元研磨状態は刃取りが固く感じられるので、化粧直しを施すと更に本刀の良さを引き出せるでしょう。
 
裸身重量913グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

長良川畔住人弘宗作

長良川畔住人弘宗作
– Nagaragawa han junin Hiromune –
 
 
本名、高羽弘。昭和29年10月5日生まれ。父、高羽誠より作刀を学び、新作名刀展では昭和53年に初出品で入選して以降、特賞1回、優秀賞2回、努力賞4回を受賞している現在の関鍛冶を代表する実力派の刀匠です。
 
この刀は元先の幅差が目立っては開かず、切先延びた豪壮な造り込みが印象的で、地鉄は小板目肌よく練れて詰み、地景入り、地沸付いて精美。刃文は匂口明るく冴えた互ノ目に丁字を交えた乱れ刃で、刃中には足が入り、刃肌に絡んだ複雑な変化に富んだ働きを見せ、金筋、稲妻入り、総体に幾重にも重なって現れた砂流は、あたかも澄み通った水面に現れた砂紋を見るかのようで風情を感じさせ、帽子は表裏共に直ぐに表は大丸に、裏は一文字風に返り、バランスは刀身中程から手元重心で、実際の重さよりも軽く感じられます。
※弘宗刀コレクター旧蔵品。美術観賞用として鍛えられた出来良い作品です。巷で見かける居合用作品とは出来も研磨も異なります。
 
裸身重量1,101グラム。
 
 
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無銘(兼常)

無銘(兼常)
– Mumei (Kanetsune) –
 
 
兼常は室町期に数代あり、名跡は新刀期に及んでいます。八代兼常は美濃納土に生まれ、はじめ兵三郎、後に納土助右衛門と称しました。美濃鍛冶の双璧である孫六兼元・和泉守兼定(之定)に次ぐ良工と伝えられています。
相当に長寿の鍛冶であったようで、長期に渡って作刀したようで、子に九代助治郎兼常、後に尾張に移った初代相模守政常(納土佐助兼常同人)がいます。末古刀上作、業物としても名高い末関系の名工です。
元亀二年七月、織田信長公より「鍛冶職安緒」の朱印状を拝領し、「関鍛冶総領事」を称しました。織田信長公の朱印状の文面は下記の通りです。
「当所鍛冶職可為如前々、並名田方之事親令裁許分付買得者儀不可有相違之状如件 元亀弐 (信長朱印) 七月日 関兼常 助右衛門」
 
この刀は元先の幅差が程好く開き、杢目鍛えの地鉄は、一部に大肌が見られるも、総体に緻密に練られて精良で少しく肌立って映り立ち、刃文は匂とも小沸とも称せる匂口での直刃で、所々にやや大粒の小沸が刃縁に絡み、繊細なる砂流が見られ、横手下で表は浅い湾れを二つ、裏は一つ焼いて、帽子は直ぐに先丸く返っています。
 
附属の拵は小柄笄櫃と返角を備えており、縁頭と目貫は赤銅地の仕事が良い鶏図揃いで格式の高さが感じ取られます。お手持ちの小柄と笄を本拵に添える際には、切羽の加工が必要となります。お気軽に御用命下さい。
刀身の軽さに加え、手元重心であることから、非常に軽く感じられ、まるで短刀や小脇指を構えたが如くの手持ちの良さです。
※鐔鳴りあり。責金ご希望の方はお気軽にご用命下さい。
 
裸身重量509グラム。  拵に納めて鞘を払った重量756グラム。
 
 
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摂州住人秀久作 平成六年七月日

摂州住人秀久作 平成六年七月日
– Sesshu junin Hidehisa –
 
 
秀久刀匠は兵庫県宝塚市にて槌を振るい、華やかな丁子乱れの作を好んで鍛えました。斬れ味が良いと定評ある刀工です。
 
この刀は元先の幅差程好く開き、表裏に刀樋を片チリで掻き、地鉄は小板目肌よく練れ、刃文は匂口明るく、互ノ目に丁字を交えた華やかな刃取りで、刃中足盛んに入り、砂流、金筋、蛇の目等、刃肌に絡んで千変万化たる賑やかな働きを見せる。
 
附属の拵は黒味が強い焦茶色で統一され、鐔と目貫は時代物が用いられ、柄は頑強なる牛表革にて諸捻巻きに仕立てています。
鞘から抜き放って構えてみると、手元重心でバランスが良く、実際の重さより軽く感じられ、扱い易さを求めた秀久刀匠の技量の高さが窺えます。柄にがたつきも無く、即居合や試斬の稽古に御使用頂ける逸品です。
 
※指表物打やや下の棟側のチリ目立たぬ小さな鍛錬疵がある以外は特筆すべき疵欠点は無く、鑑賞刀としてもお楽しみ頂ける作品です。
 
裸身重量749グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,098グラム。
 
 
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武州住熊谷太郎源重秀 大小セット

武州住熊谷太郎源重秀謹鍛
昭和五拾八年正月吉日 菊水 長井家重代
– Bushu ju Kumagai Taro Minamoto Shigehide –
 
武州住熊谷太郎源重秀
昭和五拾八年正月 長井茂雄 偲航空局有志此刀作
– Bushu ju Kumagai Taro Minamoto Shigehide –
 
 
本名、四分一二三。大正元年生まれ。初銘を昭重。佐藤昭則門人で埼玉県熊谷市で鍛刀し、彫物も上手く、彫銘は夢船と称していました。入選等受賞歴を多数持つ刀匠です。
 
(大)
元先の幅差が目立っては開かず、帽子は延びごころで鋭さを感じさせる造り込み。地鉄は板目肌よく練れて少しく肌立ち、平地、鎬地柾がかり、地景入る。刃文は匂口明るく、湾れ調子に互ノ目や丁字を交え、足よく入り、刃中よく沸えて刃肌に絡んで渦巻き状の刃を見せ、砂流、金筋頻りに見られ、帽子は直ぐ調に乱れごころを見せ、先掃き掛けて丸く返る。
 
(小)
元先の幅差程好く開き、切先延びごころの鋭い姿。表裏に刀樋を片チリにて丸留めとし、地鉄は柾目本位に小板目や杢交じる。刃文は匂口明るく小沸本位で、湾れ調子の刃取りで互ノ目や互ノ目丁字を焼き上げ、足よく入り、金筋、砂流顕著に現れ、帽子は表裏共に直ぐに上品に返る。
 
(大小拵)
銀にて菊水紋を刻した一作の金具と、素銅にて糸巻透かしとした鐔を、この刀のために贅を尽くして造らせている。銀の金具は全て鏡面仕上げで丁寧に磨きがかけられ、大刀には鐺金具を取り付け、脇指は丸尻とし、金具、刀身共に同一作の小柄が添えられており、小柄の穂先も研磨がなされているので、こちらも地刃をお楽しみ頂くことが可能。鞘は本漆の溜塗りで、ワインレッド色の光沢がなんとも言えぬ深味を醸し出している。
はばきには丸に木瓜紋を刻し、大は金鍍金、小は銀古美仕上げで昼夜とし、大小刀の頭への菊水紋の彫り方も陰陽の昼夜仕立てとした粋な意匠には頭が下がる。
大小共に菊水紋を刻していることから、大楠公(楠木正成)への私淑の念が感じられ、目貫を鏃図にて造らせたのは、小楠公(楠正行)が後醍醐天皇陵に参拝の後、如意輪堂(如意輪寺本堂)に詣で、髻(もとどり=髪を頭の上で束ねたところ)を切って奉納し、その際、扉に鏃で辞世の歌「かえらじと かねておもえば梓弓 なき数に入る 名をぞとゞむる」を遺した逸話に因んでのことであろう。大小の刀身の出来と言い、大小拵の格式の高さと言い、贅を尽くしたこの現代の名大小刀は、大小共に手元重心でバランスが良く、扱いの良さも感じさせる逸品です。
 
(大)裸身重量934グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,267グラム。
(小)裸身重量578グラム。  拵に納めて鞘を払った重量841グラム。
 
 
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備州長船則光


備州長船則光
– Bishu Osafune Norimitsu –
 
 
備州長船則光は初代は長光の門人と伝え、嘉元三年期(1305年)の短刀が存在します。銘鑑ではこれを初代とし、二代を延文頃、三代を応永で家助の子とし、四代が永享頃、以後室町末期まで名跡を伝えています。
 
この刀は元先の幅差が程好く開き、切先延びごころ、反りは腰元よりやや先から反りが付く先反りの優雅な姿態で、茎は長く頑丈な造り込み。表裏に刀樋と刀身中程迄の添樋を掻き、地鉄は杢目肌柾流れ大肌が見られ、乱れ映り鮮明に現れる。刃文は直刃基調に湾れと互ノ目を交え、刃中には足が入り、細かな砂流や金筋が看取される。帽子は直ぐに先丸く返る。手元重心で非常にバランスが良く、居合形稽古用としてもお薦めの一刀です。
 
掲載している拵画像は同一金具を用いたイメージ写真です。現在本刀には、黒蝋塗鞘に薄紺色の裏革柄巻きにてグレードの高い武用拵を製作中です。
 
裸身重量684グラム。
 
 
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無銘

無銘
– Mumei –
 
 
元先の差、程好く開き、表裏に護摩箸と梵字を彫り、地鉄は小板目肌で粕立ち、刃文は匂口明るく湾れ調子に互ノ目や小互ノ目丁字を交え、刃中には足や砂流が見られ、刃縁には湯走や打除風の刃が交じる等変化に富む。鋩子は乱れごころで先掃き掛けて丸く返る。
 
店主町井勲監修の下武用拵を新調致しました。鞘を払って構えてみると、割と手元重心でバランスが良く、扱い易さを感じさせますので、居合の形稽古にも最適の一振です。
 
裸身重量777グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,003グラム。
 
 
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