修心流居合術兵法 ~その名を名乗らず~

修心流居合術兵法

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未だ知名度が低い修心流居合術兵法。

元々無雙直傳英信流を修業し、一時は無雙直傳英信流町井派と名乗っていましたので、修心流居合術兵法も系譜を大層に語るなら、「室町時代から続く流派です」と嘯くこともできますが、僕は肩書きや系譜と言ったものに興味がないので、修心流居合術兵法は平成に興した新興流派ですと謳っています。

しかし、世の中には肩書きや系譜、歴史、伝統と言ったものに固執し、陶酔する人達もたくさん居られます。

過去にブログで記述したことがあるかわかりませんが、修心流居合術兵法では稽古着に刺繍を施しません。

いえ、厳密に言えば袴に氏名を刺繍するくらいは許可していますが、流派名は初伝位を印可されるまで刺繍することを許さないのです。

これは伝統でもなんでもありません。僕個人の考えによるものです。

技術が拙い者が流派名を名乗ることなどおこがましいと思っているからです。ですから初伝位を境にある程度形も様になってきた者、技術的にも良しと判断された者だけが、修心流居合術兵法の名を刺繍することができるのです。

今現在袴に流派名の刺繍を許されているのは古参門弟の柳原君一人だけですが、彼は刺繍を許可しても流派名の刺繍を未だに行いません。

これが柳原君自身が己に厳しく、「まだまだ修心流居合術兵法の名を刺繍するには早い。」と謙虚な姿勢からのものであれば格好も良いのですが、彼の場合単にケチなだけで、刺繍代が勿体無いからと言うのが現実であったりします(苦笑

最古参で今や主席指導員という立場上、あちこち穴が空いた足袋を履き続けるのもやめて欲しいのですが、「勿体無い。」「まだ履ける。」と、数回履き替えを勧めたのですが未だに穴だらけの足袋で稽古しています。見かねて一足新しい物を進呈しても、古い足袋ばかりを使い続けています。

さて少々話が脱線しましたが、世の中には暴走族の特攻服かと驚く程、稽古着のあちこちに刺繍を施す人がいます。考え方が異なるだけに、僕の眼から見ると、その稽古着は気持ち悪くて仕方がありません。

過去、門弟の数人が試斬大会に出場する際にも、申込用紙には修心流居合術兵法の名前は書くなと言いつけました。流派名を名乗って入賞もできないのなら流派・道場の恥だと心得てくれと話したことがあります。

袴に流派名を刺繍すると言うことは、流派と言う看板を背負うということ。それによって責任が発生するということです。

そう言った僕の自論から、自分の袴に流派名を刺繍できることを目標に、修心流居合術兵法の門弟達は稽古に励んでいます。

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