刀 豊前小倉住紀政廣 明治二年二月日

刀 豊前小倉住紀政廣 明治二年二月日
刀 豊前小倉住紀政廣 明治二年二月日
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/524/00.html

初銘は吉廣。本国は阿波の刀工で、慶應、明治と幕末の激動の時代に鎚を振るった刀工です。
江戸幕府の終焉と明治政府による廃刀令等、逆らうことが出来ない時代の波に揉まれ、そのためかあまり政廣の作品をみかけることはありません。

この刀はそんな数少ない政廣の二尺四寸を超える豪壮な作品。身幅広くがっちりとし、地鉄は小板目杢交じり、よく練れて詰み、少しく肌立って鎬地には乱れ映りが立っています。匂口は明るく冴え、地刃共に一切の破綻がありません。政廣会心の一作と称して良いでしょう。

附属の拵は切羽の一枚に至るまで、すり替えられる事無く伝わってきた製作当時のままの完全なオリジナル。肥後金具を用いた柄。耳と切羽台との間を掘り下げて、使用時の手擦れを極限まで考慮した無地の板鐔。鯉口には素銅の胴金が嵌められ、半太刀拵が如き大きな芝引の鐺金具など。とことん実用にこだわった実戦向けの拵で、騒乱した当時の様子を垣間見ることができる資料的にも価値ある拵です。

是非とも良い研ぎをかけなおし、特別保存刀剣鑑定と保存刀装具鑑定をご受審下さい。
※鯉口部に漆の剥離が見られますが、鞘に割れはございません。

裸身重量825グラム。 拵に納めて鞘を払った重量1,129グラム。

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