アートアクアリウム スペシャルイベント:「サムライナイト」

28日、東京の日本橋にて

アートアクアリウム スペシャルイベント:「サムライナイト」

が開催され、スペシャルゲストとして私も演武させていただきました。

27日に東京入りする都合上、仮標として使用する畳表は26日の日中に兵庫から発送。
運送途中で水が洩れ、他の荷物に影響が出てはいけないということから、炎天下での畳表水切り作業、暑い時期ということもあり、本番までに畳表の湿り気が足りなくなるのではないかと危惧していたのですが、やはりいつもより乾いており、非常に斬りづらい仮標での演武となりました。

加えて愛刀将平の反りが、度重なる剛速球斬りのために変わってしまっており、全体的に反りが深く、更には物打から先に反りが加わってしまったこともあり、斬撃時、いつもより切先が遅れてしまう現象のにより、更に演武条件は不利な状況にありました。

ガッチリ巻かれた上に渇き気味となった畳表は、試斬台の芯に刺さらず非常に不安定。
こうなると、もう、失敗を恐れた演武とならざるをえません。

案の定一回目の演武では安定しない畳表のため、返し業を敬遠せざるをえず、また、なんとか返し業ができそうな試斬台への刺さり具合状態の畳表を相手に、返し業をするも綺麗には決まらず、心残りたくさんの演武となりました。

二回目の演武で控え室裏で反りに併せた手の内に変更し、畳表の硬さを踏まえて振り方を改善。
その甲斐あって二回目の演武では返し業を悉く決めるも、苦手な右から左への斬上時、畳表の硬さに気をとられ、思わず余計な力が入り、こともあろうか斬り損じを披露してしまうことに…
完璧な演武をこなすことができず、非常に悔しい演武となりましたが、また一つ、二つと学ばせて頂きました。

愛刀将平は藤安刀匠の元へ送り、反りを伏せ、元の姿に直して頂くことにしました。

20160828-2
控え室にて

20160828-1
乾燥気味の硬い畳表。芯に最後まで刺さっていない状態からも、その硬さがご想像いただけるはず。また、反りが深くなりすぎたために手元より切先が遅れ、振り遅れ状態になっていることもこの一枚の写真から判ります。

アートアクアリウム スペシャルイベント サムライナイト
計二回の演武を終え、アートアクアリウムの木村様と共に演武した仲間と。

そんな不満な結果の演武とはなりましたが、演武をご覧下さった観客の方には評判が良かったようで、昨夜遅く帰宅し、先ほどPCを立ち上げましたところ、とても嬉しいメールが届いておりました。
大変嬉しく拝読させていただきました。以下に御紹介させていただきます。

メールのタイトル:生きる力をいただきました

本分:昨夜、三越前の演武を見学をさせていただきました者です。
町井先生がご登場される際、まるで仁王像が動き出したかのような気圧を感じました。
目の前で、拝見させていただき、大変眼福にあずかりました。
演武終了後、片付けをされるスタッフの方にお願いして、畳表の一部を戴きました。
スタッフの方が「途中で置いてかないでね」とおっしゃいましたが、とんでもない!
あの町井先生が藤安将平作で斬ったものです。我が家の宝とさせていただきます。
ありがとうございます。

嬉しいメール本当にありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA