劣化コピーとならぬために

新設した北京支部道場五輪館、シアトル支部道場の、各稽古風景と指導員による指導の様子を動画に撮って送ってもらい、チェックしています。

北京支部では居合形の指導はまだ行っていないとのこと。その理由を尋ねたところ、まだ的確に指導ができないからだそうです。
但し、二刀形については私から褒められることも多く、支部長並びに指導員は、他の門弟に指導できるだけの理合術理を理解できていると判断したので、正式に指導を許可したことがあり、それで専ら二刀を今は稽古しているとのことでした。
この姿勢は非常に好ましい。
できない業、習得していない業を間違った解釈で指導されては、派閥を生んだり、技術の劣化が生じます。今できることだけを指導し、稽古する。
同じ作業の繰り返しで面白くない、飽きが来るかもしれませんが、そのように思う人は学ぶ欲に欠ける。毎回同じ稽古であっても、毎回を真剣にすると飽きなどこないものです。


初心者同士が形稽古をしている様子を見ると、改善点は多々あれど、最後は敵の軸を崩そうとしているのが好ましい。勿論業としては不十分ではありますが、軸を制す気持ちが大切。
動画左の者は新たに入門したてで、この日が初の稽古参加とのことです。

ヘタに他流をかじっていないので、動きが素直です。
他流の居合や剣術経験者は、当面他流で得た癖を消すのに時間がかかります。

何事も最初が肝心。道場や師の選択も非常に重要となります。

居合だったらどこでもいい。というなら良いですが、本当に使える居合を学びたければ、師の選択はくれぐれも慎重になさってください。
卵から孵るひよこが、最初に見たものを親と思い込むのと同じで、最初に使えない動きを学んでしまうと、後々苦しむのは自分自身です。

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