刀531 無銘(寿命)の来歴について

寿命
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/531/00.html

本日御案内を開始しました“刀531 無銘(寿命)”の来歴を問われる質問が寄せられましたので、他のご検討頂いておられる皆様にもお知らせ致します。

昭和26年の大名登録についてはご存知かと思いますが、当時、日本刀の個人所有が認められるようになってから、国が旧大名家を中心に、その蔵刀を登録してまわりました。
その中でも都道府県名ではない文化財登録は、初期の段階に行われました。
都道府県名での登録の場合は、その登録地から大体の出自を割り出せるのですが、文化財登録の場合は、どこの都道府県で登録が行われたのかを知ることができず、残念ながら出自来歴をたどることは、全国照会をかけなければわかりません。
全国照会をかけてしまいますと、登録証の昭和26年3月10日と言う古い登録年月日が書き換えられてしまうおそれがあるため、刀剣趣味者は名義変更すら行わないのが現状です。
26年3月中の登録は、天皇家も含め、大大名の蔵刀を中心に登録されたと言われています。
今回御紹介する寿命は静岡県下の旧コレクターが長く愛蔵していた品で、コレクター本人死去により遺族によって当店へ売りに出されました。(委託品)
本刀の登録年月日は昭和26年3月10日と、最初期の登録であること、また、本刀が静岡県下で登録されたものだとすれば、大政奉還後に静岡で隠居生活を送った徳川宗家(慶喜)の蔵刀だった可能性が窺がわれます。

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