大磨上無銘(金房) ~安さの限界に挑戦!!~

大磨上無銘(金房) ~安さの限界に挑戦!!~
無銘(金房)
– Mumei(Kanabo) –
 
金房一派は大和国にて栄えた手掻末葉の刀工群で、南都宝蔵院の僧兵に数多の刀剣を鍛え、兵衛尉政次や隼人丞正實らが著名。十文字槍で有名な宝蔵院流槍術の始祖、覚禅房胤栄の槍も金房一派の刀工の手により鍛えられました。
現存する作品は、刀や槍、薙刀と言ったものが多く、短刀や小脇指の類は少なく、作風としては元先の幅差が少ない頑強なる造り込みが多く、利刀としても優れていたため、武将達からも厚い支持を得ていたようです。
 
この刀は大きく磨り上げられ、元先の幅差はさほど開かず、切先延びた豪壮な造り込み。地鉄は板目に杢目、流れ柾を交えた地鉄が肌立ち、刃文は匂口明るく冴え、湾れ調子に互ノ目を交え、指表の刃中には葉が顕著に見られ、総体に砂流や金筋が顕著で、一部には匂口が地に向かって煙り込むような景色も見られます。鋩子は残念ながら刃が駆け出しており、直ぐ調に刃取りで繕われています。
茎には朱漆による文字が見られますが、現在では判読不明。
刀剣趣味初心者応援価格として、めいっぱい限界の安さに挑戦しました。ほぼ原価。いえ、写真撮影や編集作業を考えると赤字です。
早い者勝ちです!! お急ぎ下さい!!
 
裸身重量588グラム。

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