菊池住惟忠 昭和六十年一月吉日 ~清麿写しの剛刀~

菊池住惟忠 昭和六十年一月吉日 ~清麿写しの剛刀~
菊池住惟忠 昭和六十年一月吉日
– Kikuchi ju Koretada –
 
本名大塚惟忠。熊本県菊池市在住。全日本刀匠会会員で、優秀賞等多数の受賞歴があり、地刃冴えた出来口が人気の現代名工の一人です。師は大塚盛竜。
 
本刀は反りやや高く、切先延びた豪壮な姿で、清麿を範とした作品。自家製鋼による地鉄に定評ある惟忠ですが、本刀もそれに洩れず非常に良い地鉄を呈しており、匂口明るく冴えた焼刃は見事で、随所に砂流が見られ、変化に富んだ刃中の働きを楽しむことができます。
 
日頃の御愛顧にお応えし、8月31日までの期間限定特価で御案内致します。この期間を過ぎますと通常価格となりますので、出来優れた実用兼美の現代刀をお探しの方、一点物ですので急ぎお申し込み下さい。
 
裸身重量898グラム。

江戸時代の武士に刀を杖のようにする所作はあったのか!? ~天心流兵法の嘘を暴く まとめ~

天心流兵法なる江戸柳生分流や宝蔵院流槍術陰派を名乗る団体による誤まった情報の拡散と、既に発表してしまった所作への間違いの指摘に対するこじつけブログ記事に対し、何度かにわけて記してきました天心流で言うところの杖太刀なる所作について、新たに情報提供を頂きましたので、江戸時代の武士の作法を正しく知って頂くためにも、しつこくこのブログで私見を述べさせていただきます。

これまでのブログ内容をご存じない方は、是非併せて下に紹介いたします記事もご拝読下さい。

天心流兵法が発信する誤まった情報を真向から斬る! ~刀は地面に立てるものではない!!~

天心流兵法が発信する誤まった情報を真向から斬る! ~刀は地面に立てるものではない!! 2 ~

天心流兵法が発信する誤まった情報を真向から斬る! ~刀は地面に立てるものではない!! 3 ~

天心流兵法が発信する誤まった情報を真向から斬る! ~刀は地面に立てるものではない!! 4 ~

 

さて、天心流兵法なる江戸柳生・宝蔵院流を名乗る系譜捏造団体が頑なとして過ちを認めない“杖太刀”なる所作について、天心流は以下のように発言しています。

「杖太刀とは、脱刀時(刀を帯から外した時)に刀を立てる所作を指す天心流の用語です。こうした所作は天心流だけに存在するものではありません。たくさんの写真や絵図により、武家社会にそうした所作があった事実が明示されています。」

そして上記一文と共に数枚の幕末に撮影された士の写真を例に挙げているのです。

ここで疑問が一つ登場します。

自ら「絵図により」と記しているにも関わらず、例として挙げているのは幕末に撮影されたポーズづけの写真ばかりであって、肝心なる絵図が一つも示されていないことです。

以前、天心流が示した絵図については、私がこのブログにおいて“武士ではなくかぶき踊りの役者であり、描かれているのは演目の一場面である”と事実を述べました。それ以降は確固たる絵図が見当たらないのでしょう。上述の通り幕末に撮影されたポーズづけの写真ばかりを明示と言って紹介しています。

さて、今回有志の方より頂戴しました幕末や明治に撮影されたであろう写真を紹介させていただきますが、ここに面白い事実が見えてくるのです。

 

ご紹介しますのは「蘇る幕末」と言う朝日新聞社の出版による本に掲載されている写真ですが、元となっている写真の数々は、オランダのライデン博物館に保管されている、幕末の日本を写した膨大な写真の一部です。
もう一冊の本から紹介する写真は「写された幕末」に掲載されているもので、ビワトーという慶応年間に横浜に在住していた写真師によって写されたものです。尚、ビワトーの写真アルバムは、別の横浜居留の外国人から横浜市に寄贈されました。

オランダのライデン博物館の写真はヨーロッパの人々へ、東洋の日本という全く文化の異なる国について知らせるための写真で、ポーズをとった物が多く、こちらは外国人に分かり易く、ことごとく刀が目立つ位置に持ってこられ、鞘尻や鐺が地面についているものばかりです。
これは明らかに外国人写真家の求めに応じたポーズです。
当時の写真技術ですから息を止めてぶれないようにしたでしょうし、刀が腰に帯びられていては左右に揺れてぶれてしまうので下に付けたがったのかも知れませんし、西洋の軍人がサーベルを自分の前や横に立て置く風習になぞらえ、写真に写る武士にもそれと同じポーズをとらせたものと想像されます。

一方、スナップの多いビワトーの写真では刀を地につけて立てている写真は一枚もありません。
最後のページに「江戸の残侠」という題名で博打打ちが文中では長脇指とされる刀を抜き身で地面に突き立てている写真があるのみです。自然なポーズを求めたところ、粋がった博打打ちが

「抜き身で地に突き立てる様なポーズで撮ったらかっこいいんじゃぁねぇの?」

と自ら鞘を払ったのか、はたまたビワトーがなんとなく

「博打打チラノ 気性ノ荒サヲ 表現シタイノデ 抜キ身デ ナニカ カッコイイポーズデ 決メテ モラエマセンカ?」

と、ポーズをとらせたのかは今となっては解りませんが、こうした複数の資料の比較で真実(天心流がこじつける虚実)が見えきますし、古伝と言いながら外国人のセンスでとらせたポーズを形に取り入れているのですから、天心流が捏造流派であると自身で顔に書いていると言っても過言ではないでしょう。

根付の世界でも同じ様な事があり、若い愛好家が外国人の間違った論文を鵜呑みにして、捏造された文化史を信じ込んでしまった事例があります。

おかしいと思ったこと、疑問に思ったことは、情報を鵜呑みにされず、自身で調べてみるのもまた一興かと思います。勿論これは私のブログ記事にも言えることで、私が発する様々な情報にも間違いが含まれている可能性も否定できません。「調べる」と言う習慣をこの機会に是非身につけられてみてはいかがでしょうか。

尚、外国人カメラマンのポーズづけによって始まった、刀の鞘尻や鐺を地につけるポーズは、自然と日本人カメラマンや被写体である個人にも擦り込みで受け継がれたものと私は考えております。

では写真の数々を御紹介致します。

ライデン撮影の士写真

ライデン撮影 平常指(へいじょうざし=普段腰に指している刀)ではなく、両者共に陣太刀を手にしているので、明らかに刀を選んでのポーズづけであることがわかります。

ライデン撮影の士写真

ライデン撮影 こちらも右の士は金具の位置をずらすと太刀として吊り下げることができるタイプの拵をわざわざ選んで撮影に臨んでいると思われる。

ライデン撮影の士写真

ライデン撮影 中央の人物だけが刀を手にしており、他の者は脇指のみ。中央に写る人物がこの写真の主であることがポーズづけによって示されている。

ライデン撮影の士写真

ライデン撮影 髪型から察するに、明治に入ってから撮影されたものではなかろうか。

ライデン撮影の士写真

ライデン撮影 両者共に背景のスタジオセットは同じ。刀の位置もほぼ同じで、ポーズづけによるものだと簡単に推測できる。

ライデン撮影の士写真

ライデン撮影 屋外のように見えて、実はスタジオセットである。これもポーズづけされている。

ライデン撮影の士写真

ライデン撮影 京都太秦映画村にはこのようなポーズで撮影された素人の写真が、時代劇扮装写真館に多々飾られている(笑

 

 

ビワトー撮影の士

一方、こちらはビワトーが自然なポーズで撮影した士の写真。脇指のみを帯びる者は、大刀を撮影現場の脇にある刀掛にでもかけているのであろう。両刀を指している者は腰から刀を外さず、二刀指のままである。

ビワトー撮影の博打打ち

長脇指には見えないですし、髪形などから見ても、明治になってからのものではなかろうか? 左端の人物は仕込杖らしきものを、中央で座する者は刀(長脇指?)を背負い、日本国旗(日の丸)を手にしています。

国旗としての日の丸は、幕末に船舶用の国籍標識(惣船印)として導入され、その後に船舶用に限らず国籍を示す旗として一般化したとされますので、ビトワー撮影のこの博打打ちの写真は、日本国旗を手にしていることから、ライデンと同じように海外向けにポーズづけして撮影した可能性が否めない。

成高 マサヒラ作 ~那須与一佩刀 柄曲がり成高の忠実なる写し~

成高 マサヒラ作 ~那須与一佩刀 柄曲がり成高の忠実なる写し~
成高 マサヒラ作
– Naritaka Masahira saku –
 
藤安将平刀匠は昭和二十一年福島県伊達郡生まれ。昭和41年長野県坂城町の刀匠、故人間国宝、宮入行平師に入門。
昭和50年福島県立子山に鍛刀場を開設して独立。以後作刀の研究修練を重ね日本美術刀剣保存協会優秀賞3回、奨励賞6回、努力賞7回を受賞。平成2年には日本美術刀剣保存協会会長賞受賞。同14年日本美術刀剣保存協会寒山賞を受賞。
 
尾張熱田神宮、奈良護国神社など多くの神社で奉納鍛錬を行い、平成20年には、704年、佐備大麻呂の作剣以来、およそ千三百年ぶりに常陸鹿島神宮において日本刀奉納鍛錬を行う。
 
昭和59年秋には伊勢神宮第61回式年遷宮、御神宝太刀謹作奉仕の大役も担い、 先の震災で大きな被害を受けた福島県南相馬の御刀神社復興支援にも大きく尽力され、御神宝となる直刀を謹作奉仕し、直近では福岡の宮地嶽古墳出土大直刀の復元鍛錬など、現代日本刀匠屈指の作刀技術を持っている。
 
平安、鎌倉時代の古刀剣再現への強い想いを持ち、長年研究修練に取り組み、国宝、重要文化財やそれに類する刀剣類、全国の砂鉄や鉄文化の知識見識も豊富で、太刀、刀、短刀、脇指、薙刀、古代直刀など、どれを手掛けても正確で美しい刀姿を造り上げる。
地鉄、焼刃の手際も鮮やかで幅広い製作能力を誇り、中心鑢や銘文といった中心仕立ても現代刀匠随一で、師である行平没後、師の実子である宮入小左衛門行平(宮入恵)を預かり、弟子として鍛刀修業を積ませた経緯からも、師の信任が厚く、その技量の高さを物語っている。
 
近年は奈良正倉院収蔵の直刀、手鉾のなど奈良時代の刀剣類の研究、復元製作にも取り組まれ、上記の御刀神社奉納直刀の焼刃などは神域に入られたと言っても過言ではない。
 
刀心店主、町井勲(修心流居合術兵法創流者、居合に関するギネス記録を6つ保持している)が最も信頼を寄せる現代屈指の刀匠としても知られ、将平刀はテレビ番組内で町井の手によって、鉄パイプ、鉄板切断など日本刀の本分である利刀(折れず曲がらずよく切れるの三事)としての能力も非常に高いことが証明されている。
また将平刀匠は弓、弓道にも深い造詣を持たれており、京都の御弓師柴田勘三郎氏とも長年に亘る親交があって、地元福島では弓術の指導にもあたっている。
人格そして技量に於いても、人間国宝や無鑑査に認定されるべき人物だが、表の世界に出るのを拒み、今尚福島県立子山で黙々と作刀研究に勤しむ生粋の職人肌刀匠である。更なる詳細はこちらをご覧下さい。
 
この太刀は那須与一が扇の的を射落とした褒美として、源頼朝より拝領したと伝わる那須与一佩刀の古備前成高(重要文化財)の忠実なる写しで、現物は那須神社・与一伝承館で見ることができます。この成高の太刀は中心の反りが一際強いことから、“柄曲がり”との異名をも持つ名刀。今回将平刀匠はその姿をも完全に再現。現存する実物の成高と寸法も同じで、成高の銘文までをも忠実に再現されています。
鍛冶押しの現状でも地沸が微塵についているのが目視出来、匂口明るく冴えた小乱れも確認できますので、姿だけではなく、地刃もどこまで本歌に迫る出来口なのか、研ぎあがりが非常に楽しみな優作です。
美術観賞用上研磨を施し、素銅地菱形金着はばき、上白鞘を誂えてお納め致します。拵の御相談もお気軽にどうぞ。
 
裸身重量 815グラム。※打卸状態での裸身重量計測につき、研磨完了後は幾分軽くなります。

立子山住人将平作 古刀再現の実用兼美の美術刀剣

立子山住人将平作 古刀再現の実用兼美の美術刀剣
立子山住人将平作
– Tatsugoyama junin Masahira saku –
 
藤安将平刀匠は昭和二十一年福島県伊達郡生まれ。昭和41年長野県坂城町の刀匠、故人間国宝、宮入行平師に入門。
昭和50年福島県立子山に鍛刀場を開設して独立。以後作刀の研究修練を重ね日本美術刀剣保存協会優秀賞3回、奨励賞6回、努力賞7回を受賞。平成2年には日本美術刀剣保存協会会長賞受賞。同14年日本美術刀剣保存協会寒山賞を受賞。
 
尾張熱田神宮、奈良護国神社など多くの神社で奉納鍛錬を行い、平成20年には、704年、佐備大麻呂の作剣以来、およそ千三百年ぶりに常陸鹿島神宮において日本刀奉納鍛錬を行う。
 
昭和59年秋には伊勢神宮第61回式年遷宮、御神宝太刀謹作奉仕の大役も担い、 先の震災で大きな被害を受けた福島県南相馬の御刀神社復興支援にも大きく尽力され、御神宝となる直刀を謹作奉仕し、直近では福岡の宮地嶽古墳出土大直刀の復元鍛錬など、現代日本刀匠屈指の作刀技術を持っている。
 
平安、鎌倉時代の古刀剣再現への強い想いを持ち、長年研究修練に取り組み、国宝、重要文化財やそれに類する刀剣類、全国の砂鉄や鉄文化の知識見識も豊富で、太刀、刀、短刀、脇指、薙刀、古代直刀など、どれを手掛けても正確で美しい刀姿を造り上げる。
地鉄、焼刃の手際も鮮やかで幅広い製作能力を誇り、中心鑢や銘文といった中心仕立ても現代刀匠随一で、師である行平没後、師の実子である宮入小左衛門行平(宮入恵)を預かり、弟子として鍛刀修業を積ませた経緯からも、師の信任が厚く、その技量の高さを物語っている。
 
近年は奈良正倉院収蔵の直刀、手鉾のなど奈良時代の刀剣類の研究、復元製作にも取り組まれ、上記の御刀神社奉納直刀の焼刃などは神域に入られたと言っても過言ではない。
 
当店々主 町井勲の愛刀として、その美術性の高さと強靭さ、そして凄まじい切れ味で名を馳せる、名工藤安将平。この刀は下鍛えから焼き入れ迄全ての工程を将平刀匠の手によって鍛え上げた実用兼美の最高級美術鑑賞刀です。
 
諸工作に時間を要するため、先に打卸状態での御案内となりますが、製作致します拵は腕の良い鞘師による観賞用上拵下地に、カシューにて塗りを施し、親鮫を贅沢に腹合着(一枚巻き)に仕上げ、正絹にて美術鑑賞用上柄巻きを施し、美術観賞用上研磨を施して納品致します。はばきと切羽は素銅にて下地を作り、はばきは沙綾形金着せ、切羽も金着せにて製作し、切羽ははばきと鐔を外した状態でもピタリと定められた位置で止る本格的な武用仕様の物をお造りします。
縁頭や鐔、目貫はお選び頂けませんが、当店にてしっかりとした時代物の金具を選ばせて頂きますのでご安心下さい。お客様御所有の金具にて拵製作することも可能ですが、最低でも縁の縦が40ミリ以上の物をご用意下さい。鞘塗りは黒蝋塗または黒石目塗からご選択可能。勿論料金加算にて変わり塗りに変更することも可能ですし、柄糸のお色もご選択可能です。また、諸工作のレベルを落とすことで表記価格よりお安くお譲りすることも可能ですので、お気軽に御相談下さい。
 
尚、刀身は明るく冴えた直刃を焼き上げております。映りも期待できそうです。手持ちバランスも最上。将平の最高級美術鑑賞刀を是非この機会に御入手下さい。
 
裸身重量782グラム。※打卸状態での裸身重量計測につき、研磨完了後は幾分軽くなります。

備州長船住勝光 ~町井勲監修 武用拵新調済み~

備州長船住勝光 ~町井勲監修 武用拵新調済み~
備州長船住勝光
– Bishu Osafune ju Katsumitsu –
 
二尺六寸七分余もある長寸刀の御紹介です。
互ノ目乱れを主体に随所に砂流が見られ、特に指表物打の出来が良いです。古研ぎ身につき、手入や経年によるヒケ、指裏に素人が細かい耐水ペーパー等で錆を除去しようとした痕跡があり、観賞刀としては美観を損ねるものの、焼刃等に問題は無く、再研磨で綺麗になります。
ご周知の通り、長寸の刀は古い時代に磨り上げられ、うぶの姿を留めているものは少なく、そのため長寸の古刀を探すのは一苦労するものです。
この刀は無鑑につき、銘の真贋保証は致しかねますが、長寸の古刀をお探しの方、また、長寸の武用刀をお探しの方にはうってうけの一刀で、手持ちバランスも非常に良いです。
 
附属の拵は町井勲監修にて一切の妥協を許さぬ拘りにて新調したもので、柄には微塵の捩れも無く、刀身と柄との芯もしっかりと出してあります。裏革にて捻り巻きにした手に馴染む柄巻きや、鮫は親粒を用いた腹合着(一枚巻き)、切羽はこの刀のためだけに造った銀無垢切羽で、鐔を外した状態で装着すると、ピタリと鐔の位置で止まります。拵を新調するにあたり銀はばきも新調しました。かなりのコストをかけた武用拵の逸品、是非この機会にお求め下さい。研磨に関する御相談もお気軽にどうぞ。
 
裸身重量761グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,017グラム。

肥前國吉包 ~特別貴重刀剣認定書付き~

肥前國吉包 ~特別貴重刀剣認定書付き~
肥前國吉包
– Hizen no kuni Yoshikane –
 
小板目肌が良く練れて地景入り、地沸ついた小糠肌が美しく、匂口明るく冴えた直刃を巧みに焼き上げた作品です。
研磨状態も良好で、手をかけることなくこのままお楽しみ頂けます。
 
裸身重量735グラム。

大磨上無銘 ~鎌倉期まで遡りそうな掘り出し物!?~

大磨上無銘 ~鎌倉期まで遡りそうな掘り出し物!?~無銘
– Mumei –
 
大きく磨り上げられた鎌倉時代は下らぬと思われる太刀。現状では素人による錆を落とした箇所やヒケ等が目に付きますが、姿が美しい一刀です。
 
刃文は小乱れ。匂口は深く、悪い表現をすれば染みた匂口と言えますが、古名刀には本刀のような刃もしばしば見られます。特段硬い感じの刃が見られるので、古い時代の再刃の可能性も否定できませんが、製作年代はかなり遡ると思われます。
本刀のような再刃臭い出来の刀に研磨を施し、保存審査を受審したところ、波平で保存刀剣鑑定書が交付されたこともかつてありますので、むげに再刃物と決め付けず、研磨を施し、ダメ元で保存審査を受審頂きたく存じます。
 
研磨代やはばき製作費を考慮し、格安で御案内致しますので掘り出し物をお探しの方、吉と出るか凶と出るか、是非チャレンジされてください。
 
※研磨・保存刀剣審査を当店にてお任せ下さる方のみ御購入頂けます。
 
裸身重量628グラム。

濃州関住二十三代藤原兼房作 昭和二二十九年二月吉日

濃州関住二十三代藤原兼房作 昭和二二十九年二月吉日

濃州関住二十三代藤原兼房作 昭和二二十九年二月吉日
– Noshu Seki ju nijusandai Fujiwara Kanefusa saku(23generation) –
 
本名、加藤鉀一。明治13年生まれ。岐阜県関市栄町住、加藤善之助寿命の門人で国工院名誉会員権大宗匠、入選、優秀賞を多数獲得し、岐阜県重要無形文化財指定を受けた昭和の名工です。
 
この刀は巷に出回る安価居合刀として鍛えられたものではなく、美術観賞用、御守刀として入念に鍛えられた一刀で、当然ながら研磨やはばきも良い仕事がなされています。
身幅広く、重ね厚めで切先延びた豪壮な造り込みに、小板目よく練れて詰んだ精良な地鉄。匂口明るく冴えた互ノ目丁子乱れは頻りに足が入って見事であり、総体にふんわりとした柔かい印象を与える出来口です。
※極小の刃毀れが刀身中程に見られます。部分研磨(有償)にて除去可能ですのでご希望の方はお申し付け下さい。
 
 
裸身重量999グラム。

アートミックスジャパン 修心流居合術兵法公開演武の御案内

アートミックスジャパン 修心流居合術兵法公開演武

http://artmixjapan.com/program/artist07.php

アートミックスジャパン 修心流居合術兵法公開演武

いよいよ3日後となりました。

今回は趣向を変え、単に演武を披露するだけではなく、“古の士達が何を目的に形を創案したのか?” “各々の形で何を学ぶのか?”を居合形解説やその術理を解説しながら実演させていただきます。

巷の居合教本には記述されていない古流居合術の奥深さと真髄を、会場に集う皆様に少しでも知っていただければ幸いに存じます。

平日の夜ということもあって、なかなかお出かけしづらいかもしれませんが、是非ともお足をお運びください。