刀心 ~町井勲・藤安将平監修 武用刀~

刀心 ~町井勲・藤安将平監修 武用刀~
刀心
– Toushin –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/698/00.html

畳表を斬るだけだから安い刀でいい。
斬るだけだから安い研ぎでいい。
日頃からそのような声をよく聞かされます…
お客様にはそう言った考えを根本から改めて頂きたく思います。
走ればいいから。そんな軽い気持ちで激安の中古車を買うと、あちこち修理しなければならない箇所が頻繁に出てきて、かえって高くつくものです。
これは武用に用いる刀にも言えること。長年居合を研鑽してきましたが、居合や抜刀を嗜む方の殆どが武用刀の選び方を御存知在りません。
床の間飾りの観賞用ならいざ知らず、実用刀こそ吟味が必要!! 刀身の曲がりや捩れ、柄に捩れはないか? 柄に対して刀身が真っ直ぐに入っているか? 研磨は表裏肉置が同じか? このように精査すべき点が多々あります。
百均のカッターと有名メーカーのカッターとでは、切れ味に大きな差があるように、試斬稽古に使う刀だからこそ、しっかりとした下地研磨が必要です。

刀心店主 町井勲がプロデュースする武用刀『刀心』は、町井勲と藤安将平監修の下、上記の厳しい条件をクリアした刀です。
粘りある地鉄、横手もピシッと立てた美術鑑賞用上研磨に相当する最上の武用研磨は、刀身を凜と引き立たせるだけでなく、この刀の斬れ味を最大限に引き出します。
製作にはかなりのコストがかかっていますが、模擬刀の拵を転用することで廉価での御提供を叶えることができました。
居合、試斬抜刀用の刀をお探しの方、一生涯使っていただける武用刀『刀心』は、トータル的に見て頂くと確実に安い買い物だと実感頂けますので、是非この機会に本物の吟味された最上の武用刀を御入手下さい。
精美な地鉄、ふわりと柔らかい感じの明るく冴えた匂口、この刀、大業物です。

裸身重量781グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,064グラム。

濃州住兼成作 昭和六十二年十一月吉日 ~岐阜県無形文化財保持者~

濃州住兼成作 昭和六十二年十一月吉日 ~岐阜県無形文化財保持者~
濃州住兼成作 昭和六十二年十一月吉日
– Noshu ju Kaneshige –
 
本名後藤良三。岐阜県重要無形文化財保持者。大正15年生まれ。岐阜県関市在住で師は渡辺兼永刀匠。
特筆すべき疵欠点無く、先幅広めでフクラが枯れた豪壮且つ鋭い造り込み。小板目肌が良く練れて詰み、刃縁柾流れ、匂口明るい互ノ目乱れを焼頭丸く焼き連ね、総体に砂流顕著にかかり、金筋交える。
 
附属の肥後拵は、気が効いた桜花図の縁頭・鐔・鐺の揃い金具を用い、鞘は絢爛なる若狭塗。綺麗な拵ですが鞘は栗形より下の刃方の口が開いています。
修理可能ですが塗りが変わってしまう可能性があります。新たに鞘を新調されても良いですし、既成品の合わせ鞘も合いそうですので、それを転用してお使い頂くのも良いでしょう。
 
比較的安価販売で有名な他店でも、同工作品に58万円の値がついていましたが、今回は超破格値で御案内致しますす。この機会を逃さないで下さい。
 
裸身重量865グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,145グラム。

値切り

刀剣を購入しようとされるなら、値切りをしてはいけないと、度々このブログでも書いてきました。

生活雑貨とは異なるのです。

刀剣は今の時代において、生活に絶対必要なものではなく、贅沢品に他なりません。

 

今朝もパソコンを起動させ、お客様からのメールチェックをしていますと、76万円の値段をつけている刀に対し、60万円で取引して欲しいとありました。

 

ふざけるな! でございます。

 

76万を75万にして欲しいなんてかわいいものではありません。あり得ない値引き交渉です。

カチンときたので

 

当店は一切の値引きには応じておりません。

また、値引き交渉されるお客様とはお付き合い致しません。

 

と返信しました。

 

刀はそれぞれが一点物。ある程度の相場があるとは言え、同作者の作品でも厳密に言えば出来によって値段が大きく変わってくるものです。

私の店に限らず、他店におきましても、相場より高値がついている品は、店主の思いいれがあったり、それ相応に出来が良いものであったりします。

実物を見ずして値切り交渉は刀剣趣味人として最低の振る舞いだと肝に銘じてください。

高いと思われたなら諦めるか、どうしても諦められないのであれば、店主に相談にのってもらい、取り置きしてもらって資金を貯めるくらいの心構えなくして、どうして購入した刀を大切に扱うことができるでしょう?

自分自身で自分の愛刀の価値を下げるような愚行は慎みましょう。

刀剣購入の際にケチるお客様が、将来、その刀に錆が生じた時、正しくメンテナンスして下さるとは私には到底思えません。ですからそのようなお客様とのお取引はご遠慮させて頂きます。

 

商売も大切ではありますが、私は何よりも刀が大好きなので、刀剣のことを最優先に考えさせていただきます。

うぶ出し 無銘短刀

うぶ出し 無銘短刀
無銘
– Mumei –
 
南大阪の旧家より数振まとめて買い取らせて頂いた刀剣の内の1口です。
発見届けから登録審査まで、全て当店にて代行させて頂きました。市場に出るのは今回が初となる完全なるうぶ品で、薄錆に包まれ地刃が見えない状態であったものを、当店にて研磨致しました。
 
板目に杢交じりの地鉄には地景が入って肌立ち、総体に白い印象を与えます。刃文は焼き出しから始まり、腰より上で互ノ目を焼き、焼き頭には足が入って丁子風となっています。刃取りは表裏揃い、江戸後期に流行した冠落し造りとなっており、特筆すべき疵欠点はありません。
 
附属の拵は唐草に桜花と桐が金象嵌された一作金具で、幅の狭い細柄糸で撮み巻きにした上品な柄に、腰を千段とした黒萎革塗り鞘で、凹み等の傷は無く、大変綺麗な状態です。切羽とはばきは銀着せの高級品。無銘の短刀なれど拵の格は高く、身分が高い方の指料であったことを物語っています。
 
研ぎ上がり刀身ならではの深みある地鉄と、刃取りされたばかりで白く冴えた刃の絶妙なるコントラストをお楽しみ下さい。
 
裸身重量237グラム。  拵に納めて鞘を払った重量377グラム。

独創と独走 ~鬼才、刀匠藤安将平~

つい先程将平刀匠から電話が…

いつも明るい声なのに、なにやら重い雰囲気の声…

 

どうしました?

 

心配する私の声に

 

「凄いの出来ちゃった… 古備前だよ… 前回の作を越えちゃったよ…」

 

とのこと。

きたーっ!! 近頃は重い雰囲気の時は傑作が生まれた時になっています。

 

前回の作品の地沸は本当に見事で、刃の働きも荒砥で見える程だったのに、それを越えたって…

 

これまで様々な独創と研究を重ね、もう、今や現代刀匠の中では完全に独走状態の将平刀匠。

今晩徹夜で仕上げ、明日にはうちに向けて発送してくれるそうです。

ドラゴンボールの野沢さんの台詞ではないけれど、

「おらぁ、わくわくすっぞぉ~」

と叫びたい気分。

 

急ぎ研磨代や鎺、白鞘代を稼がなければ!!

 

将平最新作

上写真の太刀が今回話題にあげた将平最新作。

 

因みに下に掲げる写真は以前ブログにも書きましたが、将平刀匠からの依頼により、一晩徹夜で下地をした、とある名刀の写しです。中身はまだ披露致しません(笑

姿も出来も滅茶苦茶いいんですが、これを越える作が前回、今回と続いているそうですから、今後更なる領域に行かれることでしょう。

某名刀写しの将平

某名刀写しの将平

鎺も白鞘も最上級のものを誂えました。

研ぎあげるのが楽しみです!

 

将平作の刀剣を御所望の方は、お気軽に美術刀剣 刀心へお問い合わせ下さい。

toushin@nihontou.jp

刀剣趣味をこれから始められる方、お財布に優しい価格で室町時代の脇指を御紹介致します。

無銘
無銘
– Mumei –
 
室町時代後期に鍛えられた大磨上無銘の脇指です。
杢目鍛えに地景入り、肌立った地鉄に丁子交じりの互ノ目を焼いた作品。小疵がありますが古い時代の作品にはまま見られるものですからさほど気にはならないでしょう。研磨状態も良好で手をかけることなくお楽しみ頂けます。
これから刀剣趣味を始められる方で、まずは一振勉強用にと思われておられる方にうってつけの作柄と価格。立派な白鞘に銀二重はばきが装着されており、これだけでも価値あり!
一点物ですからお申し込みはお早めにどうぞ。
 
裸身重量533グラム。

薩摩國住人國平 ~第20回重要刀剣~

薩摩國住人國平 ~第20回重要刀剣~薩摩國住人國平
– Satsumanokuni junin Kunihira –
 
國平は奥次郎左衛門と言い、叔父忠清の門に学び、初銘を忠金・包善と称しましたが、後に惣左衛門正房の門に入って國平と改名。享保の芝浜御殿鍛刀の折には正清・安代の後見として江戸に赴きました。
現存する作品は比較的少なく、華やかな互ノ目乱れの刃文、荒沸の激しい作をみせていますが、この刀はその傑作で、地刃の出来が比較的穏やかであり、匂口の冴えは見事です。
 
裸身重量1,232グラム。  拵に納めて鞘を払った重量971グラム。

於土州依秀方望左行秀淬刃之 慶應二年八月吉日

於土州依秀方望左行秀淬刃之 慶應二年八月吉日
於土州依秀方望左行秀淬刃之 慶應二年八月吉日
– Oite Doshu Hidemasa no nozominiyori Sa no Yukihide kore wo Saijin –
 
本歌の左行秀に見紛う程に良く鍛えられた大身槍。
明治以降になってから、左行秀に私淑した刀工によって鍛えられた写しものと思われます。
 
本作を鍛え上げるにあたっては、さぞかし苦労したことであろうと想像されます。強い沸を出すために、高い温度で焼き上げるには、一歩火加減を間違えると地鉄が割れる危険を伴います。いくつも作品をダメにしながら、ようやく辿り着いた左行秀に迫る出来口。
 
柾目主体に刃縁に杢目を交え、地景入り、焼刃明るく冴え、総体に砂流や金筋が見事に現れ、刃中の杢目に絡んで複雑な働きを見せ、躍動感に溢れる激しい出来口は見事の一言に尽き、丁寧な仕事がされた上研磨が、本作の良さをしっかりと引き出しています。
 
銘に関しては首肯しかねるものの、無銘大身槍として考えても、これだけの出来ですから表示価格はけしてお高くございません。むしろお安いはずです。
「真に迫った出来口を示す名槍だ」と、本槍の真価を是非とも共有下さる方にお譲りしたく思います。
 
裸身重量710グラム。

無銘(田代兼信)

無銘(田代兼信)
無銘(田代兼信)
– Mumei(Tashiro Kanenobu) –
 
兼信は南北朝より続く志津の末裔といわれ、室町期には善定派に受け継がれて新刀期に至っています。 この刀は数代続く兼信の中で、尖り互の目乱れ、三本杉を得意とする初代兼信の作で、大和守を受領した本工、田代(田城)初代は、通称源一郎、世に「源一大和」とも称される新刀美濃を代表する巧手で、源一兼元と同人という説もあります。二代兼信(角兵衛)も作柄は同様で三本杉を焼きました。二代以降は、中心尻がやや丸く、栗尻になるようですが、数代続く兼信の中でも初代兼信は人気高い刀工で、大和守銘が切られるものは希少です。
 
この刀は常に散見する仰々しい尖り三本杉とは趣を異とし、斜め45度程に逆がかった尖り互ノ目を交えた互ノ目丁子乱れを焼いた作品で、一際長い尖り互ノ目の先は、まるで火炎のような様相を見せ、小さな飛焼や大きな飛焼にも変化しており、あたかもこの刀自体が燃え盛る炎の様相のように感じさせます。上手な差込研ぎを施し、更に火炎の様相を引き出したい一刀です。
 
附属の拵は縁頭、鯉口の口金、鐺と、全て一作によるもの。金梨地塗りの鞘は状態が良く、未使用と表現しても過言ではありません。鐔のみが後世に替えられているようで、切羽一枚分隙間が空いています。お手持ちの時代物の雰囲気良い鐔に交換され、拵の価値も上げて頂けると幸いです。
 
裸身重量731グラム。  拵に納めて鞘を払った重量971グラム。

肥前國忠廣

肥前國忠廣
肥前國忠廣
– Hizennokuni Tadahiro –
 
肥前國忠廣と銘切られた新刀脇指が納められた昭和十二年制定海軍正式軍刀。通称太刀型軍刀。
小板目肌良く練れて詰み、地沸付いた小糠肌風の地鉄に、匂口明るく冴えた直刃を焼いています。忠廣の刃によく見られる刃先に向かってプツリと切れたような太い匂口が部分的に見受けられ、銘は首肯出来ないものの、忠廣風の作風を楽しむことができます。
 
附属の拵は鍍金が薄れ、若干の使用感があものの、総体に保存状態は良く、金具には「1」の刻印が打たれており、製作当時から切羽の一枚に至るまで完全なオリジナル。惜しくも大東亜戦争に敗れてしまった大日本帝国海軍の往時の姿を今に伝える貴重な一刀です。
 
裸身重量508グラム。  拵に納めて鞘を払った重量917グラム。