無銘

無銘
– Mumei –
 
 
錆身のため地刃不明。しっかりとした素銅はばきがついていますので、白鞘や拵の自作の練習、研磨の練習用として如何でしょうか。鞘等はございません。刀身とはばきのみでの販売となります。
8月中は税・送込で26,000円でございます。
 
裸身重量517グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

石見守藤原國房

石見守藤原國房
– Iwami no kami Fujiwara Kunifusa –
 
 
本刀を鍛えた國房という刀工について調べてみましたが、手元銘鑑に該当する刀工の名が見られず、銘鑑漏れの刀工と思われます。
この刀は元先の幅差程好く開き、切先延びた力強い姿。地鉄は杢目肌よく練れて詰むも所々肌立ち、刃文は沸出来で匂口沈み、湾れ調子に互ノ目を交え、刃縁に荒々しい大粒の沸が付いて地に溢れ、砂流かかり、刃中には葉や太い金筋も見られ、千変万化の妙を楽しむことができます。鋩子は直ぐに先焼きたっぷりと丸く返っており、手持ちバランスはずっしりと重さを感じるものの、刀身中程から手元重心で重さの割にバランスは良いです。
 
附属の拵に附属する切羽はこの刀のために製作されたオリジナルの物で、常に見る切羽の刻みよりも幾分丸みを持たせ、金の薄板を被せた金着せ。経年から見ると金の剥離も無く状態は良い。縁頭の材質が異なるため、粗見すると合せ物のように見えますが、こうした意匠もあるのでしょう。一風変わった趣を感じさせ、鮫皮には目釘孔を埋めた痕が在り、鮫皮が高級品であった当時、鮫皮のリサイクルが頻繁に行われていた様子が垣間見られます。はばきは金着せですが、金より銀の含有量が高いため、ほんのりと金色を帯びた銀着せと言った印象です。
写真には写っておりませんが、古い鞘もございます。こちらは鞘自体に割れ等は無いのですが、漆の剥離が見られるため、今回は新しい鞘をご用意してご案内致しております。古鞘の本漆による補修は55,000円(税込)にて承ります。古い拵は年々数を減らす一方ですので、是非ともこの刀に附属します古鞘の補修を御用命頂き、拵も価値ある物に蘇らせて下さい。
※古鞘補修も同時に御用命下さる場合は、補修代含め600,000円(税込)で御奉仕させて頂きます。
 
裸身重量858グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,159グラム。
 
 
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無銘

無銘
– Mumei –
 
 
刃長短い愛らしい短刀で所謂懐剣です。小板目肌よく練れた地鉄に湾れ調に互ノ目を焼き上げ、匂口は極めて明るく冴え、刃中には細かな砂流がかかり、焼頭に葉が入って蛇の目刃を成し、鋩子は直ぐに先掃き掛けて小丸に返る。現状は一応地刃の確認は出来る程光っていますが、相対的に擦れ傷が多いため、再研磨をお薦め致します。
※研磨は55,000円(税込)より承ります。
 
附属の拵は完全なるうぶの状態で、装着されている食出鐔は鼈甲製。はばきの造り込みを見るに、元は金または銀の着せであったことが窺え、格の高い士やその妻女が所持していたことが用意に想像されます。
 
裸身重量115グラム。  拵に納めて鞘を払った重量190グラム。
 
 
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無銘(伯州吉幸)

無銘(伯州吉幸)
– Mumei(Hakushu Yoshiyuki) –
 
 
吉幸は生国出雲能義郡小佐村で、山崎平右衛門吉広の子として生まれ、後に清水正吉(吉行)の養子となり、名を清水藤四郎と称し、米子に住しました。作刀に関しては初銘を吉行、後に吉幸と改銘。号を曙峯軒と称し、生国である雲州に於いても作刀しています。明治19年9月21日75歳で没しました。
 
この刀は元先の差が程好く開き、江戸後期に一世風靡した復古論に乗じた先反り(先反り=腰元から少し上で反りが付き始める姿)で、刃物でありながらどことなく優しさを感じさせます。地鉄は小板目肌よく練れて少しく肌立ち、地沸付いて地景入る。刃文は匂口明るい小沸出来の大湾れで、匂口締まり、湾れの山の部分には小足が頻りに入って細かな丁子乱れを呈し、刃縁には細かな砂流や金筋、稲妻が見られ、葉入り、指裏の元の方には食違刃の如き働きも見られ、千変万化の景色を楽しませてくれ、帽子は表裏共に直ぐに小丸に返っています。
特筆すべき鍛錬疵が無く、美術鑑賞刀として申し分ない出来口を誇っており、銀無垢のはばきには丸に違い鷹ノ羽紋が刻され、大切にされていた様子が窺えます。
 
附属の拵は店主町井勲監修の下製作致しました簡易武用拵で、鞘を払って構えてみると、刀身中央から手元にかけての重心で、重さの割にバランスが良く、武用としても申し分ない一刀です。
 
裸身重量833グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,086グラム。
 
 
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無銘(金剛兵衛盛高 時代南北朝)

無銘(金剛兵衛盛高 時代南北朝)
無銘(金剛兵衛盛高 時代南北朝)
– Mumei (Kongohyoe Moritaka)-
 
初代とされる金剛兵衛盛國は、博多の出身とも、太宰府の竈門山(宝満山)の山伏とも伝えられています。盛國の子盛高以来、嫡流は代々盛高と称しました。また、一門は名前の一字に「盛」の字を使用し、彼らは好んで「金剛兵衛某」と銘を切りました。茎の形状を卒塔婆の形にするのがこの一派の大きな特徴となっています。
金剛兵衛一派は鎌倉時代の後期に始まると伝えられ、江戸時代中期に貝原益軒(かいばらえっけん)が著した『筑前国続風土記』によると、初代盛国は博多に居住し、元は山伏で母は末の左文字の娘である、あるいは、太宰府有智山(うちやま)の正応(しょうおう)の子孫であるという2つの説を紹介しています。しかし、確たる来歴は定かではなく、現存する作品では、「金剛兵衛尉源盛高/正平□四年二月一日」の銘をもつ短刀が最古の作例で、南北朝時代の正平年間(1346~1370)に該当します。紀年銘を持つ作例に乏しく、歴代の系譜を示すことは今後の研究の進展にまたれるところです。
 
この刀は身幅の割に重ねが薄く、日本美術刀剣保存協会によって南北朝と製作年代が記されており、体配からも延文・貞治の作品と鑑せられます。
地鉄は板目肌に杢目が交じり、よく練れて地景入り地沸ついて精美。刃文は古刀ならではの匂口深い直刃仕立てで、刃肌に絡んで互ノ目や小乱れを成し、微細なる打除風の刃を交える等、古色に満ちた出来口を誇っています。
特別保存刀剣鑑定書は日本美術刀剣保存協会から到着次第お届け致します。
 
裸身重量643グラム。

肥前國忠孝作 昭和五十年五月日


肥前國忠孝作 昭和五十年五月日
– Hizen no kuni Tadataka-
https://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/1300/00.html

本名、井上慶昭。明治37年生まれ。昭和10年より父である井上勘三郎國包より作刀を学び、昭和16年堀井俊秀系の田口正次に入門。昭和18年小倉陸軍工廠受命刀匠となり、戦中は軍刀の鍛錬に従事。戦後は東松浦郡肥前町(現唐津市肥前町)にて作刀しました。

この刀は元先の幅差さほど目立たず、先幅広めの体配。地鉄は小板目が大きく柾流れ、どちらかと言えば柾目に小板目が交じると言った肌合い。刃文は湾れで刃縁や刃中、肌に絡んで渦巻き状の刃や金筋・砂流を顕著に見せ、鋩子は表裏共にすぐ調に丸く返る。
元先の幅差が少ないため、見た目重そうに感じますが、鞘を払って構えてみると、見た目とは裏腹に手元重心でバランスが良く、試斬の稽古に適した一刀です。

附属の拵は鞘が傷んでいたため、当店にて簡易武用鞘を新調しました。柄や鐔は全て時代物の金具が用いられており、無骨ながらも上品さを感じさせます。
裸身重量805グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,054グラム。

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剣心将大作 令和二年十二月日


剣心将大作 令和二年十二月日
– Kenshin Masahiro –
https://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/1299/00.html

町井勲プロデュースの居合、試斬稽古のために鍛えた一振です。
元先の差が程好く開いたスラリとした姿。バランスは刀身中央から手元にかけての重心でバランス良く、片手操作でも扱い易い造り込みになっています。
元先の幅差程好く開き、切先延びごころ。地鉄よく地沸付いて無地風となり精美。刃文は広直刃調に僅かに広狭を持たせ、所々に互ノ目を焼き、刃中には足や葉が頻りに入って互ノ目や互ノ目丁字を成し、鋩子は表裏共に直ぐに丸く返っています。
附属の拵は構図が良い現代金具を用いた簡易武用拵で、鞘の塗にもこだわりました。長期に渡って存分にお稽古にお使い頂けますので、この機会に店主町井勲監修による武用刀を是非御入手下さい。

裸身重量805グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,029グラム。

各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

実戦期の無銘刀 ~完全うぶの拵付き~

実戦期の無銘刀 ~完全うぶの拵付き~

無銘
– Mumei –
 
元先の幅差開き、切先延びごころ。小板目肌杢交じりの地鉄柾がかって肌立ち、淡く映り立つ。刃文は匂口明るく冴えた直刃で、刃縁に細かな金筋や小足が入り、横手下より焼き幅広げ、鋩子は直ぐに丸く返る。
 
附属の拵は切羽のすり替えも無い完全なオリジナルの状態を今に保つ基調な品。使用されている金具も手が込んだ仕事良い物が用いられており、本刀の格式の高さを感じさせます。
鞘から払って構えてみると、手元重心で非常にバランスが良く、流石は戦が多い時代に鍛えられた、片手操作の実戦向きの一刀だなと感心させられます。
お求めやすい価格でご案内致しますが、本刀をこのまま居合等にお使いになられる方にはお譲り致したくありません。観賞用として大切にご所蔵下さる方にお譲りしたく思います。
 
裸身重量656グラム。  拵に納めて鞘を払った重量919グラム。

幕末様式大小拵

幕末様式大小拵
– Bakumatsu style Daisho koshirae –
幕末に流行した意匠を統一しない様式の大小拵で、粗見すると全く異なる打刀拵と合口脇指拵に見えますが、柄に装着された目貫がこの拵が大小であることを証明しています。
大刀の方は色良い赤銅磨地に繊細な仕事で沙綾形を金象嵌とし、小刀の方は腰までを変わり塗りとし、先の方は鶴の脚皮を蛭巻仕立てにした非常に粋で珍しい物になっています。双方に装着された家紋の目貫は、指表側を金に、裏を赤銅で表した昼夜仕立て。こちらもとても渋い仕上がりです。
※この大小拵に合わせて作刀も可能です。ご興味ある方はお気軽に御用命下さい。

陸軍刀拵

https://nihontou.jp/choice03/tousougu/koshirae/019/00.html