後方突き ~奥居合“連達”~

15日の土曜は、今や指導員となった柳原君にマンツーマンで奥居合での後方突きについて指導。

結局この日は終始この体捌きのみの稽古で、他の形稽古の類は一切行わなかった。流石に同じ体捌きの稽古ばかりで飽きないのかと尋ねたところ、本人はこの体捌きをなんとしても身につけたいとの意向。飽きはしないとのことで、たった一つの体捌きを貪欲に求める彼の姿勢には頭が下がる。

各連盟の英信流系を見ると、後方を突くことばかりに重点を置いた演武が見られるが、私はそれらの演武と理合を否定する立場にあります。

普段は術理や指導法について、詳しく一般公開はしないのですが、今回は少しだけ、修心流居合術兵法としての理合を知って頂く機会として、動画を御紹介する次第です。

 

・相対性を変えない。

・刀を持っても持たなくても業として成立しなければ武術とは呼べない。

 

そんな理念で稽古しています。

この動画が古流英信流修行者のお役に立てば幸いです。

今日の刃筋確認

今日行った刃筋確認の中で一番良かったのがこれ。

力みが無く、柔らかさを感じる。

刀を振り始める初動は見えない。

いつもこのような刀捌きを行いたいものです。

修心館大阪豊中岡町道場定例稽古 ~後方突~

奥居合形でしばしば登場する後方突き。

右腕で引っこ抜いて、右腕で刺す人が殆どですが、私の概念から言えば、それらは全て間違いであり、微塵たりとも理に適ってはおりません。

私が普段、どのような指導をしているのか、動画で御紹介します。

※録画時間が長いので、倍速編集しています。

 

まずは形稽古。その後部分稽古を行います。部分稽古では相手を置き、形と同じ動きで素手でもって後方突きを稽古します。

初動を読ませぬ動き、そして突きを入れるインパクト、刃筋が合致すれば、動画の中にあるように、コピー用紙を木刀で突き刺すことも可能となります。

先が丸い木刀でコピー用紙に穴が空くと言う事は、刃がついた鋭利な真剣だとなんの抵抗も無く、刺された相手も刺されたことにすら気づかない程の刺突が繰り出せているということです。

動画後半は木刀を使っての自由組太刀の様子です。

昨夜の大阪北道場稽古 ~居合柔術~

とかく物斬りのイメージが強い私並びに修心流ですが、上の動画のような徒手格闘系居合柔術の稽古も行っています。

刀を使うことだけが居合術ではありません。

身体操作を学び、身につけると、面白いこともできるようになります。

大阪北道場は天神橋筋六丁目駅から徒歩4分の場所にあります。

仕事帰りに居合術の稽古はいかがですか?

大阪北道場の稽古から ~甲冑組討形“籠手請”~

修心流居合術兵法の甲冑組討形 ~籠手請~

鎧通しや前指を逆手に持ち、真向に斬りこんで来る敵の身体を崩して喉を突く。

同じ形でも別伝では得物を持たず、鎧の籠手で相手の斬撃を流し、肘で喉や鼻を突くと同時に真下に落とします。

 

形稽古とはゆっくりと正確に何度も反復して技術を身につけるものと考えます。

早さでごまかしては何も得られず、演武ならぬ演舞にしかならないものです。

修心流居合術兵法ではこのように地味な稽古に明け暮れています。

武術としての試斬 ~初動を読ませない斬撃~

大きく振りかぶって勢いをつけて切る試斬を、修心流では良しとしていません。
あくまで武術としての刃筋確認稽古ですから、初動を読ませず、身体が動いた時には畳表が両断されている… 修心流が求めるのはそんな斬撃です。

動画で右袈裟の初太刀の後の左斬上にご注目頂ければと思います。

とある日の町井勲

斬稽古の際には、自身のフォームチェックのために動画録画することが多いのですが、6月2日の刃筋確認稽古の折の小学生とのやりとりがとても素敵だと、スタッフS君が動画を編集してアップしてくれました。

天心流兵法の系譜捏造批判などで、とても堅苦しく、頑固で気難しい人柄だと思われ勝ちなイメージの私ですが、実はこんなにフレンドリーなんだということを、広く知って頂くにはとても良い動画だと、スタッフS君たっての希望ということもあり、当初はアップする予定ではなかったのですが、つい先程公開しました。

一般道の直ぐ横での試斬稽古だけに、

通報されないのか? 法律的に違反ではないのか?

と言ったご質問も稀に頂くのですが、自己所有の敷地内での稽古であり、また、所轄警察署も私の仕事をご承知ですから、警察官が稽古に対して注意しに来ることはありません。

むしろ私の近所では一種の名物となっており、稽古をしているとよくギャラリーがいらっしゃいます。

時には

「次の稽古はいつ?」

と尋ねられるほどに。

 

日本刀を初めて手にする小学生達と私のほんわかとした動画をお楽しみ下さい。

※子供達に刀礼を教えてあげるべきだったと、動画を見て反省

刃筋確認 ~水平圧斬~

 

スタッフS君が畳表を巻いてくれたので、刃筋確認の稽古を行いました。

毎度ながら100%満足できるものではありませんが、まずまずといったところです。

今回は振りかぶったり、力やスピードでごまかすのではなく、切先に一瞬にして重さを乗せる圧斬(へしきり)で水平払いをする様子も公開します。

畳表と刀との距離は20センチ程でしょうか。

暑い中畳表を巻いてくれたS君のために、少し試斬の手解きも行い、その様子も収録してあります。

S君には5本ほど斬らせたでしょうか。今回は成功しませんでしたが、次回あたりは返し業も成功しそうです。

 

昨夜の稽古

所用のため稽古場入りが大幅に遅れ、20:25に入る。

私が到着するまでの間、門弟達は柳原君を中心に初伝形から中伝形を稽古していました。

 

最近は専ら基礎中の基礎を教授しているため、この日は肘の抜きについて指導。

肘の抜きとは如何なるものかと言いますと、早い話が合気上げのようなものです。

合気上げが何故に居合に必要かと言いますと、刀の振りかぶり他、様々な面で必要なのです。

合気上げとはつまり、相対性を変えないこと。この一言に尽きます。

 

肘の抜きを大きく行うと、初動を読まれてしまいますが、傍から見て微動だに動いていないように、極小さく肘を抜いただけで、実は相手の軸は崩れているので簡単に相手を吊り上げる事ができるのです。

動画に撮影しようかと思ったのですが、動画では伝わらないと思います。おそらくヤラセにしか見えないでしょう。

また機会があれば御紹介しますが、とにかく居合とは無縁っぽく見える地味な地味な稽古です。

派手さや速さは求めていません。

速さとは丁寧且つゆっくりとした動きの中で学ぶもの。いくらぱっと見が速く見えても、刃筋も立たない抜刀や、正しくない身体捌きであっては、貴重な時間をかけて学ぶ意味がありません。

 

ゆっくりと…

そして丁寧に…