肥前國住近江大掾藤原忠廣 ~保存状態抜群の海軍長剣拵付き~

肥前國住近江大掾藤原忠廣 ~保存状態抜群の海軍長剣拵付き~肥前國住近江大掾藤原忠廣
– Hizennokuni ju Omidaijo Fujiwara Tadahiro –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/689/00.html

小板目肌が良く練れて詰み、刃縁に添って淡く映り立つ地鉄に直刃調の刃を焼き、湾れ交え、足・葉入る。
附属の海軍長剣拵は保存状態抜群で未使用に近く、鞘は藍鮫巻きの研ぎ出しで、金具は今尚山吹色に輝いており、大日本帝国海軍の威光を今に伝える旧軍資料として非常に価値が高い逸品です。
※うぶ買い付け刀につき未鑑定。

裸身重量831グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,336グラム。

濃州関之住兼吉 ~藍鮫研出鞘海軍太刀型軍刀拵入り~

濃州関之住兼吉 ~藍鮫研出鞘海軍太刀型軍刀拵入り~
濃州関之住兼吉
– Nohshu Seki no ju Kaneyoshi –
 
関善定派の刀工。
 
緻密に練られた杢目肌が少しく肌立ち、小沸本位の直刃を焼いた作品。特筆すべき鍛錬疵は無く、横手下より焼き幅を広めた刃文構成は、切先の欠けを考慮し、長く武器として使えるように工夫されたもので、室町中期の作品にしばしば見られます。
古研ぎで所々に極小の刃毀れが見られますが、刀の出来は良く、御入手後は是非ともしかるべき研磨をおかけいただきたく思います。
 
附属の拵は人気が高い海軍太刀型軍刀拵で、鞘は藍鮫着せの研ぎ出した高級品。金具の金鍍金も割りと状態が良く、今尚黄金色に輝いています。
 
裸身重量713グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,110グラム。

延壽宣次作 平成壬申歳二月日 ~清麿写しの豪壮且つ気品ある一刀~

延壽宣次作 平成壬申歳二月日 ~清麿写しの豪壮且つ気品ある一刀~
延壽宣次作 平成壬申歳二月日
– Enju Nobutsugu saku –
 
無鑑査・熊本県指定無形文化財保持者であった盛吉刀匠の子である宣次は、父である盛吉に師事。源清麿に私淑して研究を重ね、それらの作品評価は高く、父と共に昭和を代表する刀工として名を馳せました。
 
この刀はフクラ枯れる鋭い姿の清磨呂を写した一刀で、豪壮なるも気品高い作品で、刀樋に棒樋を添えた彫物が、更に品を高めており、地鉄は板目肌がよく練れて美しく、地沸付いて地景入る強い地鉄に、匂口深く、刃中よく沸えた丁子乱れを焼き、匂口は極めて明るく冴え、金筋や砂流が随所に見られ、宣次刀匠の技量の高さを示す優品です。
 
宣次刀匠は既に故人となられているため、本刀は日本美術刀剣保存協会の保存刀剣鑑定対象刀です。御入手の折には是非とも保存刀剣鑑定書をお付け頂き、末永く家宝として伝え遺してください。
※本刀は宣次刀匠縁者が長年秘蔵されていた出来の良い一刀。研磨状態は良いですが、横手下刃先に一部観賞の妨げにならない程度の小錆がございます。部分研磨ご希望の際にはお気軽にお問い合わせ下さい。
 
裸身重量842グラム。

筑後國三池住幸光作 昭和四十八年十二月吉日 ~大東亜戦争時には聖代刀匠位列に於いて“上工の列 大業物”にその名を連ねる刀工~

筑後國三池住幸光作 昭和四十八年十二月吉日
筑後國三池住幸光作 昭和四十八年十二月吉日
– Chikugo no kuni Miike ju Yukimitsu saku –
 
本名、河村定巳。三池郡住。
 
大東亜戦争時には聖代刀匠位列に於いて“上工の列 大業物”にその名を連ねる幸光。切れ味の定評高く、地鉄も美しい刀を鍛える刀工です。
 
この刀は小板目よく練れて地景入った精美な地鉄に匂口明るく冴えた直刃を焼いた作品で、一見単調な直刃に見えるも、仔細に見ると、鼠足が頻りに入った働き豊かな一刀であることに気付かれることでしょう。
全体的に美しく纏め上げられた一刀だけに、指裏物打辺りの大肌がやや気になるかもしれませんが、地刃の出来が素晴らしい作品です。
 
附属の拵とは別に、水牛角を嵌めこんだ上白鞘が附属していますので、刀身の入れ替えもお楽しみ頂けます完全フル装備の昭和の名刀を是非この機会にお求め下さい。
 
裸身重量912グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,209グラム。