居合や抜刀道を嗜まれている皆様、斬り納めはもうお済でしょうか?
美術刀剣 刀心では届いたらすぐに試斬稽古にお使い頂けるよう、水に浸した畳表仮標を8本4,200円で販売しております。
只今32本ご用意できておりまして、御注文頂ければ明日にでも発送可能です。
年始の斬り初め稽古用の御注文もお受けしますので、お気軽に美術刀剣 刀心へお申し込み下さい。
送料はヤマト運輸160サイズになります。
素人作りの畳表とは異なり、しっかりと巻かれた私、町井勲監修の刀心特製畳表仮標を一度お試し下さい。
TEL.072-759-6529
〒666-0004 兵庫県川西市荻原三丁目一番十六号
葡萄を画題にした鐔です。葡萄は読みの発音が武道に通じるということから、武辺の者に好まれました。今で言うところの駄洒落ですね。
犬を画題にした刀装具は、眺める分には愛らしいのですが、武辺の者にとっては“負け犬”をイメージしてしまうもので、敬遠されたと言われます。
こちらは南蠻と呼ばれる鐔です。デザインがなんとなく海外チックですよね。
中国で造られ日本に輸入されたものもあったと聞きますが、長崎の平戸の金工師がそれら輸入品の鐔の斬新なデザインをいち早く取り入れ、独自に発展したと言われます。
この鐔は上部の宝珠の珠に仕掛けがあり、なんと中の珠がコロコロと動きます。鐔鳴り(鐔が緩く、カチャカチャと音が鳴る症状)を嫌う武士ですが、泰平の世にもなると耳を近づけないと聞こえない程度の音は、風流として許されたのかもしれませんね。
こちらは一見なんの変哲も無い板鐔。しかし驚かされるのはその薄さ!! なんと1.55ミリしかありません!!!
こんなに薄くて大丈夫?? ちょっと不安になりそうですが、そこは鐔工の腕の見せ所!! しっかりと鍛錬された地鉄に自信があるからこその薄さ。軽くて丈夫な鐔を求める士の注文によって造られたのでしょうね。華奢なようで実に力強い一枚です。
こちらは後藤与左衛門信安在銘の龍透かし。摂津国大坂伏見堀二丁目に住し、江戸中期の明和・安永頃に活躍した金工ですが、遺されている作品は極めて少なく貴重です。昔の人名には「与」と言う文字をよく見かけますね。末備前の名工、与三左衛門尉祐定にも与の字がありますが、これ、十を意味する文字なんだそうです。太郎、次郎、三郎、四郎、五郎、六郎、七郎、八郎、九郎、十郎と続き、11番目はと言えば十一郎ではなく、与一となるそうで、そうなると那須与一は十一番目の子。この鐔を造った信安は十人目ということでしょうか。
国内外にその名を轟かす居合術家、修心流居合術兵法創流者である町井勲が店主を務める日本刀専門店です。他の刀剣店の追随を許さぬ武用刀への確実な目利きで、貴方の愛刀をお世話させていただきます。
修心流居合術兵法 修心館大阪北道場は、大阪の都心である梅田から程近い天神橋筋六丁目駅下車徒歩四分の好立地にあります。
本当に使える古武術としての居合・剣術・体術を学ばれたい方、どうぞお気軽に稽古見学、体験にお越し下さい。※要予約
越中住人則成作 昭和二二十九年十月日
– Ecchu junin Norinari saku –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/718/00.html
本名は吉田盛三。昭和5年7月28日生まれ。富山県南砺市在住。大西貞成刀匠、高橋次平刀匠に師事し、後に宮入行平刀匠にも学ばれ、宮入一門会の会員であり、昭和59年第20回新作刀展での努力賞をはじめ多数の入賞経験を持たれています。
本作は切先延びた豪壮な姿が印象的で、鎬地に鍛え筋あるも使用上には全く問題ございません。
店主 町井勲監修にて武用に適した本拵を新調致しました。拘りに拘り抜いた本格的な武用拵にて存分に武術稽古にお励み下さい。
拵新調に伴い、素銅はばき、素銅切羽、継木も新調しました。鐔とはばきを外した状態でもピタッと所定の位置で止る本手造りの切羽! 必ずや貴方様の良き武術鍛錬刀となること間違いございません。
※拵に納める際には素銅はばきを。白鞘に納められる際には素銅はばきを継木に装着し、銀はばきを刀身に装着して下さい。
裸身重量860グラム。 拵に納めて鞘を払った重量1,132グラム。
和泉守藤原國貞(初代)
– Izuminokami Fujiwara Kunisada –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/wakizashi/403/00.html
和泉守国貞は天正十七年日州飫肥に生まれ、上京して堀川國廣の門人となり、師の没後は國廣の高弟である越後守国儔に学んだと言われます。元和六年頃、初代河内守国助と共に大阪に移り、大坂新刀創始者の一人となった名工で、元和九年九月和泉守を受領、晩年には入道して道和と号しています。
子の井上真改も初期銘を和泉守國貞と銘したので、刀剣界では両者を区別するために、初代國貞を「親國貞」、二代國貞を「真改國貞」と呼称しています。
この脇指は長らくコレクターの下で秘蔵の物とされてきましたが、今回、生前における遺品整理ということで当店が売却のお手伝いをさせて頂くことになりました品です。
小板目肌が細かく詰んだ鍛えに地沸微塵に厚くついた地鉄は、流石大阪新刀の巨匠と感嘆するばかりであり、湾れ調子に互ノ目を焼いた刃文は匂口明るく冴え、刃中まで強く沸付き、足・葉入って覇気に満ちた出来口を示す作品です。
店主 町井勲からの一言。
大阪新刀の始祖、親國貞の刃中良く煮えた名脇指です。指裏中央よりやや下、刃先から一ミリ程度のところに極小さな鍛え筋が見られますが、殆ど気になりませんし、全体の地刃の冴えがそれを十二分に補っています。とにかく沸が強いため、カメラのオートフォーカスが正しく作動してくれず、刃文の撮影は本当に手こずりました。拙い写真技術のため、本脇指の出来の良さを存分にお伝えできていないかと思いますが、実物を手にしていただければ惚れ惚れすること間違いございません。刀剣趣味玄人にもお薦めの名品です。
裸身重量559グラム。