長清

長清
– Nagakiyo –
 
俗名を太郎兵衛と称する。江戸前期寛文頃に活躍した伊予の刀匠で、三好藤四郎長國の門。
 
この刀は小板目肌柾流れて少しく肌立った地鉄に、小湾れ調子に匂口明るい小沸出来の互ノ目を焼き上げ、刃中には砂流が随所にかかり、刃縁に大粒の沸が付き、湯走風の刃や打除風の刃を交え、帽子は表裏直ぐに丸く返る。樋入りで手持ちバランス良く、居合等の片手操作にも適しています。
 
附属の拵は下地を梨地とした溜塗のような変わり塗り鞘。鯉口周りに亀裂が見られますが普通に居合形稽古に御使用になる分には余程のことをしない限りそのまま使用可能と思います。御心配な方は鞘を誂え直すか、鮫皮や藤を巻いて補強なさてください。※当店に御用命頂ければ有償にて工作致します。
 
裸身重量636グラム。  拵に納めて鞘を払った重量886グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

越之前州住兼植

越之前州住兼植
– Echi no zen shu ju Kanetane –
 
初代兼植は本国美濃関。同族の兼法らと共に越前国の豪族、朝倉氏に招かれ、越前一乗谷に来住し、晩年は入道して道本と号しています。二代の兼植は加賀での作刀があり、三代は常陸守を受領しており、同族の兼植は江戸や越後での作刀も見受けられます。
 
この刀は美濃伝を踏襲した杢目に刃縁と鎬地が柾目となった鍛えに、匂口明るく冴えた直刃を焼き上げており、所々で刃幅に広狭をつけて湾れごころが交じり、刃中には長い葉が見られ、帽子は直ぐに先掃き掛けて短く返っています。
刀身中央付近に刃切のように見える疵がありますが、これは鍛え目が縦に出ているだけで刃切ではございませんのでご安心ください。刃長二尺三寸八分近い魅力的な一刀です。
 
裸身重量702グラム。  拵に納めて鞘を払った重量933グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

無銘

無銘
– Mumei –
 
 
現代人の武用に適した二尺四寸近い刃長が好ましく、元先の差が程好く開き、帽子はやや延びごころ。すらりとした印象を与える。地鉄は小板目肌よく練れて詰み、少しく肌立つ。刃文は匂口明るく冴え、直刃に大湾れ、互ノ目を交え、匂口には荒沸が付いて出来激しく、刃中砂流かかり、足入り、蛇の目刃交じり、帽子は直調にやや乱れ込みごころで先掃きかけて丸く返り、棟焼を成し、手持ちバランスは良い。
 
小さな鍛錬疵が指裏に見られます。実際に使用された痕跡が見られ、棟に大小複数の斬り込み疵、指裏物打辺りの鎬筋にも受け流した痕が二か所見られます。
本刀がどのような士に用いられ、如何にして敵の斬撃を受け流したのか、遥か古の時代を想像させる歴史浪漫溢れる一刀。
 
裸身重量789グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1034グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

無銘(新々刀海部)

無銘(新々刀海部)
– Mumei (Shinshinto Kaifu) –
 
 
海部鍛冶は阿波徳島の海部師久を祖として幕末まで栄え、江戸時代には蜂須賀家のお抱え工とし徳島城下で活躍した一派です。
作品の多くは片切り刃造で沸出来の物が多く、阿州住某等と銘を切り、刀身銘が多々見られ、棟を鋸刃に仕立てた物も現存します。
 
この刀は元先の差が程好く開き、地鉄は黒味を帯び、柾気が強く、地沸厚く付いて強い印象を与えます。刃文は匂口明るく冴えた緩やかな湾れで、刃中には砂流や金筋が随所に見られ、足入り、指表の区上には二重刃風の刃も見られるなど、地鉄が粗く、数打物のイメージが強い海部刀としては異色の出来の良さを誇る一刀です。
 
裸身重量807グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1052グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

町井勲の 猿でもわかる試斬のいろは ~見る眼を養おう編~

試斬に関する間違った知識と認識が蔓延しています。

まずはこの動画をしっかりとご覧いただき、理想的な身体捌きやフォームを眼に焼きつけて下さい。

今回ご紹介するのは見取稽古用動画となります。

片手での試斬も収録されていますので、片手斬り論争にご興味ある方は尚更要チェックです。

クソ速い真向斬を動かず捌く

津田國重作

津田國重作
– Tsuda Kunishige –
 
 
津田國重は銘鑑によると、主に元禄頃に活躍した播磨の国の刀工とのこと。現存する作品が少ないためか、彼については多くの記述が見られない。濤瀾刃を意識したであろう作柄と、津田と銘切っているところから、ひょっとすると助廣と縁ある人物なのかもしれません。
 
この刀は小板目肌よく練れて詰み、少しく肌立つ。刃文は匂口明るく冴えた濤瀾風の互ノ目乱れで、刃中には足がや金筋、稲妻が入り、頻りに葉が見られ、先に行くに従がって匂口は締まり、帽子は表裏共に直ぐに丸く返っています。姿から察するに、寛文が終わった延文から貞享頃の作品ではないでしょうか。
手持ちずっしりとしており、その重さだけで容易く裁断できそうな豪壮なる一刀です。
 
裸身重量1091グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

日州住兼次

日州住兼次
– Nisshu ju Kanetsugu –
 
 
本刀の作者である兼次は、室町後期の天文頃に日向国で活躍した刀工です。
 
この刀は元先の差が開いて踏ん張りが強く、先の方に行っても反りが強くつき、この時代に流行った、太刀と刀を併用した優雅な姿をしており、地鉄は杢目で鎬地柾となり、総体に白気映りが立ち、刃文は匂口明るく冴えた直刃を基調とし、足入り、小互ノ目交じり、砂流や金筋も見られ、長く繋がった二重刃とも打除ともとれる刃が交じり、帽子は表裏乱れ込んで短く返っています。
僅かに区が送られているものの、ほぼうぶに近い刃長を今尚保っており、室町後期の太刀と刀併用姿の資料としても価値ある一振です。
金着の太刀はばきが添えられているところから察するに、太刀拵に納められていたのでしょう。手持ちバランス良く、実際の重さよりも軽く感じられます。
 
裸身重量703グラム。
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

介錯の形は介錯のための形ではない

次元が違いすぎる 片手据斬

ARVE Error: Invalid URL https://youtu.be/cPYldqwDFj0 in url

上記動画の長編は只今編集中です。

※何度も失敗して成功したものを編集してアップしているわけではありません。