刀 予州松山住小田宗吉作 嘉永七寅年卯月日國次 ~現存数少ない宗吉の作品!白鞘新調済!上研磨済で観賞刀として申し分ない一刀です!~

予州松山住小田宗吉作 嘉永七寅年卯月日國次
– Yoshu Matsuyama ju Oda Muneyoshi –
 
宗吉は、慶應から明治初年にかけて鎚を振るった伊予国松山の刀工ですが、廃刀令など時代の流れの影響もあり、現存する作品は極めて少なく貴重です。
 
この刀は元先の幅差開いて切先延びた鋭い造り込みで、地鉄は小板目肌よく練れて詰み、地沸ついて少しく肌立って地景入り、刃文は匂口明るい直刃に互ノ目足を交え、色黒い金筋現れ、鋩子は浅く湾れ込んで先直ぐに大丸に返っており、程好く反りが付いた姿は、鋭さの中にも優美さを感じさせます。
嘉永七年十一月二十七日、元号は安政に変わりますので、嘉永七年紀が切られたこの刀は数少ない宗吉の作品の中でも大変貴重なる一刀と言えます。
当店にて上研磨を施し、白鞘を新調致しました。研ぎあがったばかりの清々しい地刃の冴えを存分にお楽しみ下さい。特別保存刀剣も是非御受審下さい。
 
裸身重量699グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

國次 ~昭和26年3月東京都大名登録刀~

國次 ~昭和26年3月東京都大名登録刀~

國次
– Kunitsugu –
https://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/1502/00.html

元先の幅差開いて中切先やや延び、表裏に刀樋を丸留にし、小板目杢交じりの地鉄はよく練れて少しく肌立ち、下の方には淡く映りごころが見られる。刃文は匂口明るく、直刃を基調として互ノ目足が入り、小互ノ目乱れを呈し、小丁字交え、匂口が深い箇所を交え、金筋や砂流入る。鋩子は表裏共に乱れ込んで先丸く返っています。
未鑑定刀ですが、おそらく宇多派の國次かと鑑せられます。

附属の拵は鞘が傷んでいましたので、当店にて武用鞘を新調致しました。柄にガタツキは無く、鐔鳴りは僅か。手元重心でバランスが良く、とても軽く感じられ、流石は実戦期の作品だと感心させられます。
昭和26年3月の東京都登録ですから、さぞ名のある大名家や大身の士が所蔵した一刀でしょう。保存刀剣鑑定を是非御受審下さい。

裸身重量718グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,012グラム。

刀 近江守源宗利 ~沸の妙味!手持ちバランス良く、龍図で統一された拵が素敵な一刀です!~

近江守源宗利
– Omi no kami Minamoto Munetoshi –
 
はじめ岐阜、後名古屋にて打つ。初代。江戸前期寛文頃に槌を振るった刀工です。
 
この刀は元先の幅差頃好く開いて中切先。寛文頃に活躍した刀工の作としては鳥居反りが眼に付く反り姿。地鉄は小板目少しく肌立ち、刃文は匂口明るい互ノ目乱れで、焼き頭は尖りごころ。一部蛙子丁字風の刃を交じえ、湯走、飛焼風の刃も看取されます。刃中には随所に砂流や金筋が見られ、上述の通り名古屋でも鍛えていたためであろう、尾張新刀のように強く大粒の沸が、さも銀砂を撒いたように豊かに付いています。鋩子は互ノ目が横手下で焼き幅を広げ、直ぐに先大丸に返っています。
 
附属の拵は龍図で統一されており、柄にガタツキは無くしっかりとしています。鐔鳴りはします。鞘を払って構えてみると、手元重心でバランスが良く、扱い良さを感じさせます。
特筆すべき瑕疵も無く、出来良い一刀ですので、是非とも保存刀剣鑑定を御受審下さい。
 
裸身重量749グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,087グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

刀 武蔵守藤原友常 万治三年二月吉日 ~地鉄精美!手持ちバランス良く上品な出来口を誇る優作!~

武蔵守藤原友常 万治三年二月吉日
– Musashi no kami Fujiwara Tomotsune –
 
奈良太郎の末と伝え、三代相模守政常の下で作刀を学び、尾張に於いても鍛えました。
 
元先の幅差上品に開いて中切先やや延びごころ。反り浅目で表裏に刀樋を丸留の如き掻き流す。地鉄は杢目がよく練れて詰み、地景入って精美。刃文は中直刃で匂口明るく、指表は匂口に広狭を持たせている。仔細に見ると互ノ目足が看取され、棚引く雲の様な葉も見られます。鋩子も上品に直ぐに先大丸に返り、総体に見てもとにかく上品という言葉しか出てこない。
 
付属の拵は柄巻を革で巻いており、柄にガタツキは無くしっかりとしている。鐔鳴りも殆ど無く非常に好ましい状態です。使用されている金具も仕事が良く、構図も良い逸品。鞘を払って構えてみると、手元重心且つまるで脇指でも持つかの如く軽く感じられ、真に実用を考慮して鍛えられたことが判る。片手でも楽々と扱えるバランスの良さは超一級です。
 
裸身重量603グラム。  拵に納めて鞘を払った重量822グラム。
 
 
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刀 山城大掾藤原國次 ~ 真面目な在銘寛文新刀をお求めやすい低価格でご案内致します!~

山城大掾藤原國次
– Yamashiro daijo Fujiwara Kunitsugu –
 
初代國次は大和大掾正則の長男で山田七郎兵衛と称し寛永6年65歳で亡くなりました。その後二代、三代と続いています。
 
本刀は未鑑定ながら銘振りに関しては良いと思われます。元先の幅差開いて反り浅目。小板目肌良く練れて詰んで少しく肌立ち、刃文はふわりとした小沸本位の直刃で、所々足が入り、刃縁には地鉄に絡んだ働きが見られ、金筋入り、鋩子は表裏共に直ぐに先丸く返っています。
 
特筆すべき鍛錬疵も無く、出来良い一刀ですが、いかんせん現状では荒い砥石目を残した研磨がなされているため、本刀の持ち味が発揮されておりません。横手も本来の位置より下げられているので、余力ある方に是非当店でしっかりとした研磨をご用命頂きたく、研磨代を考慮したお求め易い価格でご案内致します。
※指裏中程の刃中に鞘当たりによる変色程度の小さな錆が見られます。研磨は10万円(税込)にて承ります。
 
裸身重量623グラム。
 
 
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太刀 濃州関之住兼安 ~関七流の一つ、得印派の刀工!身幅広く重ね厚い豪壮な造り込み!~

濃州関之住兼安
– Noshu Seki no ju Kaneyasu –
 
兼安は関七流の一つ得印派の刀工で、室町期より続く名家です。関鍛冶七流とは善定、三阿弥、奈良、室屋、徳永、得印、良賢の七派を指し、その殆どが大和から美濃関へ移住した刀工が祖です。
 
この太刀は身幅広く、重ね厚い豪壮な造り込みで、地鉄は杢目がよく練れて肌立ち、地景入って精良。刃文は匂口明るい互ノ目乱れで、焼き頭尖りごころ。刃縁は地鉄に絡んで様々な景色を見せ、砂流かかり、金筋稲妻入る。鋩子は直ぐ調にやや湾れ、先掃きかけて丸く返っています。
上述の通り豪壮な造り込みが眼を惹く一刀です。特筆すべき鍛錬疵も無く、ずっしりとした重さではあるものの、手元重心なのでバランスが良いです。
古研ぎ身につき、棟に一部錆が見られます。その他細かなヒケ傷等もございますが、現状のままでもしっかりと地刃をご鑑賞頂けます。
 
※委託品です。10月にまとまった資金が必要とのことで、期間限定で格安にてご案内致します。10月に入りますと価格改定致しますので、今が狙い目ですよ。
 
裸身重量1,030グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

刀 濃州関兼高作 ~拵は切羽も完全なオリジナルの菊花図一作金具!刀身の出来も抜群!~

濃州関兼高作
– Noshu Seki Kanetaka –
 
兼高は関七流の一つ三阿弥派の刀工で、室町期より続く名家です。関鍛冶七流とは善定、三阿弥、奈良、室屋、徳永、得印、良賢の七派を指し、その殆どが大和から美濃関へ移住した刀工が祖です。
 
元先の幅差頃好く開いて中切先。重ね厚めでしっかりとした姿。地鉄は杢目肌が良く練れて詰むも少しく肌立った精良な鍛えに、匂口明るい互ノ目乱れを焼き上げ、刃中には細かな砂流や葉が見られ、足入り、処々に大粒の沸が銀砂を撒いたかのように付き、鋩子は直ぐに先丸く返っており、特筆すべき鍛錬疵も無く健全で好ましい。
 
付属の拵は繊細な彫りが施された赤銅地の菊花図一作金具で格式高く、添えられている鐔も鉄味良くシンプルなデザインながらも気品があり、先の一作金具と共に拵の価値を高めています。柄にガタツキは無く、鐔鳴りも殆ど無く、非常に好ましい状態で、拵だけでも独り歩きできる名品。鞘を払って構えてみると、手元重心でバランスが良く、内外共に鑑定書をつけてお楽しみ下さい。
上研磨ご希望の方、当店にて5万円の研磨補助金を出させていただきます。
 
裸身重量850グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,198グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

刀 濃州関住兼助 ~ 拵は切羽も完全なオリジナル!切先延びた鋭い姿が印象的!~

濃州関住兼助
– Noshu Seki ju Kanesuke –
 
兼助と名乗る刀工は銘鑑によると古刀、新刀合わせて9名見られ、本刀は室町後期または江戸前期の寛永頃に活躍した兼助ではないかと思われます。
反り浅目で切先延びた鋭い姿が印象的で、地鉄は杢目肌が肌立って地景入り、刃文は湾れ調子に互ノ目を交え、刃縁には砂流や二重刃が見られ、総体に刃縁から平地に向かっての働きが顕著に見られます。鋩子は表は直ぐに、先沸筋食い下げて丸く返り、裏は表よりも焼き幅広く先丸く返っています。
 
附属の拵は素銅地一作金具の半太刀拵で、切羽は素銅地に銀を着せており、これまですり替えられること無く伝来してきた完全なオリジナルです。現状では柄に僅かにガタツキと鐔鳴りがありますが、ご用命頂ければ有償にて整備させていただきます。
鞘を払って構えてみると、手元重心でバランスが良く、扱い良さを感じさせますが、こうした完全うぶの拵は年々姿を消すばかりですから、居合等にはご使用にならず、純然たる観賞用としてお楽しみいただきたく思います。内外共に是非とも保存鑑定を御受審下さい。
 
裸身重量760グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,076グラム。
 
 
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刀 長光 ~保存状態が良い九八式軍刀後期型!美術観賞用上研磨を当店にて施しました!~

長光
– Nagamitsu –
 
昭和19年陸軍々刀技術奨励会展に於て、「指定刀匠の部」に名前を連ねている昭和前期の名工市原長光。号を一龍子と称しました。
 
戦時中岡山刑務所の所長であった江村繁太郎は、模範的な受刑者の更生を願い、市原一龍子長光を招聘して受刑者に先手をさせ、刑務所内に於いて数多の日本刀を鍛錬しました。
そのため俗に市原長光の作は、世上、「監獄長光」と言われていましたが、岡山刑務所で鍛えられた作には「江村」と銘切られていたため、長光個銘の作を指して「監獄長光」と呼称するのは間違いと言えます。 戦時中という世情もありまともな美術研磨を施された作品が少ないため、単に本鍛錬軍刀の一つと括られ勝ちですが、入念なる研磨を施して見るとその技量の高さに誰もが驚く昭和の名刀で、利刀としての評判は当時から高く、陸軍受命刀工としても活躍しました。
 
この刀は柾気の強い小板目肌が良く練れて肌立ち、地景入り、折り返し鍛錬による地鉄の美をまじまじと見せ、匂口明るく冴えた中直刃調の刃取りに互ノ目を焼き上げ、刃中には互ノ目足を盛んに交え、葉入り、鋩子は横手乱れ込んで先直ぐに丸く返っており、大東亜戦争の慌しい中、よくぞこれだけの作を鍛え上げたものだと感動すら覚える作品です。
一龍子長光の美術刀剣としての価値を存分にお楽しみ頂きたく、当店にて美術観賞用上研磨を施しました。研ぎ澄まされた刃の美しさを存分にご堪能下さい。
 
附属の九八式陸軍刀拵後期型も保存状態が良く、鮫はセルロイド製。柄糸に若干の使用感はあるものの、鞘の石突金具の桜花葉模様も磨耗が無く綺麗な状態で、柄にガタツキも無くしっかりとしています。
 
裸身重量792グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,141グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

刀 無銘(末関) ~上研磨仕上がったばかり!微塵の曇も無い研ぎ澄まされた地刃の冴えをご堪能下さい!~

無銘(末関)
– Mumei(Sue Seki) –
 
末関とは室町後期の末古刀期に活躍した美濃刀工の総称。戦国期の美濃刀工は備前を凌ぐほどの勢力で大いに繁栄し、兼元や兼定などの名工を輩出。鋭い斬れ味と評判で多くの武人に人気を博しました。
 
この刀は大きく磨り上げられるも美しい姿を留めており、元先の幅差上品に開き、切先やや延び、個銘極めはされていませんが、その出来口は刀剣趣味人なら誰もが末関と鑑る典型的な作風であり、小板目杢交じりの地鉄がよく練られて地景入り、地鉄が白く肌立つ作品が多く経眼される末関にしては大人しく、美しく纏められています。刃文は直刃に節立つかのように互ノ目が間延びして交じり、美濃伝らしい尖り刃も見られ、刃縁には細かな砂流や金筋が現れ、鋩子は直ぐに先掃き掛けて丸く返っています。
当店にて上研磨を施しましたので、研ぎあがったばかりの清々しく、凜とした末関の地刃の冴えをご堪能頂けます
 
附属の陸軍九八式軍刀拵は、常に見るものより鐔が厚い高級品で、元は二鐶吊りの九四式の第二佩鐶が外されたもの。清原なる将校が所持していたもののようで、金具や柄木に至るまで、全てに「清原」とけがかれています。
 
裸身重量611グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,074グラム。
 
 
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