平成の侍 in 吉川メソッド

http://yoshikawa-method.co.jp/wps/?p=5403
29日、吉川先生との対談があり、五ヶ月ぶりに吉川メソッドのプラチナトレーニングを受けてきました。

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やはり一流の指導は凄い!

高いが料金に見合うだけの成果はあります。

僕が指導する修心館も、居合術理習得には凄く効果があるんですけどね…
悲しいかなこちらはさっぱり人が増えません。

ダイエット筋トレ最高峰が吉川メソッドなら、修心流居合術兵法は居合の最高峰なのですが(苦笑

ミリ単位で軸を修正する様は吉川メソッドと同じ。
いくら素振りしても、いくら畳表が切れても、使えないものは居合とは言えない。

そこのところを理解する者だけが、今のところ少人数とは言え修心流居合術兵法を僕から学んでいます。

居合を生業にする

居合術の教授だけで生計を立てたい。
常々ブログで書いていますが、なかなかそれが実現できない。
単に金儲けとして居合を教授するなら、様々な手法があるのでしょうが、商才がない上に純粋に居合を研鑽したいと言う思いが、商売上手にさせないようです。

現在、兵庫の本部、大阪の豊中、東京、北京、シアトルに稽古場を構える修心流ですが、皆様がご想像するほど月謝収入があるわけではありません。
入門希望者はいつでも受け入れていますが、積極的に募集をかけてはいません。なにぶん事務局等が無く、全て私一人で運営しているため、忙しくて広報活動には勤しめないという悲しい現実であり、居合教授の場を広げれば広げる程生活は苦しくなっているのが現状なのです。

例えば東京道場へ直伝指導に行くと、新幹線等の交通費や稽古場賃料を差し引くと、手元残るのは僅かです。
しかし、熱心に私の居合技術を求め、稽古場に顔を出してくれる門弟達を見ると、出来うる限りのことをしてあげたい気持ちに駆られ、少しでも腕が上達するよう包み隠さず真摯に指導に当たります。そしてできなかったことが出来るようになった瞬間に門弟達が見せる笑顔が、私の苦労と疲れをも吹き飛ばしてくれるのです。
これは東京道場だけでなく、各稽古場に集まる門弟達に対しても同じです。

何かを生業にするというのは、需要と供給のバランスが大きく影響します。

例えばダイエットに関するパーソナルトレーナーの料金を見てください。有名なトレーナーを雇うと、その対価は数万円と高額です。
それでもその高額な代金を支払う人がたくさんいます。
ところが今日本の治安が悪く、腰に刀を帯びて歩くのが当たり前の時代であったならどうでしょうか?
ダイエットより、まずは我が身を守らなくては! と言う状況にあると、僕をはじめ古武術の師範達がパーソナルトレーナーとして求められることでしょう。

居合で飯が食えないということは、それだけ平和だと言うこと。平和だからボケて自称宗家も現れるし、系譜捏造の胡散臭い流派も台頭する。
まぁ、平和が一番なのでこれはこれでいいのかもしれません。

劣化コピーとならぬために

新設した北京支部道場五輪館、シアトル支部道場の、各稽古風景と指導員による指導の様子を動画に撮って送ってもらい、チェックしています。

北京支部では居合形の指導はまだ行っていないとのこと。その理由を尋ねたところ、まだ的確に指導ができないからだそうです。
但し、二刀形については私から褒められることも多く、支部長並びに指導員は、他の門弟に指導できるだけの理合術理を理解できていると判断したので、正式に指導を許可したことがあり、それで専ら二刀を今は稽古しているとのことでした。
この姿勢は非常に好ましい。
できない業、習得していない業を間違った解釈で指導されては、派閥を生んだり、技術の劣化が生じます。今できることだけを指導し、稽古する。
同じ作業の繰り返しで面白くない、飽きが来るかもしれませんが、そのように思う人は学ぶ欲に欠ける。毎回同じ稽古であっても、毎回を真剣にすると飽きなどこないものです。


初心者同士が形稽古をしている様子を見ると、改善点は多々あれど、最後は敵の軸を崩そうとしているのが好ましい。勿論業としては不十分ではありますが、軸を制す気持ちが大切。
動画左の者は新たに入門したてで、この日が初の稽古参加とのことです。

ヘタに他流をかじっていないので、動きが素直です。
他流の居合や剣術経験者は、当面他流で得た癖を消すのに時間がかかります。

何事も最初が肝心。道場や師の選択も非常に重要となります。

居合だったらどこでもいい。というなら良いですが、本当に使える居合を学びたければ、師の選択はくれぐれも慎重になさってください。
卵から孵るひよこが、最初に見たものを親と思い込むのと同じで、最初に使えない動きを学んでしまうと、後々苦しむのは自分自身です。

アートアクアリウム スペシャルイベント:「サムライナイト」

28日、東京の日本橋にて

アートアクアリウム スペシャルイベント:「サムライナイト」

が開催され、スペシャルゲストとして私も演武させていただきました。

27日に東京入りする都合上、仮標として使用する畳表は26日の日中に兵庫から発送。
運送途中で水が洩れ、他の荷物に影響が出てはいけないということから、炎天下での畳表水切り作業、暑い時期ということもあり、本番までに畳表の湿り気が足りなくなるのではないかと危惧していたのですが、やはりいつもより乾いており、非常に斬りづらい仮標での演武となりました。

加えて愛刀将平の反りが、度重なる剛速球斬りのために変わってしまっており、全体的に反りが深く、更には物打から先に反りが加わってしまったこともあり、斬撃時、いつもより切先が遅れてしまう現象のにより、更に演武条件は不利な状況にありました。

ガッチリ巻かれた上に渇き気味となった畳表は、試斬台の芯に刺さらず非常に不安定。
こうなると、もう、失敗を恐れた演武とならざるをえません。

案の定一回目の演武では安定しない畳表のため、返し業を敬遠せざるをえず、また、なんとか返し業ができそうな試斬台への刺さり具合状態の畳表を相手に、返し業をするも綺麗には決まらず、心残りたくさんの演武となりました。

二回目の演武で控え室裏で反りに併せた手の内に変更し、畳表の硬さを踏まえて振り方を改善。
その甲斐あって二回目の演武では返し業を悉く決めるも、苦手な右から左への斬上時、畳表の硬さに気をとられ、思わず余計な力が入り、こともあろうか斬り損じを披露してしまうことに…
完璧な演武をこなすことができず、非常に悔しい演武となりましたが、また一つ、二つと学ばせて頂きました。

愛刀将平は藤安刀匠の元へ送り、反りを伏せ、元の姿に直して頂くことにしました。

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控え室にて

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乾燥気味の硬い畳表。芯に最後まで刺さっていない状態からも、その硬さがご想像いただけるはず。また、反りが深くなりすぎたために手元より切先が遅れ、振り遅れ状態になっていることもこの一枚の写真から判ります。

アートアクアリウム スペシャルイベント サムライナイト
計二回の演武を終え、アートアクアリウムの木村様と共に演武した仲間と。

そんな不満な結果の演武とはなりましたが、演武をご覧下さった観客の方には評判が良かったようで、昨夜遅く帰宅し、先ほどPCを立ち上げましたところ、とても嬉しいメールが届いておりました。
大変嬉しく拝読させていただきました。以下に御紹介させていただきます。

メールのタイトル:生きる力をいただきました

本分:昨夜、三越前の演武を見学をさせていただきました者です。
町井先生がご登場される際、まるで仁王像が動き出したかのような気圧を感じました。
目の前で、拝見させていただき、大変眼福にあずかりました。
演武終了後、片付けをされるスタッフの方にお願いして、畳表の一部を戴きました。
スタッフの方が「途中で置いてかないでね」とおっしゃいましたが、とんでもない!
あの町井先生が藤安将平作で斬ったものです。我が家の宝とさせていただきます。
ありがとうございます。

嬉しいメール本当にありがとうございました。

東京道場定例稽古

27日、28日の両日、東京都大田区に構えております修心流東京道場にて、直伝稽古を行いました。

今回は生憎と予定があわず、参加できない門弟もおり、人数的には寂しい稽古となりましたが、その分私が個々に接する時間が増えるので、深い稽古内容となりました。

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今回の直伝稽古には、私の居合術の取材に、小説家の牧英彦さんが稽古を体験されました。

上に掲載した写真からは、居合道場の稽古らしい雰囲気が感じられないかもしれません。
鞘から速く刀を抜いて振り回すのが居合だと勘違いされがちなのですが、本来の居合術とは刀を抜くことを主眼にはしていないのです。
私が教える居合は

“1ミリの動きで相手を制す”

というもの。
簡単なようで簡単には会得できない。自分の身体、自分自身と向き合う稽古。
判ってくると確実にハマります。

28日の稽古では、交流ある他流の門人さんと遠路名古屋から稽古に参加された方もおられ、実際に私の居合術理に触れてみて、その楽しさにのめりこんでおられました。
名古屋でも是非稽古会(セミナー)を開催して欲しいとのことで、企画してみようと思います。

尚、9月25日には名古屋で開催される剣道大会にて、修心流居合術兵法の公開演武と、小学生向けのちょっとした体験会がございます。
お時間ご都合つくようでしたら是非おいでください。

捏造・偽物に騙されない外国人


どこの国だろうか。タイ? ベトナム?

この動画を見ていると、しっかりとした技術を学ぶ姿勢に頭が下がる。
演舞ではない、本物の演武。
軍人が軍服を着て訓練するように、この人達の稽古着にはデカデカとした刺繍や素人騙しの派手な陣羽織などは纏っていない。
衣装が売りなのではなく、技術の習得を第一に考えているからだ。

動きは速いが速さでごまかすための速さではない。無駄な動きが省略された結果の武術的な速さである。

このブログで何度も警鐘を鳴らしているが、偽物や捏造された新興流派を本物と信じてやまない信奉者が多い。

そろそろ眼を覚ませ!

戦闘機が無駄な設備を搭載しないように、本物の武術は無駄な衣装や動きを排除しているもの。
シンプルでありながら力強い。

香取神道流… 本物の系譜を持ち、本物の技術が受け継がれている流派は素晴らしい。

二刀

25日の本部道場での稽古の様子です。
速さでごまかすのではなく、ゆっくりと正確に、形を活きた形として実践できるように心がけて稽古させています。


修心流居合術兵法では居合に特化せず、小太刀や二刀、槍、手裏剣、薙刀、体術なども稽古しています。

本部道場 … 兵庫県川西市
大阪豊中岡町道場 … 大阪府豊中市中
東京道場 … 東京都大田区南雪谷
中国北京支部五輪館燕莎道場 … 北京市朝阳区
中国北京支部五輪館海淀道場 … 北京市海淀区
http://www.shushinryu.com/%E7%A8%BD%E5%8F%A4%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/%E7%A8%BD%E5%8F%A4%E5%A0%B4%E6%89%80/ 

ガッテン! 氷斬りに関して

昨夜放送されましたガッテン!をご覧頂きました皆様、ご視聴ありがとうございました。

氷裁断に際し、今回もとても良いデータを採取することができました。
使用した刀は、現代最高峰の名工、藤安将平刀匠の手による作です。

流石に刃毀れするかもしれないね。

氷の専門家と将平刀匠のそんな憶測をよそに、使用した将平刀は微塵の刃毀れもきたすことなく、実験とリハーサル等合わせ、40回近く氷を裁断した後も、コピー用紙を剃刀の如くサーッと切ることができました。


-20度の氷に切り込むこと約40回。氷裁断荒試しの後の将平刀の切味。

この切味は尋常ではありません。長年古刀再現に刀匠人生を捧げてきた将平刀匠の研究の賜物です。
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http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/masahira/buyou/01.html
※将平刀匠による将平刀の製造直販は行っておりません。将平刀を御所望の方は将平刀匠代理店である美術刀剣 刀心にご用命下さい。

尚、人工、天然という括りではなく、氷は冷却温度によって斬り辛さが変わってきます。
聞くところによると、マイナス70度まで冷却した氷の硬度は天然水晶と同じだそうで、流石の日本刀でも刃を通さないようです。※砕けはすると思われます。

刀の顔 切先(帽子)

刀の切先(帽子とも言う)は刀の顔と言える。
如何に凜とさせるかで刀の印象はまるきり変わる。
三ツ頭が無く、横手を筋切りだけで描いているものは、名刀利刀であっても鈍刀のように映る。
キッチリと鎬が真っ直ぐに、そしてそこから角度を変えて小鎬が延び、下地から横手が立っている切先は、鈍刀と言えど名刀に映るものである。
私は八人の子供達を養い、居合教授やテレビ等の収録に携わる立場上、刀剣研磨に勤しむ時間を割くことができない。
ましてや研磨修業時代に手を抜くことを教わらなかった私は、結局のところどんな依頼を受けても上研磨の下地を施してしまうので割りに合わないのだ。

そんな私が刀を自ら研ぐ時と言えば、どうしても私の研ぎでなければと御所望下さるお客様や、門弟、極々親しい友人や知人、そして急な収録に研磨を間に合わせる時である。

昨夜は久し振りに打卸の刀の下地研磨をした。
打卸は刃付けから行わなければならないため、金剛砥石の減りが早い上に作業も大変手間がかかる。
現在武用将平刀は人気が高く、多くの受注を抱えているが、研磨が全く間に合わず、予定納期が大幅に遅れている。
お待ちいただいているお客様には大変申し訳なく、なんとか一日でも早くお納めできるようにと、本来なら私は一切手をつけないところを手がけた次第。
ある意味該当刀剣のお客様にとってはラッキーだと思う。居合用研磨や観賞用並研磨の料金で、上研磨の下地処理が行われるのだから。
ただ、町井家にとってはとても大きな痛手。刀を研磨する時間を、1000点を越える在庫刀剣の写真撮影に費やした方が、町井家が生活して行く上に於いては断然良いからだ。

さて、話が少し逸れたが、私は金剛砥#120番の極めて粗い段階から横手を立てる。
研磨修業時代には“横手の町井”の異名をとる研師を目指していたものだ。
何気に写真を撮ったので御紹介しよう。

以前公開したかもしれないが、私の研磨仕事場はイナバの物置の中である。
夏の今頃は天然のサウナ、冬は極寒の冷蔵庫と化す。とても仕事場としては向いていない。
本当は自宅内に研ぎ場を構えたいのだが、毎日研磨するわけでもない上に、子供が多く家が手狭であるため、悲しいかなイナバの物置に研ぎ舟を構えなければならなかった。
2ヶ月程前、町井家向かって左隣奥の隣家が売りに出たのを購入できていれば、写真撮影にも、日本刀研磨にも、適した仕事場が造れたのだが、生憎と売りに出たのを知ったのは先客がついてからだった。
先客はまだ契約を済ませていなかったため、事情を説明し、100万の謝礼をするので私達家族に譲ってもらえないかと何度も打診したが、その声も虚しく先客は私達家族の事情を知りながら隣家の購入を強行した。
故に私は隣家に越してきた一家とは一切付き合いをしないことに決めた。私が先客の立場であったなら、今後の隣近所の付き合いを考え、他の物件を探すことを選んだだろう。何故なら同じような条件であれば、別に他の土地家屋でも良いからだ。隣家が隣地を求めるのは、隣地だからこそであり、隣地はそこしかないのだから。仮に譲らず購入に踏み切るにしても、その土地を欲しがっている隣家の家族としっかり話し合い、お互いが納得して気持ちよく今後の近所づきあいができるように計らってから購入に至る。
そんなこんなで作業場を移すことができず、イナバの物置の中で昨夜は蒸し暑さを感じながら研磨作業に勤しんだ。

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これは刃筋が捩れぬ様表裏から急刃を付け、うぶ刃を残して横手下まで刃を付けた状態。鎬地と物打までは粗砥での下地を終えている。

表題の切先を見てみよう。

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フクラの刃線がところどころ節立って見えるだろうが、これは打卸の姿そのままの状態で帽子の中を研いでいる。私は先に形を整えるのではなく、研磨を施しながら自然と刃線を整える手法をとっている。先に刃線を整える方法もあるが、それでは焼きなましが弱く、刃先がポロつく現象が起きたとき、姿を損なってしまう。刃線が少々凸凹であっても、肉を整えているうちに刃先が返り、それが自然と外れて刃線を整える方が何かと修正が効き易い。刃付と肉置き処理の段階でポロつきが出たら、作業を中断し、将平、将大両刀匠にすぐに焼きなましの作業をして頂いている。
これが私が営む美術刀剣 刀心の将平将大武用刀が良く斬れ、粘りがあると定評を生んでいる。

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帽子の中と物打から横手までの肉置きを整えた状態。横手から上はまだうぶ刃状態で、刃の厚みは0.5ミリ程残っている。指裏の帽子の肉を整えながら研磨することで、刃線は理想的な円弧を描く姿となる。
この横手を立てる作業にやっけになる下手な研師は、横手上と横手下の肉をえぐる傾向が強い。当然のことながら横手を境に上下の肉がえぐれているのだから、一見横手は凜と立って理想的なものになっているように映るが、これは美術観賞用研磨としても、武用研磨としても全く宜しくない。実用に於いては弱くなると言っても過言ではなく、それでは刀が刀ではなくなるのだ。
横手を立てることに必死になり、無駄にフクラを枯らす研師もいる。横手上のフクラが直線的なものがその類。いくら横手が凜と立っていようが刀の寿命を縮めてしまっている。
横手は立てるものではなく、自然と立つように研磨するものだと私は考えている。
この写真では横手が既に立っているのが光線の加減で判りにくいだろうが、判る人が見れば理想的な肉置きのもとで横手が立ち、小鎬も立っていることが看破できる。

光線を変えて別角度から見てみよう。

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横手が定規で線を引いたかのように真っ直ぐに立っているのがお判りいただけよう。ベタッと平面に研いで横手を立てていないことは、豊かについている刃肉や平肉からも判別できる。
横手を立てる作業に多くの時間は費やさない。横手を立てるのが目的ではなく、地と刃の肉置きを整えるのが目的なので、気付けばこのような状態になっているのである。

試斬重視の抜刀をする人が、畳表がよく切れる様に、平肉と刃肉を削いで剃刀のようにしてくれ等と注文されるようだが、刀は刀であって剃刀ではない。人を斬る道具である。骨等の硬い部分に刃が当っても、刃が負けぬように肉を持たすのが本来の日本刀研磨。肉が豊かについていても切れる刀は切れる。それは表裏の下地をしっかりと整え、入念に刃と平地に内曇をかけることで刃味が増すからである。切れる刀が欲しいなら、研磨代をケチらず上研ぎの白研ぎ(#1000または内曇を引いたまでの状態)を依頼すべき。
ここのところをしっかりと理解できていない人ほど、広い身幅や重量に頼り、肉を削いだ研ぎを好むのである。もはや刀でも、武でもなんでもない。

NHK ガッテン! ~かき氷!魅惑のふわふわ大作戦~ 本日放送

NHK ガッテン!
かき氷!魅惑のふわふわ大作戦

本放送 2016年8月24日(水)午後7時30分
再放送 2016年8月30日(火)午前0時10分

とても興味深い実験を行いましたので、是非ともご覧下さい。