刃筋確認

近頃は滅多に試斬を行わなくなったので、たまった畳表を減らすべく、息子とアルバイトのS君と三人で気軽に楽しみながら斬りました。

無銘 ~疵欠点皆無、精美な地鉄と冴えた刃文~

無銘
– Mumei –
 
特筆すべき疵欠点皆無。非常に良く鍛えられた一刀です。地鉄は小板目肌杢交じり、よく練れて詰むも少しく肌立ち、地沸ついて精美。刃文は明るく冴えた互ノ目に互ノ目丁子交じりで、刃縁よく沸づいて乱れの谷には砂流が顕著に見られ、信濃大掾忠國辺りが思い浮かばれ、保存刀剣審査の極めが楽しみな一刀です。手持ちバランスが良く、実重量より軽く感じられますので、居合の形稽古にもお薦め。
現状でも地刃の観賞は可能ですが、大磨上無銘とは言え出来が良い一刀です。研磨代を考慮した低価格にてご案内致しますので、ご購入後には是非とも再研磨頂き、美術観賞刀として末長く可愛がって頂けますようお願い致します。
※物打辺りから先にかけて、軽く刃を引かれています。居合の稽古には現状のままお使い頂くと良いでしょう。
 
附属の拵は縁頭と目貫が龍図で統一され、鐔は土州住國吉在銘の透鐔が装着されており、経年による劣化に伴い、柄には僅かにがたつきが見られるも、添え木をしていただければ簡単に直すことができます。
 
裸身重量677グラム。  拵に納めて鞘を払った重量926グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

上州住今井兼継作 昭和二十年七月日 ~元陸軍受命刀工、数多の利刀を鍛えた昭和の名工~

上州住今井兼継作 昭和二十年七月日

上州住今井兼継作 昭和二十年七月日
– Josyu ju Imai Kanetsugu –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/744/00.html

俗名は今井憲三郎。群馬県甘楽郡南捲村住。桐淵兼友、笠間一貫斎繁継門。大東亜戦争時には陸軍受命刀匠として活躍し、数多の利刀を鍛えました。号は龍眠斎。昭和46年2月6日、77才にて没しました。

まさに終戦の一カ月前、敗戦間近の中で鍛えられた作品。地鉄精良にして匂口明るく冴えた互ノ目乱れを焼き、互ノ目の脇に細い尖り刃を交え、蛇の目の如き葉頻りに入るなど見所多き一刀です。
お求め易い低価格で御案内致しますので、是非この機会に鑑定書付きの昭和の利刀を御入手下さい。

裸身重量860グラム。

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申し付け下さい。

無銘(新刀波平)~贅沢な肥後象嵌の肥後拵も見事、内外共に認定書付き~

無銘(新刀波平) ~内外共に認定書付き! 地鉄精美なること見事!~

無銘(新刀波平)

– Mumei(Shinto Naminohira) –
 
薩摩国での刀工の始祖は、平安時代永延(987~988)頃の大和の刀工『正国』が薩摩に移住したのが始まりと伝えられ、鎌倉時代の中期以降は代々『行安』が波平系の氏族を取りまとめる長となって、中世の鎌倉、南北朝そして室町時代、さらには新刀期まで繁栄しました。作風の特徴は大和伝を踏襲しながらも「綾杉肌」を鍛えることでも知られており、古来より平らな波と縁起を担ぎ、水軍や海軍、海運業に携わる方々に愛されてきました。
 
この刀は大磨上ながら今尚寸法長く、帽子はやや延びて鋭い造り込み。手持ち重量もズシンと重く、その重さだけでゆうに裁断するであろう感を漂わせています。
地鉄は杢目肌がよく練れて肌立ち精美であり、匂口沈んだ直刃を地刃共に一切の破綻無く焼き上げています。
 
付属の肥後拵は上士の指料に相応しく、ふんだんに肥後象眼がなされた一級品。鐔や切羽の一枚に至るまですり替えられることなく、製作された当時のままの貴重な拵です。経年による痛みにより鞘の合わせ目が口を開き、鯉口の角元が割れてしまっていることが惜しまれますが、塗り直しを行うことで修復して再利用が可能です。修理ご希望の方はお気軽にお申し付けください。お見積り差し上げます。
 
裸身重量1,069グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,399グラム。
 
 
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相州住冬廣作 ~拵付きでお買い得です~

相州住冬廣作
– Sousyu Ju Huyuhiro –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/tantou/166/00.html
小板目肌柾流れて映り立つ。小沸本位で湾れ調子に互ノ目を交え、帽子掃きかける。
うぶの拵と上白鞘、つなぎが附属しているので、刀身の入れ替えの練習にも向いています。居合等の前指として、刀剣趣味初心者入門用としてお薦めです。
※本短刀は委託品です。冬廣銘に関しましては真贋保証ございません。

裸身重量134グラム。  拵に納めて鞘を払った重量258グラム。

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祝三宅大輝成人作之 平成六年十月三十一日 相模國住弘邦造 ~18金無垢はばきの美しさ~

祝三宅大輝成人作之 平成六年十月三十一日 相模國住弘邦造
– Sagaminokuni Ju Hirokunizou –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/tantou/165/00.html
本名、廣木順一。昭和23年福岡県に生まれる。人間国宝であった隅谷正峯刀匠に師事して独自の研究を重ね、青江写しを得意としている。
昭和43年、文化庁より作刀承認を得、昭和48年神奈川県厚木市に鍛刀場を開設。平成8年、(財)日本美術刀剣保存協会の無鑑査に認定され、近年、佐野美術館における新作刀展において講演などを行い、新作刀の普及啓蒙に活躍し、平成25年5月、65歳にて生涯を閉じました。

本作は、廣木刀匠無鑑査認定の二年前に鍛えられた品で、山城の来や粟田口を狙った力作。本歌に迫る沸映り判然と立った精美な地鉄はまさに見事の一言に尽きます。匂口も冴え、地刃共に一切の破綻が無い完璧な出来口は、家宝としても申し分ない美術価値を誇っています。
通常ですと何の由縁もない方の所持銘が入った品を毛嫌いする傾向がありますが、本当に刀の出来を愛でるのであれば、他人の所持銘など気にされない方が良く、むしろ本刀のように成人を祝って特別なる注文で鍛え上げられた作品は、全ての諸工作も妥協無き最上の仕事がなされた物が多く、注文時にかかった費用を考慮すると断然お得です。
どいういったいきさつがあって所持銘にある三宅大輝氏がこの短刀を手放されたのかは検討がつきませんが、恐らくは同氏の祖父母または父母が、成人を祝うべく財を惜しまず最高の仕事を求めて造らせた逸品。はばきはなんとも贅沢な18金無垢で27.8グラム。はばきの材料だけでも10万円をゆうに超えます。
愛情と贅を注ぎ込んだ廣木刀匠会心の一作、是非この機会にお求めください。

裸身重量159グラム。

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隠岐國住人沖光作 昭和二二十五年十二月日 ~元陸軍受命刀工の美しい太刀~

隠岐國住人沖光作 昭和二二十五年十二月日
– Okimitsu –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/tachi/060/00.html

本名、原寛。昭和3年生れ。島根県隠岐郡西ノ島住。大東亜戦争時には陸軍受命刀匠として数多の利刀を鍛え、陸軍々刀技術奨励会々長賞等入選多数。国工院会員名誉宗匠を務めるなど、上工としてその名を轟かせた名工です。師は原角太郎(初代沖光)。

反り程好く踏ん張りがついた上品な体配で、地鉄は杢目肌流れて少しく肌立ち、ふわりと柔らかい感じの互ノ目乱れを巧みに焼き上げ、刃中足盛んに入り、帽子は直ぐ小丸に返る。
美術鑑賞用の上研磨が施されている点から鑑ても、注文打ちにて入念に鍛えられ、全ての諸工作を最上の仕事で仕上げられた逸品。彫刻入りの銀台金着せ二重はばきの製作だけで14万円の費用をかけたとのことです。

地刃の美しさはもとより、利刀として名高い名工故に、試斬抜刀を嗜まれる方々から、今尚人気が高い昭和の名刀。家宝としても恥じない一刀です。

裸身重量934グラム。

各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

隠岐國住人沖光作之 昭和二二十八年十二月日 ~実用兼美の元陸軍受命刀工~

隠岐國住人沖光作之 昭和二二十八年十二月日 ~実用兼美の元陸軍受命刀工~
隠岐國住人沖光作之 昭和二二十八年十二月日
– Okimitsu –
 
本名、原寛。昭和3年生れ。島根県隠岐郡西ノ島住。大東亜戦争時には陸軍受命刀匠として数多の利刀を鍛え、陸軍々刀技術奨励会々長賞等入選多数。国工院会員名誉宗匠を務めるなど、上工としてその名を轟かせた名工です。師は原角太郎(初代沖光)。
 
反り程好く上品な体配で表裏に刀樋を丸留めとし、地鉄は杢目肌流れて少しく肌立ち、ふわりと柔らかい感じの互ノ目丁子乱れを巧みに焼き上げて、刃中よく沸えて足盛んに入り、帽子は直ぐ小丸に返る。
美術鑑賞用の上研磨が施されている点から鑑ても、注文打ちにて入念に鍛えられ、全ての諸工作を最上の仕事で仕上げられた逸品です。
現在刀身が納められている白鞘とは別に、佐藤寒山先生による鞘書白鞘が附属しております。
地刃の美しさはもとより、利刀として名高い名工故に、試斬抜刀を嗜まれる方々から、今尚人気が高い昭和の名刀。家宝としても恥じない一刀です。
 
裸身重量890グラム。
 
 
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無銘 ~研磨渡し 居合形稽古に最適

無銘 ~居合武用に最適 研磨渡し~
無銘
– Mumei –
 
柾目肌流れて肌立った地鉄に古雅な直刃を焼いた作品。
現状では素人が耐水ペーパーなどで全体を擦っているためみすぼらしいですが、美術鑑賞用研磨を施し、美しく蘇らせて納品させていただきます。再刃などの焼き直しでなければ宇多または波平あたりで極めがつきそうです。
現状渡し御希望の方はお値段御相談に応じますのでお気軽にお問い合わせください。
※鞘の鯉口刃方に修復痕在り。
 
裸身重量702グラム。  拵に納めて鞘を払った重量990グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

無銘 ~古来より剛の者に許されし朱鞘~

無銘 ~古来より剛の者に許されし朱鞘~

無銘
– Mumei –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/742/00.html

小板目肌肌立ち、互ノ目調子に互ノ目丁子乱れを焼く。刃縁より平地に向けての働きが顕著に見られ、刃中には葉や小足が頻りに入るなど見どころ多い出来口。
数多の戦によって刀剣の需要が求められた時代の作だけに、使用上問題ない鍛え疵はそのままに仕上げられています。美術刀剣としての地位が確立された現代に於いては、少しの疵でも敬遠されがちですが、士達が日常腰に帯びる実用刀は、本刀のような質実剛健たるものが好まれました。
美術鑑賞用としても見どころある作品ですが、武用刀として申し分ない作品です。

附属の拵は柄が新調されており、がたつき無くしっかりとしています。私見では鞘は時代物を塗り直したものと見受けますが、中身に相応しく、シンプルながらも見る者の目を惹きつけます。

裸身重量834グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,107グラム。

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