神速の居合術 修心流居合術兵法【初伝形】
修心流居合術兵法のHOW-TO DVDがBABジャパンより発売されます。
修心館からもお求め頂けます。
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TEL.072-759-6529
〒666-0004 兵庫県川西市荻原三丁目一番十六号
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大阪北道場は長男に仕切らせています。
私はと言いますと、長男が指導する様子を隣で見ながら、指導の仕方の指導をしています。
指導する際の単語や言葉のニュアンスの違いを発生させては、派閥の誕生になると考えているので、私が普段指導する際に使う単語とニュアンスを息子には徹底して使用するように伝えています。
昨夜の稽古では、息子は着付けと稽古着の畳み方、そして木刀を使っての受け流しの指導をしていました。
私は稽古場の端の方で、柳原君を相手に間の感覚を養う稽古や居合柔術の稽古指導をしていたのですが、入門当初は
「こいつ大丈夫か?」
と頼りなかった柳原君が、今やある程度捌ける実力をつけている様子を見て、指導の甲斐があったなとほくそ笑んでおりました。
2月4日に大阪府立大手前高等学校合氣道部にて開催しました
『合氣道修行者のための居合術講習』
の様子です。
当日は私の長男である友哉がメインで指導させていただき、私はその指導補助として参加させて頂きました。
居合術と合氣道の関連について補足説明する私。
修心流居合術兵法では初伝形を初伝之抜、中伝之抜、奥伝之抜の三種に段階分けして形を稽古します。この日の講習では初歩を学ぶために初伝之抜で初伝形三本を指導させていただきました。
座したまま半身をきり、正面に座す敵の中心を捕らえます。
英信流系の連盟居合では片手で行う所作も、正しい受け流しの所作を身につけるために、左腕を用いて切先の高さを定めます。
血振りは刀に付着した血を払う所作ではありません。その所作の意味を解説し、実践指導させていただきました。
後半の指導では、前半に稽古した初伝形三本の所作が、体術としてどのように作用するのかを、二人一組になって実践稽古していただきました。
下に紹介する写真は、抜付時の身体捌きの確認稽古である『半身相撲』です。
初動を読ませなければ、相手を容易く崩すことが可能となります。
正座から刀に手をかけるまでの動きの確認稽古。居合形では前方に抜きつけますが、これを上下に行うと、合氣道の天地投げとなります。
素手になるとどうしても我が出てしまうもの。我を捨て正しい身体捌きを学ぶために、腰に刀を帯び、刀から所作を教わるのが居合術。
居合形は単独でも正しく形稽古を行えば、理想とする体捌きを体得することができるように組み立てられています。
形を作り上げた先人には頭が下がる思いでいっぱいです。
このような居合術講習会を希望される学校関係者の方がおられましたら、どうぞお気軽に御相談下さい。
高校や大学の居合道部の方には、是非とも修心流居合術兵法の講習会をお薦めいたします。
合氣道などの体術と異なり、単独で行う居合形は、やもすれば単に刀を抜き、振り、納める動作のみを行うものと誤認されがちです。
実際、最近の古武道を称する動画の多くには、動作の確認ではなく速さのみを求めたものが目立っているように感じられますし、武士や侍に憧れて入門される未経験者には、そういった速抜きの方が凄い業のように映るものです。
修心流では私が英信流を修業している中で疑問に感じたことを再構築し、先人が居合形に込めた真意を探るべく研鑽指導しております。
上の写真だけを見ますと単なる柔術の稽古に映ると思いますが、これ、実は中伝居合形『浮雲』における実践での稽古写真なのです。
居合の形とは、刀の抜き差しのための形ではなく、相手を置いて稽古することができない単独での稽古でも、正しく体術を学べるように組み立てられたもの。と言うのが、長年居合術を研究してきた私が辿り着いた答えです。
こうした研鑽の結果を長らく非公開にしてきましたが、正しい居合形の伝承を真摯に考慮すれば、現在という時代は秘匿とするのではなく、ある程度公開すべき時期なのかもしれません。
悪気は一切ないのですが、他流批判が多いと周囲に言われる私。一部毛嫌いする他流も実際ございますが、常日頃私が口にする他流とは、制定居合や英信流系の現代居合を指します。古の先人達が遺して下さった居合形の意味を、理解されずに伝播し続けることを危惧し、老婆心ながら一石を投じていると、私は自身のことをそう考えております。
近頃では更に各業を研究研鑽したいとの思いが強くなり、袋竹刀では物足りず、木刀で約束稽古無しの組稽古をすることも増えました。簡単に一言で言えば試合です。私自身まだまだ修業が足りませんので、時折息子や門弟に打ち込まれることもありますが、何故打ち込まれたかを考えますと、そこでまた一つ学べることがあって勉強になります。
また、そうした試合形式の稽古の中で、普段の形稽古で身につけた動きがどこまで自然と発揮できるのか?も、現在の私の研究課題で、毎回稽古が楽しみで仕方ありません。相変わらずいつ閉鎖してもおかしくない少人数の流派・道場ではありますが、皆で古の居合術を楽しんでおります。
合氣道修業者のための居合術講習と題し、昨日は大阪府立大手前高校合氣道部の皆様に、息子(長男)が居合術指導に伺い、指導補助として私も同行させていただきました。
大手前高校合氣道部は70名を超える、植芝盛平翁内弟子であり、盛平翁の書の師としても御高名な、合氣道十段、故、阿部醒石先生の流れを汲む団体です。
指導は、前半を居合初伝形初伝之抜にて一本目から三本目までを。後半はそれらの形で身につけるべき身体捌きを体術で稽古すると言う内容で指導させていただきました。
弛むことで相手を崩す動き、斬る動きに、部員の皆さんも日頃合氣道の稽古で学ぶ身体捌きを再確認できたのではないかと思います。若者に囲まれ和気藹々とした有意義な稽古の時間を過ごすことができました。
https://twitter.com/syuushinryuu
修心流居合術兵法の公式ツイッターアカウントを開設しました。 稽古に関する情報を発信して参ります。
皆様から、フォローやリツイート拡散を頂けますと幸いに存じます。
居合は刀を使うだけの武術だと思われがちですが、私の見解では違います。
普段単独で行う居合形、実は体術の要素が多々含まれています。
居合形は刀の抜き差しを覚えるためのものではなく、体術を身につけるために、刀という定規を使っているものだと私は考えています。
そのため修心流居合術兵法の稽古では、時折この動画のように居合形を体術に応用した居合柔術の稽古を行っています。
居合形を考案した先人には頭が下がる思いでいっぱいです。