昨夜放送されましたガッテン!をご覧頂きました皆様、ご視聴ありがとうございました。
氷裁断に際し、今回もとても良いデータを採取することができました。
使用した刀は、現代最高峰の名工、藤安将平刀匠の手による作です。
流石に刃毀れするかもしれないね。
氷の専門家と将平刀匠のそんな憶測をよそに、使用した将平刀は微塵の刃毀れもきたすことなく、実験とリハーサル等合わせ、40回近く氷を裁断した後も、コピー用紙を剃刀の如くサーッと切ることができました。
-20度の氷に切り込むこと約40回。氷裁断荒試しの後の将平刀の切味。
この切味は尋常ではありません。長年古刀再現に刀匠人生を捧げてきた将平刀匠の研究の賜物です。
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/masahira/buyou/01.html
※将平刀匠による将平刀の製造直販は行っておりません。将平刀を御所望の方は将平刀匠代理店である美術刀剣 刀心にご用命下さい。
尚、人工、天然という括りではなく、氷は冷却温度によって斬り辛さが変わってきます。
聞くところによると、マイナス70度まで冷却した氷の硬度は天然水晶と同じだそうで、流石の日本刀でも刃を通さないようです。※砕けはすると思われます。