宗忠
– Munetada –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/727/00.html
刀工銘宗忠、本名は今瀬竹五郎。大東亜戦争時、時勢の需要に応え、数多の本鍛錬高級軍刀を鍛えました。
この刀は総柾目鍛えで地景が入り、表は焼き頭丸めの互ノ目乱れを、裏は焼き頭が複数に割れた互ノ目乱れを焼き、表裏で異なる出来口を示し、刃文は匂口明るく、柾目に絡んで幾重にも砂流が随所に現れ、足よく入り、飽きを感じさせない作品で、中心尻を切りとし、大磨上風に仕立てるなど、古作に対する憧憬の念が窺える造り込みは、保昌や仙台國包を偲ばせます。
裸身重量659グラム。 拵に納めて鞘を払った重量977グラム。