– Kane□ –
杢目肌よく練れて先の方には大粒の地沸が付き、匂口明るく冴えた焼刃は直刃基調に小湾れを交え、刃縁には盛んに大粒の沸が付き、湯走交じり、返りの下を大きく棟焼とし、皆焼がかった出来口を示しています。
銘文は三文字で、兼と作が確認できますが、二文字目が判読できないものの、美濃の刀工による作であることは地刃の出来からも推測できます。真面目な末関系の短刀ですので、保存刀剣鑑定も是非御受審下さい。
裸身重量119グラム。
TEL.072-759-6529
〒666-0004 兵庫県川西市荻原三丁目一番十六号