勝光
– Katsumitsu –
勝光は末備前を代表する名工。銘鑑によると初代は應永に始まり、以降七代まで続く他、同国同銘十名確認できます。
この脇指は代別等極められていませんが、反りや体配から室町中期頃の作と鑑せられます。細鏨で力強い銘のうぶ中心が印象的で、杢目肌良く練れて詰み、青味がかった精良な地鉄には、映りが立ち、匂口明るく冴えた湾れ調子の刃文に互ノ目を交え、金筋や稲妻を交える等見所多く、美術刀剣として価値高い作品です。
当店にて樋のさらい直し、銀はばき、白鞘を新調し、上研磨を施しました。本来の姿を取り戻した勝光の地刃の冴えをお楽しみください。
裸身重量415グラム。
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