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長次は備中青江派最後の刀工で、文和年紀及び応永年紀のものが遺されています。
長次の作風は穏やかな直刃、或いはは華やかな丁子乱れなどを焼き、南北朝前期の青江物とは異なり、逆丁子にならない点に特色を示しています。
本刀は総体に錆に包まれた状態のうぶ出し状態を、当店にて極上研磨、極上はばき、極上白鞘の諸工作を施し、特別保存刀剣鑑定までを受審して、この度世に初めて出る名刀です。
良く練られた地鉄には乱れ映りが立ち、匂口は柔らかく繊細な小乱れを呈して足よく入り、砂流が見られるなど見所多く、美術鑑賞刀として申し分ない名刀です。
裸身重量599グラム。