(菊紋)肥州播磨守藤原忠國 (蟹牡丹紋)延宝五年二月日真之鍛
– Hishu Harimanokmi Fujiwara Tadakuni –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/wakizashi/392/00.html
二代播磨守忠國は、初代忠國の子で、弾左衛門と称し、初銘を治國と切り、父初代の隠居後に忠國を襲名しました。「延宝五年八月日」から「貞享二年二月日」までの年紀作が見られ、作刀の殆どに、指表側に蟹牡丹紋を、指裏側に菊紋を切っています。
作風は初代同様互ノ目に丁子を交えた乱れ刃と直刃の両様があり、この脇指は前者の出来で、小板目肌に地沸がついた鍛えに、刃には小沸がよくつき、細かに金筋・砂流がかかり、地に毀れた沸が湯走や荒々しさを感じさせる二重刃を形成するなど、作品の少ない同工作の中でも技量の高さを示す作品です。
僅かながら磨り上げられていることが非常に悔やまれると共に、この脇指には似つかわしくない下手な研磨が施されていることも悔やまれます。
そこで店主 町井勲の一大決心! 末永くこの脇指を愛し、最高の状態で後世に伝えて下さる志あるお客様がお買い上げの際には、美術観賞用上研磨を無償にてお引き受け致します。お申し込み時に本刀への熱い思いを是非書き綴って下さい。
町井勲監修の真面目な上研磨! 下手な研磨と上研磨の違いや、研磨でどれ程刀が生まれ変わるのかを実感されること間違いなしです。
裸身重量585グラム。