無銘
– Mumei –
製作年代を広く室町と表記しましたが、樋先が小鎬際にある点や柔らかそうな匂口などから、然るべき研磨を施して仔細に鑑れば、もう少し時代が遡るかもしれません。
附属の仕込杖拵は後世に合わされたもので、その際にはばきの台尻も短く詰められ、白鞘に納めますと少し隙間が空きます。
研磨後が期待できそうな脇指ですので、ぞんざいに扱わず、当店にて研磨をかけてくださり保存刀剣審査をご受審くださる方にのみ、お求め易い安価にて御紹介致します。
裸身重量330グラム。 拵に納め鞘を払った重量404グラム。