誠(以下切 誠定) ~江戸前期の備前の刀工~

誠(以下切 誠定) ~江戸前期の備前の刀工~
誠(以下切 誠定)
– Aki(Akisada) –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/tachi/058/00.html

大きく磨り上げられ、中心尻に“誠”と読める一字のみが残っています。小疵はあるも刃中に欠点は無く、僅かに元先の差があり、反り程よく総体的に優しい感じの体配で切先はやや延びごころ。鎬が高く、佩表腰元に二本樋。裏に腰樋に添え樋を丈比べのように丸留めにした手の込んだ造り込みから、凡刀ではないことが窺い知れます。
地鉄は杢目がよく練れて地景入り、小沸本位の直刃を焼き、解れごころの刃を交えた古調な刃文です。
銘鑑を紐解くに、江戸前期の寛文頃に、名を安藤徳兵衛と称し、刀工銘を誠定(あきさだ)と名乗る刀匠が一名見られました。本刀はこの工の作であろうと思われます。是非保存刀剣鑑定を御受審下さい。
※現登録証では種別が刀、銘文が無銘になっておりますので、内容訂正の手続きを行ってからの納品となります。

裸身重量554グラム。

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