居合、剣術の道場で頻繫にみかける受け流しの形。
その99%が実戦では使い物にならない形だけのものであることに気付いている人は少ないものです。
「そんなことはない。自分が学んでいる受け流しは本当に使えるものだ。」
と自負される方は、是非一度、修心流居合術兵法の稽古に体験にいらしてください。
普段稽古されている受け流しがいかに不合理なものか実感いただけます。
受け流しは簡単なようで実は奥が非常に深く、正しい身体捌きが身についていなければ、頭をはつられたり、耳を削がれたり、腕や肩を削がれてしまいます。
これは速さでごまかす稽古では絶対に身につきません。
約束稽古だから打太刀が自ら負けてくれているだけです。
修心流居合術兵法の稽古では、打太刀は手加減をしません。業が不十分で反撃できる場合は仕太刀を潰します。
約束稽古でありながら、一つ一つの形を真剣に、本当に成立するように身体を錬る。
だからこそ形を応用する実戦でも学んだ形が活かせるのです。