太刀 則成作 昭和五十九年八月日 ~無疵無欠点!地鉄清涼なる鎌倉期の粟田口派写太刀です!~

則成作 昭和五十九年八月日
– Norinari –
 
本名、吉田盛三。昭和5年7月28日生まれ。富山県南砺市在住。大西貞成、高橋次平に師事し、後に宮入行平の下でも鍛刀を学びました。宮入一門会の会員であり、昭和59年第20回新作刀展での努力賞をはじめ多数の入賞経験を持つ刀工です。
 
この太刀は反り姿が非常に美しく、特別な注文によって鍛えられたものと推測され、常に見る則成の作品に比して完成度が高い。
元先の幅差頃好く、表裏に刀樋を掻き流し、腰反り高く優雅な姿は、さも鎌倉期の古名刀を見ているようです。地鉄は小杢目がよく練れて詰み、地沸付いて梨地状を成し、精美なること言葉に出来ず、刃文は匂口明るく冴えた直刃で、鋩子は直ぐに先丸く返っています。
作風から鑑て山城の粟田口派を模した写し太刀で、研磨も当代屈指の名研師によって入念な研磨が施されています。
今や銀無垢はばきが主流であるにもかかわらず、敢えて銀着せの太刀はばきを履かせている点など、仔細に古名刀を模した様子と苦労が窺える則成会心の名品です。
 
経年による擦れ傷や小錆が見られます。現状でも鑑賞の支障にはなりませんが、出来頗る良い作品だけに、余力有る方は是非とも再研磨を施して更なる地派の醍醐味をご堪能頂きたく思います。
 
裸身重量833グラム。

無銘(文珠)

無銘(文珠)
– Mumei (Monju) –
 
 
文珠とは江戸初期頃に紀伊で活躍した大和手掻系の刀工一派で、初代の手掻包永は、般若の文殊菩薩の剣を鍛えた功により文殊四郎の名を与えられ、それ以降、手掻派は文殊姓を名乗り、本家は代々文殊四郎を襲名したと言われています。
同派からは南紀重國も排出しており、新刀然たる派手な刃文がもてはやされたこの時代に於いて、文珠派は大和伝を墨守した古雅な作品を数多く遺しています。
 
この刀は元先の幅差頃好く、中切先やや延びごころ。表に二本、裏に一本の腰樋を掻いており、地鉄は小板目杢交じりでよく練れて少しく肌立って地景入り、刃文は直刃調に僅かな高低を持たせた互ノ目や湾れを交え、鋩子は直ぐ調に焼きたっぷりと、返りは幅広で砂流がかって横手位置の倍近く迄焼き下げています。
※横手下に極小の刃毀れがあります。
 
附属の拵は赤茶系の変わり塗りが施され、赤銅地の沢瀉透鐔に同じく赤銅地の龍図目貫、そして縁頭には同じく赤銅地で誂えられた、武士が好んだとされる勝虫図が用いられています。柄の脱着の際に木槌を使われたようで、柄頭の勝虫が少し凹んでしまっていることこそ惜しまれるものの、総体に品ある立派な拵で、鯉口には鉄製の口金が装着され、鐺金具にも薄い鉄が添えられており、実用面もしっかりと考慮して造られたことが容易に想像されます。
鞘を払って構えてみると、手元重心でバランスが良く、扱い良さを感じさせます。柄には少しがたつきがありますが、簡単な添え木で解決します。
 
裸身重量705グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,021グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

羽後本庄住國慶作之 昭和四十二年二月吉日

羽後本庄住國慶作之 昭和四十二年二月吉日
– Ugo Honjo ju Kuniyoshi –
 
 
本名、鈴木國慶。元陸軍受名刀匠であり、聖代刀匠位列表では「上工の上位 良大業物 大関格」に列せられた刀匠で、秋田県本庄市にて鍛刀していました。
 
元先の幅差頃好く開いて中切先。小板目杢交じりの地鉄よく詰んで地沸厚く付き、刃文は匂口明るく冴えた互ノ目に互ノ目丁字を交え、砂流顕著にかかり、足盛んに入り、金筋、稲妻看取され、処々に荒々しい大粒の沸が刃縁に絡んで地に零れ、鋩子は直ぐ調に極僅かに湾れごころを交えて先丸く返る。
 
附属の柄にの柄にはがたつきはありません。鞘の鯉口もしっかりとしており、逆さにして少々振っても抜けません。鞘を払って構えてみると手元重心でバランスが良く、扱い良さを感じる一刀です。
 
裸身重量806グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,116グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

伯耆守藤原汎隆 越前住

伯耆守藤原汎隆 越前住
– Hoki no kami Fujiwara Hirotaka Echizen ju –
 
 
汎隆は越前下坂一派を代表する刀工で、越前兼法の流れを汲む道本兼植(かねたね)の門人。伯耆守藤原汎隆、越前住伯耆守汎隆、伯耆大掾汎隆などと銘を切ります。
作品は切れ味に定評が有り、業物として名高く、下坂派の中でもかなりの人気工であったこと伝えられ、現在でも「ぼんりゅう」「ぼんたか」と親しみを込められた愛称で呼ばれています。
 
この刀は元先の幅差やや開き、小板目杢交じりの肌に地沸付き、黒味がかった地鉄に地景入り、刃文は小沸本位の中直刃で、刃縁の処々に匂口よりやや大きめの沸が砂を撒いたように広がり付き、鋩子は直ぐに先丸く返っています。
 
附属の拵には柄にがたつきも無く、鞘を払って構えてみると手元重心で非常にバランスが良く、扱い易さを感じさせる逸品です。
※刀身中央より元の方の棟に鍛え筋があります。
 
裸身重量656グラム。  拵に納めて鞘を払った重量996グラム。
 
 
各種クレジットカード、セディナショッピングローンによる分割購入も承っております。お気軽にお申し付け下さい。

鐔4点追加しました!

こんにちは!(^^)/

さっきなんか揺れたなぁと思ったらやっぱり地震だったんですね\(゜ロ\)(/ロ゜)/

そんな中もせっせとUPしております!ww

本日は刀5振りと鐔4点追加しました!(*´∀`*)ワーイ♪

是非ご覧ください(^O^)/

https://nihontou.jp/choice03/tousougu/tuba/list.htm

刀 無銘(法城寺吉次) ~古来より虎徹に似ると評価高い法城寺派の一刀が、町井勲監修の武用拵付きでこの価格!~

無銘(法城寺吉次)
– Mumei (Hojoji Yoshitsugu) –
 
俗名、根本吉兵衛。法城寺國正門人。本国は常陸。江戸前期寛文頃に肥後守を受領、元禄五年に薩摩へ下向し、薩摩藩島津家のお抱え工として鍛刀。老後は江戸に帰参。江戸法城寺一派に属し虎徹、正広、兼重などと良くにた作品を残しています。
 
この刀は元先の幅差開き、反りはやや浅目で中切先やや延びごころ。地鉄は小板目よく練れて詰み、刃文は匂口深くい互ノ目乱れを焼きあげ、足よく入り、大粒の沸が匂口に絡み、鋩子は荒沸付いて直ぐに先丸く返る。
 
附属の拵は町井勲監修の下製作しました武用拵で、柄巻きは牛革裏でしっかりと巻き上げました。鞘を払って構えてみると、手元重心の絶妙たるバランスで、片手操作も楽々をこなすことができす一刀です。
刃中に鍛錬疵がありますが、古来より虎徹に似ると称賛される法城寺派の一刀が、町井勲監修の武用拵付きにこの価格!! この機会を逃さずご入手下さい。
 
裸身重量692グラム。  拵に納めて鞘を払った重量937グラム。

刀 無銘 ~拵と白鞘が附属したお手頃価格の一刀!~

無銘
– Mumei –
 
元先の幅差開いて中切先やや延びごころ。地鉄は杢目が良く練れて鎬地柾がかり、地沸厚く付く。刃文は互ノ目乱れに丁字がかった刃を一部交え、蛇の目刃交じり、足入り、細かな砂流見られ、刃縁に厚く沸付き、鋩子は直ぐに先丸く返る。
 
附属の拵は、鐔と縁頭を勝虫図で統一しており、目貫は仕事が良い武者図を巻き込んでいます。堅牢な石目塗りが施された鞘は凹みも皆無と言って良い保存状態の良さです。
鞘を払って構えてみると、手元重心でバランスが非常に良く、扱い易さを感じさせます。柄にガタツキはなく、しっかりとしています。
 
裸身重量706グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,032グラム。

刀 関住秀宗作 平成丁丑年秋吉日 ~手持ちバランスよく鑑賞刀としても武用刀としてもお薦めの一刀です!~

関住秀宗作 平成丁丑年秋吉日
– Seki ju Hidemune –
 
松原龍平。昭和5年生まれ。岐阜県関市住。十三代川島正秀、中田兼秀両刀匠に作刀を学び、新作名刀展の展覧会では数々の賞を受賞しています。
 
元先の幅差頃好く、切先延びごころ。表裏に刀樋を掻き流し、地鉄は板目肌柾流れ、地景入る。刃文は匂口明るく、互ノ目乱れを焼き上げており、処々に尖りごころの刃交じり、刃縁の随所に砂流が顕著に見られ、地鉄に絡んだ渦巻き状の刃も見られ、見応えある出来口。鋩子は直ぐ調に砂流顕著に先丸く返る。
 
附属の拵は柄巻きを牛の裏革にて巻き上げている。鞘を払って構えてみると、手元重心で非常にバランスが良いことに驚かされる。柄にガタツキはありませんが、柄巻は使用感があるので、近い将来巻き直しをご検討下さい。
 
裸身重量688グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,000グラム。

鐔19点追加しました!

こんにちは(*´∀`*)
暖かくなって、桜も満開?になっていて春を感じれる時期になりましたね(*´∀`*)
お花見もいいですが本日も鐔19点UPしておりますので是非こちらもご覧ください(^v^)

お手頃な鐔

お手頃な鐔を五枚追加しました。
これから刀剣趣味を始められたい方、まずはお手頃な鐔から歴史浪漫を感じてみませんか?