刀 無銘(勝村徳勝) ~徳勝ならではの柾目肌の妙を堪能できる同工典型作の出来良い一振!!~

無銘(勝村徳勝)
– Mumei(Katsumura Norikatsu) –
https://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/1543/00.html

勝村徳勝は文化六年(1809)に水戸に生まれ、通称を彦六と言い、はじめ鍛刀の技を水戸藩工の関内徳宗に学び、嘉永五年(1852)藩命により弟子の初代正勝を伴って江戸は上がり、細川正義・運寿是一の門に学んだと伝えられています。文久年間に江戸小石川の水戸藩邸に移り、数多くの作刀を遺しています。明治五年二月二十九日、六十四歳で歿したと言われています。その作域は、重ねが厚く、長大で豪壮なものが多く、柾目鍛えに直刃調の刃文を焼き、刃縁が解れ、砂流がかかり、地刃共に沸付き、帽子が掃き掛ける等大和気質が窺われるものであり、ここに彼独特の作風が示されています。

この刀も元は長大であったものを大磨上にされていますが、元先の幅差は頃好く、表裏に刀樋に添樋を掻き、地鉄は柾目肌よく練れて詰んで地沸が付き、刃縁には幾重にも砂流がかかり、刃中長い金筋入り、平地に向かっても沸がついて二重刃、三重刃と激しく、湯走状の刃も交え、帽子は表裏共に直ぐに先掃き掛けて火炎状に返る等、上述した徳勝の特徴を十二分に表しており、同工典型作と言える出来口を誇っています。

裸身重量711グラム。
※委託品

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