カテゴリーアーカイブ: 二刀
袈裟
袈裟
と聞いてまず思い浮かべることは斜めに斬ることではないでしょうか。
ネットサーフィンをしていると、様々な人による袈裟斬り(素振り含む)を見ることができます。
が、私が理想とする袈裟斬りが出来ている人を、私はみかけたことがありません。交友関係が狭いのもあって、全ての人の袈裟を見ているわけではないのですが、少なくとも私が見たネットでの動画ではいません。
試斬動画で綺麗に袈裟斬りしてるじゃないか。
と思われる方もおられるでしょうが、斬れる斬れないの問題ではなく、今回私がお話しするのは、武術としての袈裟についてです。
試斬は刃筋さえ立てればどんな振り方でも斬れるものです。ですから試斬での袈裟斬りだけで判断してはいけません。
修心館今夜の稽古課題は袈裟でした。
私が理想とする袈裟とは、構えるところから斬り下ろしたところまで、どこをとっても相手におさえられない身体捌きで行うもの。
今夜の稽古では二人一組で木刀を用い、ひたすら袈裟に斬り込む稽古を行いました。
速く振る必要は無く、的確に剣先に重さがのっているかどうか。また、その重さが斬り終えるまで正しく続いているか。の確認です。
今のところ私が理想とする袈裟ができるのは最古参門弟の柳原のみ。
他の門弟達はまだまだ四苦八苦しています。
正しく袈裟を斬ることができなければ、二刀の業(わざ)は成立しません。
巷では二刀を用いる流派をちらほら見かけますが、果たしてどこまで技術があるのか…
諸手持ちですら正しく袈裟が斬れないのに、片手になればなおのこと袈裟に斬れるはずもなく、ただただ形通りに打太刀と仕太刀が演武しているだけというのが多いですね。
試斬で斜めに斬ることができたから袈裟斬りができると早合点は絶対してはいけません。
袈裟斬りを極めようと思えば何年もかかるものなのです。
このブログを読まれた居合剣術修行者の方、あなたの袈裟はいかがでしょう? 理に適った身体捌きで斬ることができていますか?
単純なもの程習得は難しい。今夜はそんなお話でした。
修心館東京道場
4月から、大阪豊中岡町道場で修業している北山が、就職に伴いまして上京することとなり、これまでは月に一回または二回の直伝稽古だけだった稽古が、門弟が集まって週に一度は稽古をしようという方向性に向かっております。
直伝稽古は私が関西から出張する兼ね合いもあり、一日一万円の謝礼が必要ですが、門弟同士での稽古は稽古場使用料の割り勘程度で運営しようと思っています。
直伝ではないにしろ、先輩にあたる門弟達から指導やアドバイスを受けることができるので、高い月謝を捻出できない方にも向いているかと思います。
この機会に修心流に入門され、本当に使える武術としての居合術を学びたいと思われる方は、お気軽に私までご連絡下さい。
全剣連や他の居合道連盟を根底から覆しましょう!!
使えない居合は居合ではない!! それはただの健康体操だ!!
居合術を通じて日本人が日本人に戻ろう!!!
諸外国が恐れているもの、それは敗戦国日本が、かつての士(さむらい)精神を持つ日本に戻ること!!!
GHQが武術を禁じたその背景をしっかりと把握し、我々が真の日本人に戻りましょう!!!
2月の東京道場稽古体験者の声
2月24日の東京道場での稽古に参加されたK様から、嬉しいメールを頂戴しましたのでご紹介させて頂きます。
修心流居合術兵法 ~東京道場の御案内~
東京での稽古は毎月25日前後に行っています。
2月の稽古日は
23日(土)、24日(日)
3月の稽古日は
23日(土)、24日(日)
です。
稽古時間はいずれも10時~17時(計6時間)
上記稽古日は私(町井勲)自らが直接指導させていただきます直伝稽古です。
稽古内容はその時々で課題を定めるため未定ですが、東京道場では主に
居合術
居合柔術
剣術
小太刀術
二刀剣術
を教授しています。
修心流では宝蔵院系の鎌槍術も教授していますが、得物が長いため東京に持参することが叶わず、現在は本部道場でのみ槍術稽古を行っています。
東京道場は現在のところ、私が上京する日程にだけ稽古を行っていますが、4月からは就職に伴いまして、大阪豊中岡町道場から門弟の北山が向かいますので、毎週土曜または日曜に定例稽古を行う予定です。
これまで毎月一回しか稽古がないなら継続して続けられないなとお考えだった方、4月からは毎週稽古が行われます予定ですので、是非この機会に修心流居合術兵法東京道場をお訪ね下さい。
東京道場の月謝等はこれから経費等を考慮して定める予定ですが、今のところ基本的には稽古会場費程度に考えております。
私が兵庫から直接指導に向かう際の稽古謝礼金に関しては、
門弟 1万円(1日 6時間の稽古)
外部 1万5千円(1日 6時間の稽古
外部 5千円(2時間)
となっております。
東京道場への向かい方ですが、一番わかりやすいのは五反田から東急池上線にて雪が谷大塚で下車。改札を出て左へ進み、階段を下りて左へ。角にファミリーマートがある一つ目の十字路を左折し、一つ目の丁字路を右折してすぐに見えるマンションの駐車場奥(アオキビルホール)になります。雪が谷大塚駅からは徒歩1分という好立地ですから、雨風の日も通いやすいのではないでしょうか。
東京道場では門弟達との交流も大切にしていますので、昼食を稽古場で一緒に食べたり、或いは稽古場横にある七輪焼肉安安で鶏肉(焼肉)食べ放題で楽しく食事しております。
稽古終了後は焼肉安安で食べ放題、飲み放題の稽古打ち上げ夕食会を行っています。
稽古中は厳しい私ですが、門弟達との食事会では酔っぱらって朗らかな一面も垣間見せます。
私がテレビやCMの仕事に携わることがある関係で、人気タレントや大物俳優が、こっそり稽古に参加する場に遭遇することもあるかも!?
全員ご紹介はできないので、お二人だけご紹介させていただきます。
稽古に参加されたAK-69さん
稽古見学と作刀見学に訪れたJohn Michael “Ozzy” Osbourne(オジー オズボーン)さん
尚、修心流居合術兵法では他流派の居合、剣術に所属されている方の併用入門はお断りしておりますが、東京道場に限っては現在のところ併用入門も可能です。その際には所属されている道場の先生から許可を頂くことをお薦め致します。
関西では
兵庫県川西市の本部道場 梅田から阪急宝塚線と能勢電鉄またはバスを乗り合わせて30分。
大阪豊中岡町道場 阪急宝塚線岡町駅から徒歩3分
大阪北道場 地下鉄天神橋筋六丁目駅から徒歩4分
上記の場所で私から居合術を学ぶことができます。
稽古場所在地については↑こちらをご参照下さい。
修心流居合術兵法に御興味をもって下さった方は、是非、修心流居合術兵法WEBサイトで詳細を御覧下さい。
入門に関するお問い合わせは、
080-2514-1044
へお気軽にお電話頂くか、
syuushinkan@nihontou.jp
へご連絡下さい。
剽窃 ~嘘吐きは泥棒の始まり、泥棒は嘘吐きの始まり~
私は上京するたびに、青木久先生のお世話になっています。
修心流をサポートして下さり、稽古場や私の宿泊先をご提供頂いています。
たまにご一緒に稽古もしたり、稽古後の夕食会を終えると青木先生宅で常に武術談義で華を咲かせ、お互いに己が得意とする業や理合を公開しあって、業を共有させていただいています。
私と青木先生のお付き合いが、公私共に親密であり、友情でつながっているのは、互いに共有する業の出典元を明確に公言しているからです。
青木先生は海外へのご指導も多く、頻繁にイギリスやヨーロッパ諸国に行かれますが、そこで指導される際に、私から教わった業に関しては、何一つ隠すことなく
「日本に修心流居合術兵法と言う流派があって、この業は修心流の町井勲先生から教えて頂いたものです。」
と門弟さん達に言われます。
私にとっては修心流居合術兵法の良い宣伝にもなるので、このように出典元を公言して頂けるのは本当にありがたいです。
勿論、私が門弟達に指導する際にも、
「今から稽古する業は、青木先生から教わった業です。」
と明確に出典元を述べた上で指導しています。
私はこうした明確に出典元を説きながら交流する姿こそ、武辺者の本来あるべき姿だと考えています。
私の元には剣道、空手、合氣道、少林寺等、他系統の指導者の方も学びに来られます。深くお付き合いを続けている先生方もおられれば、そうでない先生もおられます。
前者は青木先生同様に、門弟さん達にも修心流居合術兵法と私の名前を公言される方で、後者の場合は私がご指導さしあげた業を、修心流居合術兵法と私の名前を伏せ、ただただ剽窃するだけの方。つまり、私がご指導さしあげて身につけられた業を、あたかも自分自身が研究発展させて独自に習得したかのように振舞う方です。
私も人間ですので、そのような姿を垣間見ると、あまり良い気持ちにはなりません。自然とその方との距離を広げ、術理について尋ねて来られても笑顔で適当に返し、本質については何も語りません。
今、何故このような記事をブログに挙げるかと言えば、今朝方、英信流の初伝形七本目『介錯』を剽窃した他流派の動画を目の当たりにしたからです。
他流派の形でも稽古に良いと思えば取り入れる。その姿勢は素晴らしい事ですが、それをあたかも自流に数百年前から受け継がれているものとして世界に公開する姿には嫌悪感しか抱けません。
その姿はまるで日本の苺や蜜柑を剽窃する歴史捏造反日隣国と同じではありませんか。恥を知れ!と思うばかりです。
そしてそんな泥棒流派、嘘吐き流派の捏造歪曲を、真実を知らずに、いえ、知ろうともしない国内外の方達にもどかしさを感じずには居れません。
書籍出版にあたっても、出典を明確に記すことが当たり前の今の時代、流派に於ける稽古法や形についても、出典元を明確にした上で稽古して頂きたいと願って止みません。
5 – Japani – täydellisyys ~フィンランドで放送された修心流居合術兵法~
今月24日にフィンランドで放送された番組『- Japani – täydellisyys』に、私と私の居合、修心流居合術兵法がとりあげられています。
番組は60分。その中で前半、中盤、後半と数回に別れて紹介されていますので、皆様是非御覧ください。
修心流居合術兵法 演武
早い話になりますが、来年の四月に門弟達と演武会に参加することにしました。
門弟の中には
「私の拙い演武で修心流に恥をかかせてしまわないかが心配です。」
との声も聞かれましたが、そんなことはありません。たった数年ではありますが、着実に技術は身についています。
そんな彼には二刀形の演武を披露してもらうことにしました。
入門からまだ数ヶ月の門弟も、全力を尽くして頑張ると意気込んでいます。彼らには組居合形を披露してもらうことにしました。
最古参の柳原は初めての仕太刀を担当してもらいます。
これまで技術が拙く、そのため確実に業を繰り出すことができなかったため、演武においては常に私が仕太刀を勤めてきましたが、ここでようやく上級者が打太刀を勤めるという本来の演武を披露できそうです。
来年のこの演武会は門弟達が主役です。また演武会が近づいてきましたら、詳細を皆様にお知らせいたします。