大阪豊中岡町道場定例稽古


この日は終始初伝形を抜かせる。

その中で気になる動きを改善すべく指導にあたる。
刀を振りかぶる、刀を納めると言う単調な所作ですら、武術として成立しなければ私が標榜する居合術ではない。

John Michael “Ozzy” Osbourne氏 修心館を訪ねる

昨年11月28日、オジーオズボーン氏が御子息ジャック氏とご一緒に修心流居合術兵法本部道場を訪ねられました。

「Ozzy And Jack’s World Detour(オジーとジャックの世界の回り道)」

その時収録されたVTRが日曜にアメリカで放送されるそうです。

Ozzy & Machii family

昨年11月26日のブログで、店を徹底的に片付けたという内容のものを掲載していましたが、実はオジーオズボーン氏の御来店を控えてのものだったのです。

そして同28日のブログ記事“超大物”で名を伏せさせていただいていた人物こそ、オジーオズボーン氏でした。

ようやく番組の放送日時が迫り、今日公開できるに至った次第です。

日本での放送はまだ先でしょうが、アメリカにお住まいの方は是非とも、日曜放送の「Ozzy And Jack’s World Detour(オジーとジャックの世界の回り道)」をご覧下さい。

Ozzy & Isao Machii
オジーオズボーン氏と吉川メソッド前の私。

jack & Isao Machii & Masahiro
オジーオズボーン氏の御子息、ジャックさんと中西将大刀匠と。

神速の抜付


神速の抜付 生き残るための居合術 修心流居合術兵法

稽古は安全に行うことに主眼をおいていますので、動画では素手で抜付を行っています。
しかし、これが真剣を帯刀していたとしたら…?

動画では受けをとっている柳原君が、時代劇役者のように倒れていく様が収められていますが、役者気取って倒れているわけではありません。
抜付と同時に柳原君の軸が崩されているため、バランスを保てず、ゆっくりと倒れこんでいってるのです。

揺れる

一概には言えないのかもしれませんが、ユーチューブなどで様々な居合関連動画を見るに、軸を揺らす、或いは揺れている人をよく見かけます。
そう言う人に限って、何かしら古流派の宗家という肩書きを語っている傾向が強い。

武術とは余計な動きを排除して行き、自然な動きを求め、その結果それが速さとなるものと信じています。

鯉口や柄に手をかけるにしても、横から掴みに行く動きは隙でしかなく、誘いの意味で行うならまだしも、そのような意味もなくされているのであれば、それは生き残れる居合とは言えないと考えます。

家を建てるにしても、しっかりと芯柱を垂直に建てるからこそ他の柱も支えられるわけですから、それは人の身体も同じと言えるでしょう。

演武を見て、何か疑問に感じたときには、この世の法則をまず考えれば答えは必然的に出るものです。

平成の侍 in 吉川メソッド

http://yoshikawa-method.co.jp/wps/?p=5403
29日、吉川先生との対談があり、五ヶ月ぶりに吉川メソッドのプラチナトレーニングを受けてきました。

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やはり一流の指導は凄い!

高いが料金に見合うだけの成果はあります。

僕が指導する修心館も、居合術理習得には凄く効果があるんですけどね…
悲しいかなこちらはさっぱり人が増えません。

ダイエット筋トレ最高峰が吉川メソッドなら、修心流居合術兵法は居合の最高峰なのですが(苦笑

ミリ単位で軸を修正する様は吉川メソッドと同じ。
いくら素振りしても、いくら畳表が切れても、使えないものは居合とは言えない。

そこのところを理解する者だけが、今のところ少人数とは言え修心流居合術兵法を僕から学んでいます。

居合を生業にする

居合術の教授だけで生計を立てたい。
常々ブログで書いていますが、なかなかそれが実現できない。
単に金儲けとして居合を教授するなら、様々な手法があるのでしょうが、商才がない上に純粋に居合を研鑽したいと言う思いが、商売上手にさせないようです。

現在、兵庫の本部、大阪の豊中、東京、北京、シアトルに稽古場を構える修心流ですが、皆様がご想像するほど月謝収入があるわけではありません。
入門希望者はいつでも受け入れていますが、積極的に募集をかけてはいません。なにぶん事務局等が無く、全て私一人で運営しているため、忙しくて広報活動には勤しめないという悲しい現実であり、居合教授の場を広げれば広げる程生活は苦しくなっているのが現状なのです。

例えば東京道場へ直伝指導に行くと、新幹線等の交通費や稽古場賃料を差し引くと、手元残るのは僅かです。
しかし、熱心に私の居合技術を求め、稽古場に顔を出してくれる門弟達を見ると、出来うる限りのことをしてあげたい気持ちに駆られ、少しでも腕が上達するよう包み隠さず真摯に指導に当たります。そしてできなかったことが出来るようになった瞬間に門弟達が見せる笑顔が、私の苦労と疲れをも吹き飛ばしてくれるのです。
これは東京道場だけでなく、各稽古場に集まる門弟達に対しても同じです。

何かを生業にするというのは、需要と供給のバランスが大きく影響します。

例えばダイエットに関するパーソナルトレーナーの料金を見てください。有名なトレーナーを雇うと、その対価は数万円と高額です。
それでもその高額な代金を支払う人がたくさんいます。
ところが今日本の治安が悪く、腰に刀を帯びて歩くのが当たり前の時代であったならどうでしょうか?
ダイエットより、まずは我が身を守らなくては! と言う状況にあると、僕をはじめ古武術の師範達がパーソナルトレーナーとして求められることでしょう。

居合で飯が食えないということは、それだけ平和だと言うこと。平和だからボケて自称宗家も現れるし、系譜捏造の胡散臭い流派も台頭する。
まぁ、平和が一番なのでこれはこれでいいのかもしれません。

劣化コピーとならぬために

新設した北京支部道場五輪館、シアトル支部道場の、各稽古風景と指導員による指導の様子を動画に撮って送ってもらい、チェックしています。

北京支部では居合形の指導はまだ行っていないとのこと。その理由を尋ねたところ、まだ的確に指導ができないからだそうです。
但し、二刀形については私から褒められることも多く、支部長並びに指導員は、他の門弟に指導できるだけの理合術理を理解できていると判断したので、正式に指導を許可したことがあり、それで専ら二刀を今は稽古しているとのことでした。
この姿勢は非常に好ましい。
できない業、習得していない業を間違った解釈で指導されては、派閥を生んだり、技術の劣化が生じます。今できることだけを指導し、稽古する。
同じ作業の繰り返しで面白くない、飽きが来るかもしれませんが、そのように思う人は学ぶ欲に欠ける。毎回同じ稽古であっても、毎回を真剣にすると飽きなどこないものです。


初心者同士が形稽古をしている様子を見ると、改善点は多々あれど、最後は敵の軸を崩そうとしているのが好ましい。勿論業としては不十分ではありますが、軸を制す気持ちが大切。
動画左の者は新たに入門したてで、この日が初の稽古参加とのことです。

ヘタに他流をかじっていないので、動きが素直です。
他流の居合や剣術経験者は、当面他流で得た癖を消すのに時間がかかります。

何事も最初が肝心。道場や師の選択も非常に重要となります。

居合だったらどこでもいい。というなら良いですが、本当に使える居合を学びたければ、師の選択はくれぐれも慎重になさってください。
卵から孵るひよこが、最初に見たものを親と思い込むのと同じで、最初に使えない動きを学んでしまうと、後々苦しむのは自分自身です。

アートアクアリウム スペシャルイベント:「サムライナイト」

28日、東京の日本橋にて

アートアクアリウム スペシャルイベント:「サムライナイト」

が開催され、スペシャルゲストとして私も演武させていただきました。

27日に東京入りする都合上、仮標として使用する畳表は26日の日中に兵庫から発送。
運送途中で水が洩れ、他の荷物に影響が出てはいけないということから、炎天下での畳表水切り作業、暑い時期ということもあり、本番までに畳表の湿り気が足りなくなるのではないかと危惧していたのですが、やはりいつもより乾いており、非常に斬りづらい仮標での演武となりました。

加えて愛刀将平の反りが、度重なる剛速球斬りのために変わってしまっており、全体的に反りが深く、更には物打から先に反りが加わってしまったこともあり、斬撃時、いつもより切先が遅れてしまう現象のにより、更に演武条件は不利な状況にありました。

ガッチリ巻かれた上に渇き気味となった畳表は、試斬台の芯に刺さらず非常に不安定。
こうなると、もう、失敗を恐れた演武とならざるをえません。

案の定一回目の演武では安定しない畳表のため、返し業を敬遠せざるをえず、また、なんとか返し業ができそうな試斬台への刺さり具合状態の畳表を相手に、返し業をするも綺麗には決まらず、心残りたくさんの演武となりました。

二回目の演武で控え室裏で反りに併せた手の内に変更し、畳表の硬さを踏まえて振り方を改善。
その甲斐あって二回目の演武では返し業を悉く決めるも、苦手な右から左への斬上時、畳表の硬さに気をとられ、思わず余計な力が入り、こともあろうか斬り損じを披露してしまうことに…
完璧な演武をこなすことができず、非常に悔しい演武となりましたが、また一つ、二つと学ばせて頂きました。

愛刀将平は藤安刀匠の元へ送り、反りを伏せ、元の姿に直して頂くことにしました。

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控え室にて

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乾燥気味の硬い畳表。芯に最後まで刺さっていない状態からも、その硬さがご想像いただけるはず。また、反りが深くなりすぎたために手元より切先が遅れ、振り遅れ状態になっていることもこの一枚の写真から判ります。

アートアクアリウム スペシャルイベント サムライナイト
計二回の演武を終え、アートアクアリウムの木村様と共に演武した仲間と。

そんな不満な結果の演武とはなりましたが、演武をご覧下さった観客の方には評判が良かったようで、昨夜遅く帰宅し、先ほどPCを立ち上げましたところ、とても嬉しいメールが届いておりました。
大変嬉しく拝読させていただきました。以下に御紹介させていただきます。

メールのタイトル:生きる力をいただきました

本分:昨夜、三越前の演武を見学をさせていただきました者です。
町井先生がご登場される際、まるで仁王像が動き出したかのような気圧を感じました。
目の前で、拝見させていただき、大変眼福にあずかりました。
演武終了後、片付けをされるスタッフの方にお願いして、畳表の一部を戴きました。
スタッフの方が「途中で置いてかないでね」とおっしゃいましたが、とんでもない!
あの町井先生が藤安将平作で斬ったものです。我が家の宝とさせていただきます。
ありがとうございます。

嬉しいメール本当にありがとうございました。

東京道場定例稽古

27日、28日の両日、東京都大田区に構えております修心流東京道場にて、直伝稽古を行いました。

今回は生憎と予定があわず、参加できない門弟もおり、人数的には寂しい稽古となりましたが、その分私が個々に接する時間が増えるので、深い稽古内容となりました。

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今回の直伝稽古には、私の居合術の取材に、小説家の牧英彦さんが稽古を体験されました。

上に掲載した写真からは、居合道場の稽古らしい雰囲気が感じられないかもしれません。
鞘から速く刀を抜いて振り回すのが居合だと勘違いされがちなのですが、本来の居合術とは刀を抜くことを主眼にはしていないのです。
私が教える居合は

“1ミリの動きで相手を制す”

というもの。
簡単なようで簡単には会得できない。自分の身体、自分自身と向き合う稽古。
判ってくると確実にハマります。

28日の稽古では、交流ある他流の門人さんと遠路名古屋から稽古に参加された方もおられ、実際に私の居合術理に触れてみて、その楽しさにのめりこんでおられました。
名古屋でも是非稽古会(セミナー)を開催して欲しいとのことで、企画してみようと思います。

尚、9月25日には名古屋で開催される剣道大会にて、修心流居合術兵法の公開演武と、小学生向けのちょっとした体験会がございます。
お時間ご都合つくようでしたら是非おいでください。