肥前國忠次 應需大戸日出男先生昭和庚申年七月日 ~刃味鋭い元軍受命刀工の作~

肥前國忠次 應需大戸日出男先生昭和庚申年七月日 ~刃味鋭い元軍受命刀工の作~
肥前國忠次 應需大戸日出男先生昭和庚申年七月日
– Mumei –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/696/00.html

本名中尾三治郎。明治43年5月1日生。桜井正次門。戦時中は軍の受命刀工として上級士官のための軍刀製作に励みました。刃味良く、軍刀展(コンクール)においては、数多の受命刀工の中でも第一席(国工)を獲得しています。

小板目肌良く練れて詰んだ精美な地鉄に、匂口明るく冴えた直刃を焼いた、美術鑑賞刀としても出来頗る良い一刀ですが、元の所有者である大戸氏以降、余程下手な者の居合稽古刀として使用されたため、無数のヒケ、錆、刃先の小さな刃捲れなど、現状のコンディションは宜しくありません。
当店にやってきた際には鞘も割れ、折角の本漆雲塗の見事な鞘も見る影がない状態でしたので、当店にて鞘を補修。茶の蝋塗で塗り直し、再び居合や抜刀のお稽古にご使用頂けるようにしました。

只今研磨作業が大変立て込んでおります都合上、研磨を施さず現状のまま御案内致します。美術鑑賞刀としても価値在る一刀ですので、是非とも上研磨を施し、本刀に光を与えて下さい。
試斬・抜刀にお使いになられる方は、寝刃合わせも承っておりますので、お気軽にご用命下さい。

附属の拵は桜の花弁を銀象嵌した肥後一作金具で、鐔以外は全て時代物の真面目な金具が使用されており、革の柄巻も居合用ではなく、観賞用の上巻きがなされています。

裸身重量873グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,074グラム。

無銘 ~居合に最適な二尺四寸拵入り~

無銘 ~居合に最適な二尺四寸拵入り~
無銘
– Mumei –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/695/00.html

二尺四寸を越える頃合な刃長で手持ちも良い刀です。
杢目鍛えに刃縁が柾がかり、匂口は明るく冴え、刃縁に荒沸が付き、解れや食い違い刃、一際太い金筋や砂流が顕著に見られ、変化に富んだ出来口です。
指表に腰樋を掻くも、はばき下の留めが剣形となった独特な彫りが印象深く、製作年代を江戸前期としましたが、新古境辺りかもしれません。

古研ぎの現状のまま存分に居合の稽古にお使い頂いた後は、是非とも美術研磨を施し、保存刀剣鑑定を御受審下さい。

裸身重量683グラム。  拵に納めて鞘を払った重量950グラム。

兼則 昭和十八年十月 ~陸軍耐錆鋼刀~

兼則 昭和十八年十月 ~陸軍耐錆鋼刀~
兼則 昭和十八年十月
– Kanenori –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/694/00.html

過酷な前線に携行される日本刀は錆に悩まされた。その為、軍刀の手入れ法に関する指導書が、刀剣専門家と称する人により出版されている。然し、敵と対峙する戦闘行動下で、軍刀手入れの時間的余裕がある筈がない。床の間に飾られた鑑賞用日本刀の感覚で軍刀の手入れ法を説く銃後の斯界(しかい)の関係者の感覚自体が、所詮(しょせん)ナンセンスであった。こうした状況を反映して「錆ない軍刀」が求められるのは必然の成り行きだった。成瀬氏の記述にも「流行のステンレス刀(銘:兼永)」との記述があることから、かなり普及していたことが実証される。海上の塩害に晒される海軍では、更に問題は深刻だった。

陸軍呼称: 耐錆鋼刀
炭素鋼の日本刀とステンレス刀の切味比較の論評があるが、軍刀の使用環境すら念頭にない幼児の戯言である。本来、劣悪な環境で使う実用刀にとって、刀身の錆は切味などを論じる以前の深刻な問題である。雨や塩害で直ぐに錆びる日本刀と、防錆手入れ不用のステンレス刀のどちらが実用的かがハッキリしていた。切味等は二の次、三の次ぎの問題だった。陸軍は、劣悪な前線環境での日本刀の錆や血刀の錆に悩まされた。こうした背景からステンレス刀が普及した。ステンレスとは、錆難い (Stainless) 鋼 (Steel) のことで、普通炭素鋼にクロム(Cr)やニッケル(Ni)を含有させた合金である。一般的には、クロムを約11%以上含有させた鋼をステンレス鋼と定義する。これは、クロムが約11%以上になると、錆難さ(耐蝕性)が飛躍的に向上する性質がある為である。クロムやニッケルの配合と金属組織に依って四種のステンレス鋼がある。
① マルテンサイト系ステンレス: 13%Cr-0.3%C 焼入れ後の硬さが高い鋼種。刃物、刀剣用などに用いられる。
② フェライト系ステンレス: 16%以上のクロムを含有。フェライト組織の為、焼入効果無し。
③ オーステナイト系ステンレス: 18-8(18%Cr-8%Ni)に代表される一般的なステンレス鋼。元素配分量によって多種の鋼がある。
④ 析出硬化系ステンレス: 17%Cr-7%Ni-1%Al  アルミ(Al)の添加で析出硬化性をもたせる。各種バネ部品。この内、刀剣用には主としてマルテンサイト系ステンレス鋼が使われる。
上記「軍刀サイト」より転載

一般的に耐錆鋼刀としては兼永が有名ですが、本刀は陸軍受命刀工であった小島太郎(刀工銘兼則)による耐錆鋼刀です。ステンレス鋼材としては上述にあるフェライト系ステンレスに該当するのか、丸焼きの刀身につき、通常の日本刀のような匂口はありません。よって刃文写真は割愛致します。中心には名古屋工廠の「名」刻印が見られます。

附属する九八式軍刀は石目塗りの鉄鞘で、保存状態も良く、石突金具(鐺)の桜花もしっかりと残っています。指表柄頭に見られる凹みのようなものは工廠刻印で、地鉄の石目模様が邪魔をして判然としませんが、「東」或いは壽屋商店の刻印のように見受けられます。

耐錆鋼(陸軍呼称)や不銹鋼(海軍呼称)製の刀身は、登録対象外とされるため、本刀のように登録証が交付されることは稀有であり、そのため軍装趣味人にとっては垂涎の品で、プレミア価格として高値で売買されます。完全オリジナルの軍刀拵が附属しての今回の価格提示は非常にお安く、お値打ちです。
ステンレス刀の研磨を嫌がる研師が多いですが、当店では各種軍刀に敬意を示し、あらゆる軍刀も研磨致しますので、希少な本ステンレス刀を是非研磨依頼なさってください。横手をピシッと立てた状研磨仕上げにて最高の研磨を誠心誠意工作させていただきますのでお気軽に御相談下さい。

裸身重量782グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,128.5グラム。

高田住正則 ~銘鑑漏れ 見事な鞘の一刀~

高田住正則 ~銘鑑漏れ 見事な鞘の一刀~
高田住正則
– Takada ju Masanori –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/693/00.html

手元資料乏しく、本刀正則について詳細不明ですが、銘振りに違和感は無く、正真銘と思われます。
杢目鍛えの地鉄が肌立ち、特筆すべき鍛錬疵は無く、肌好きな方にはうってつけ。刃文は丁子乱れを巧みに焼き上げています。

附属の拵は豪華な鐺と手間がかかった鞘が印象的で、十六葉菊花紋と五三桐紋散らしの黒石目塗り。柄に使用されている金具は、それぞれ仕事の良い物が装着されています。
縁と頭の図柄が合っていないので、頭を角にされるか、或いは菊花や秋草図の縁頭に替えますと、より一層本拵の価値が高まります。
お求め易い低価格にて御案内致しますので、保存刀剣審査を御受審頂き、本刀の価値を高め、育ててあげて下さい。
古研ぎ身で地刃の観賞に支障はございませんが、再研磨されますと更に良くなる一刀です。

裸身重量647グラム。  拵に納めて鞘を払った重量928グラム。

無銘 ~上研磨し上がったばかり 数珠刃の如き刃文~

無銘 ~上研磨し上がったばかり 数珠刃の如き刃文~
無銘
– Mumei –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/692/00.html

江戸前期作の古身を九八式軍刀拵に納めた高級品で、出自が士族、または当時裕福であった将校の指料です。
無銘ながらも特筆すべき鍛錬疵は無く、緻密に練られた地鉄が精美で、匂口明るく冴えた大互ノ目乱れは数珠刃さながら。太く覇気在る足が新々刀の如く刃先に抜け出さんばかりに頻りに入り、匂口はふわりと柔らかい感じの出来口を示しています。

平成26年に大阪の旧家より譲り受けた時点では、薄錆に包まれていましたものを、当店にて美術観賞用上研磨を施しました。
諸工作にコストをかけると採算がとれない今の時代ではありますが、縁があって当店にやってきたであろう刀剣を、本来あるべき美しい姿に蘇らせ、後世に伝えたいとの思いから、お客様に代わりしっかりとした研磨を施しました。正直表記価格では薄利しかございませんが、店主町井勲の愛刀精神を引き継ぎ、大切に御所時下さる方にお譲りできれば幸いに存じます。
研ぎあがり最上の状態ですので、是非保存刀剣審査を御受審頂き、本刀に極めをつけてあげてください。

附属する拵は九八式軍刀の後期形で、鮫皮部分はセルロイド製。鞘は帯青茶褐色の石目塗りの鉄鞘です。

裸身重量709グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,056グラム。

無銘 ~石堂系の丁子乱れ見事な一刀~

無銘 ~石堂系丁子乱れ華やかな一刀~
無銘
– Mumei –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/692/00.html
現状ではわけのわからない変な研ぎがかけられ、その上耐水ペーパーで擦ったようなヒケが無数にあり、みすぼらしい姿になっていますが、特筆すべき疵欠点無く、焼頭が鎬にかかるほど高い、明るく冴えた丁子乱れが判然と見え、研ぎ上がりが非常に期待できる一刀です。石堂系鍛冶で保存刀剣鑑定書が交付されることでしょう。
手持ちバランスもこの上なく、片手で扱い易く、居合や抜刀に適していますが、出来が良く、古い拵が附属しているだけに、しかるべき研磨を施し鑑定書をつけて後世に遺して頂きたい逸品です。
研磨諸工作の御相談はお気軽にどうぞ。

裸身重量649グラム。  拵に納めて鞘を払った重量928グラム。

肥前國住忠吉 ~居合・抜刀の稽古に最適。勿論観賞用としてもお薦め~

肥前國住忠吉 ~居合・抜刀の稽古に最適。勿論観賞用としてもお薦め~
肥前國住忠吉
– Hizennokuni ju Tadayoshi –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/691/00.html

忠吉と大銘が切られた一刀。勿論銘は首肯できるものではありませんが、華やかに乱れた丁子刃が見事で、研ぎあがりが機体できる作品です。
現状では全体を耐水ペーパーで擦った状態であるため、地鉄は確認できませんが、明るく冴えた乱れ刃はしっかりと確認できます。
当面現状のまま居合や抜刀のお稽古にお使いになり、資金が出来たところで研磨を施して御所時頂くのがお薦めです。勿論ご購入当初から再研磨を施して美術鑑賞刀として御所時頂くことも大歓迎です。手持ちバランスも良い刀で柄巻きは裏革で手持ちも良いです。
研磨諸工作の御相談はお気軽にどうぞ。

裸身重量738グラム。  拵に納めて鞘を払った重量1,043グラム。

盛高 ~九州を代表する刀工~

盛高 ~九州を代表する刀工~
盛高
– Moritaka –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/wakizashi/382/00.html

初代盛高が鎌倉時代の永仁の頃、筑前國太宰府、宝満山の僧門で修験道者の刀を鍛えたことが、金剛兵衛盛高一派の始まりです。その後、江戸時代の寛永年間に肥後國の大名、細川三斎公に従い、熊本に移住し現在の八代市の妙見宮の修験道者の刀鍛冶として幕末まで続きました。
中心尻が卒塔婆形と呼ばれる形状となり、出来は直刃の物が多く、良く錬られた地鉄が肌立つことが特徴です。

この脇指は緻密に練られた杢目が肌立ち美しく、明るく冴えた直刃を焼き、二重刃や足も見られ、戦が多かった当時の作としては、出来が良く、、まさに実用兼美の一刀です。
長らくまともに手入もされていなかったようで、地刃はご観賞頂けるものの、現状は少々みすぼらしい姿になっております。心在るお客様、お安く御提供させて頂きますので、どうか本脇指を当店にて再研磨頂き、本来あるべき美しい姿でお膝元に置いて愛でて下さい。

裸身重量421グラム。  拵に納めて鞘を払った重量593グラム。

浅井安綱 ~直刃の中に互ノ目を焼いた珍しい作品~

浅井安綱 ~直刃の中に互ノ目を焼いた珍しい作品~
浅井安綱
– Asai Yasutsuna –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/wakizashi/381/00.html

本名浅井保。刀銘は「一刀斎」「安綱」

いよいよ敗戦色が濃くなった当時の日本。物資の不足が軍刀にも大きく影響し、九八式軍刀の末期型にもなると、鐔の桜花が判然としない物が現れます。
この刀もそんな時代に鍛えられた一刀で、鐔の桜花が判然としていません。急な派兵でよほど納期がなかったのか、刀にはばきを合わせるのではなく、はばきに合わせて中心や刀身が削られ、無理矢理に加工されています。それ程までに切羽詰る状況だったのでしょう。

刀身の出来は非常に面白く、直刃の中に互ノ目を焼き込んでいます。互ノ目は水面に水滴が落ちたような情景を示し、焼頭は丸く、また、足によって二つに割れたような様を見せています。

尚、この刀は当店にて美術観賞用上研磨を施しました。研ぎあがったばかりの地刃の冴えと、前述の直刃の中に現れた互ノ目乱れの妙を存分にお楽しみ下さい。※鞘は鉄鞘です。指裏中程の鎬際に二箇所、斜めに鍛え筋がありますが、観賞の妨げにはなりません。

裸身重量617グラム。  拵に納めて鞘を払った重量976グラム。

直刃の中の互ノ目
この刃文が面白い!!

國光 ~保存刀剣鑑定書付き~

國光 ~保存刀剣鑑定書付き~
國光
– Kunimitsu –
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/tantou/157/00.html

杢目肌柾流れた地鉄には、皆焼刃の如き沸映りが判然と立っています。指表に疵気があるものの、刃中には荒沸が付き、匂口深い箇所や金筋、砂流、二重刃のような直刃など、複雑な変化に富んだ出来口を示す短刀です。
國は不明ですが室町後期の正真作として、日本美術刀剣保存協会から保存刀剣鑑定書が交付されています。
振袖中心のような中心の反りは、鎌倉期の短刀を思わせ、古雅な雰囲気を漂わせています。

いつ適正価格に改定するかわからない、店主 町井勲の気まぐれ特価にてご紹介致します。保存刀剣鑑定書付き在銘古刀の短刀が、消費税を含めましても10万円を切る超破格値での御案内です!!
早い者勝ちですのでお申し込みはお早めにどうぞ!!

裸身重量146グラム。。