刀 大磨上無銘(金房) 内外共に鑑定書付き

大磨上無銘(金房)
大磨上無銘(金房)http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/katana/529/00.html

金房派は大和五派(尻懸、千手院、当麻、手掻、保昌)のいずれとも関係が明らかではないものの、手掻派の末とも言われる室町末期に奈良に隆盛をみた一派です。
作風には伝統的な大和伝は鑑られず、身幅の広い先反りのついた末備前、末関などと共通する打刀姿であり、刃文も互ノ目調の大乱れで匂口が沈んだ感じの物が多く見られます。

本刀は無疵無欠点にして、直刃調子に小乱れの大変古雅な出来で、帽子の深い返りなどに注目せずに粗見すると、鎌倉期の山城物に見紛う出来口で、附属の拵は切羽のすり替えもなく、製作当時のまま伝えられています。内外共に保存状態が良く、後世に大切に遺し伝えて頂きたい一刀で、健全なる古雅な直刃調小乱れの古名刀をお探しの方や刀剣趣味玄人の方に自信をもってお薦めする逸品です。

裸身重量825グラム。 拵に納めて鞘を払った重量1,129グラム。

盗む

居合術を教授する時、私がよく門弟に言う言葉。

眼で盗め!

手取り足取り教えるのは簡単で、教わる方も「なんて親切な指導」と思うことでしょう。
しかし、RPGを攻略本を見ながら安易にクリアするようで私は嫌いです。

そう言う指導は短期間で形は上手になれても、技術としては身につかないのではないかと考えます。

とにかく「眼で盗め!」と口うるさく指導するのですが、正直なところ「何を見てたの?」と落胆することが多い。
形の手順をすぐに覚えることができなくても、一刀一刀における刀の位置、角度くらいはせめて一度で覚えてもらいたい。
一度で覚えることができなくても、10ある動きならその中の1だけでもいいから、己の眼で見て覚え、身につけてもらいたい。

どうしてそんなことをするんですか?

と言った質問も良いが、初心者のうちはただ黙って師の動きを忠実に写すことに専念すべし。

本部道場定例稽古

20160904
前半は初伝形を八本目まで。
後半は久々に剣術形七本目まで。

まだまだ冷や汗かくほどの激しい稽古はできない。
今はしっかりと基礎を叩き込むことが先決。

大阪豊中岡町道場定例稽古


この日は終始初伝形を抜かせる。

その中で気になる動きを改善すべく指導にあたる。
刀を振りかぶる、刀を納めると言う単調な所作ですら、武術として成立しなければ私が標榜する居合術ではない。

John Michael “Ozzy” Osbourne氏 修心館を訪ねる

昨年11月28日、オジーオズボーン氏が御子息ジャック氏とご一緒に修心流居合術兵法本部道場を訪ねられました。

「Ozzy And Jack’s World Detour(オジーとジャックの世界の回り道)」

その時収録されたVTRが日曜にアメリカで放送されるそうです。

Ozzy & Machii family

昨年11月26日のブログで、店を徹底的に片付けたという内容のものを掲載していましたが、実はオジーオズボーン氏の御来店を控えてのものだったのです。

そして同28日のブログ記事“超大物”で名を伏せさせていただいていた人物こそ、オジーオズボーン氏でした。

ようやく番組の放送日時が迫り、今日公開できるに至った次第です。

日本での放送はまだ先でしょうが、アメリカにお住まいの方は是非とも、日曜放送の「Ozzy And Jack’s World Detour(オジーとジャックの世界の回り道)」をご覧下さい。

Ozzy & Isao Machii
オジーオズボーン氏と吉川メソッド前の私。

jack & Isao Machii & Masahiro
オジーオズボーン氏の御子息、ジャックさんと中西将大刀匠と。

神速の抜付


神速の抜付 生き残るための居合術 修心流居合術兵法

稽古は安全に行うことに主眼をおいていますので、動画では素手で抜付を行っています。
しかし、これが真剣を帯刀していたとしたら…?

動画では受けをとっている柳原君が、時代劇役者のように倒れていく様が収められていますが、役者気取って倒れているわけではありません。
抜付と同時に柳原君の軸が崩されているため、バランスを保てず、ゆっくりと倒れこんでいってるのです。

揺れる

一概には言えないのかもしれませんが、ユーチューブなどで様々な居合関連動画を見るに、軸を揺らす、或いは揺れている人をよく見かけます。
そう言う人に限って、何かしら古流派の宗家という肩書きを語っている傾向が強い。

武術とは余計な動きを排除して行き、自然な動きを求め、その結果それが速さとなるものと信じています。

鯉口や柄に手をかけるにしても、横から掴みに行く動きは隙でしかなく、誘いの意味で行うならまだしも、そのような意味もなくされているのであれば、それは生き残れる居合とは言えないと考えます。

家を建てるにしても、しっかりと芯柱を垂直に建てるからこそ他の柱も支えられるわけですから、それは人の身体も同じと言えるでしょう。

演武を見て、何か疑問に感じたときには、この世の法則をまず考えれば答えは必然的に出るものです。

平成の侍 in 吉川メソッド

http://yoshikawa-method.co.jp/wps/?p=5403
29日、吉川先生との対談があり、五ヶ月ぶりに吉川メソッドのプラチナトレーニングを受けてきました。

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やはり一流の指導は凄い!

高いが料金に見合うだけの成果はあります。

僕が指導する修心館も、居合術理習得には凄く効果があるんですけどね…
悲しいかなこちらはさっぱり人が増えません。

ダイエット筋トレ最高峰が吉川メソッドなら、修心流居合術兵法は居合の最高峰なのですが(苦笑

ミリ単位で軸を修正する様は吉川メソッドと同じ。
いくら素振りしても、いくら畳表が切れても、使えないものは居合とは言えない。

そこのところを理解する者だけが、今のところ少人数とは言え修心流居合術兵法を僕から学んでいます。

居合を生業にする

居合術の教授だけで生計を立てたい。
常々ブログで書いていますが、なかなかそれが実現できない。
単に金儲けとして居合を教授するなら、様々な手法があるのでしょうが、商才がない上に純粋に居合を研鑽したいと言う思いが、商売上手にさせないようです。

現在、兵庫の本部、大阪の豊中、東京、北京、シアトルに稽古場を構える修心流ですが、皆様がご想像するほど月謝収入があるわけではありません。
入門希望者はいつでも受け入れていますが、積極的に募集をかけてはいません。なにぶん事務局等が無く、全て私一人で運営しているため、忙しくて広報活動には勤しめないという悲しい現実であり、居合教授の場を広げれば広げる程生活は苦しくなっているのが現状なのです。

例えば東京道場へ直伝指導に行くと、新幹線等の交通費や稽古場賃料を差し引くと、手元残るのは僅かです。
しかし、熱心に私の居合技術を求め、稽古場に顔を出してくれる門弟達を見ると、出来うる限りのことをしてあげたい気持ちに駆られ、少しでも腕が上達するよう包み隠さず真摯に指導に当たります。そしてできなかったことが出来るようになった瞬間に門弟達が見せる笑顔が、私の苦労と疲れをも吹き飛ばしてくれるのです。
これは東京道場だけでなく、各稽古場に集まる門弟達に対しても同じです。

何かを生業にするというのは、需要と供給のバランスが大きく影響します。

例えばダイエットに関するパーソナルトレーナーの料金を見てください。有名なトレーナーを雇うと、その対価は数万円と高額です。
それでもその高額な代金を支払う人がたくさんいます。
ところが今日本の治安が悪く、腰に刀を帯びて歩くのが当たり前の時代であったならどうでしょうか?
ダイエットより、まずは我が身を守らなくては! と言う状況にあると、僕をはじめ古武術の師範達がパーソナルトレーナーとして求められることでしょう。

居合で飯が食えないということは、それだけ平和だと言うこと。平和だからボケて自称宗家も現れるし、系譜捏造の胡散臭い流派も台頭する。
まぁ、平和が一番なのでこれはこれでいいのかもしれません。