来月、米国のカンザスとシアトルの二箇所で居合の講習会を行う予定なのですが、果たしてどれ程の参加者が見込めるのか不安です。
過去、ブラジルで開催した講習会は盛況でしたが、これは国際交流基金が主催で完全無料だったこともあります。
私の講習会はけしてお安くはありませんが、支払う金額以上のことは知ることができると自負しています。※体現、会得は難しいです。
試斬講習会と題すれば人がたくさん集まるのは眼に見えているのですが、私は試斬の手解きのみと言うのは今のところ受けておりません。
私にとって試斬とはそれほど価値がないものなのです。
私が伝えたいのは試斬ではなく所作と身体捌き。
試斬とはそれらを体得した後に自ずと身に付くものと考えています。
力をかけず相手を崩す、正中線の大切さ、刀とは本来どのように使うべきものなのか、を一人でも多くの人に伝えたいのです。
数少ない参加者の中に、それに気づいてくれる人が一人でも現れれば、私の講習会の目的は果たされます。